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2021年09月11日

『浜の朝日の嘘つきどもと』公開記念舞台挨拶|高畑充希「大久保佳代子さんはいい香り」

『浜の朝日の嘘つきどもと』公開記念舞台挨拶|高畑充希「大久保佳代子さんはいい香り」



『浜の朝日の嘘つきどもと』公開記念舞台挨拶 画像ギャラリーはこちら
 

高畑充希主演『浜の朝日の嘘つきどもと』の公開記念舞台挨拶が9月11日(土)に行われ、主演の高畑充希、柳家喬太郎、大久保佳代子の主要キャストとタナダユキ監督が登壇した。

『百万円と苦虫女』『ロマンスドール』など多くの話題作を世に送りだして来たタナダユキ監督が、主演に高畑充希を迎えオリジナル脚本で挑んだ本作は、福島県・南相馬に実在する映画館「朝日座」を舞台に、東京の映画配給会社に勤めていた福島県出身26歳の茂木莉子(本名:浜野あさひ)が恩師との約束<「朝日座」再建>のため、小さな“嘘”をついても映画館を守ろうと奮闘する姿を描いている。

また、映画のアフターストーリーを描いたドラマ「浜の朝日の嘘つきどもと」が福島中央テレビ開局50周年記念作品として昨年放送。映画と同じく監督・脚本にはタナダユキ。ドラマでは竹原ピストルと高畑充希が W 主演を務め、現在各配信サイトで配信されている。



ステージに登壇したキャストたちは、映画のキャッチコピーにちなんでそれぞれが「いらっしゃいませ、ようこそ映画館へ!」と可愛らしくご挨拶。老舗映画館「朝日座」再建に奮闘する役どころの高畑は、昨年の自粛期間明けの夏に行われた撮影を振り返り「タナダ監督の映画愛とロケ地・福島の空気感に癒されました。こんな状況ですが、全国の映画好きの皆さんの気持ちが軽くなって、温かい気持ちなってもらえたら嬉しい」と東京での封切りに笑顔。タナダ監督も「映画は観てくれる人がいないと完成しませんから」と感染対策を施して駆け付けた観客に感謝の思いを伝えた。



「朝日座」の支配人を演じた喬太郎は「普段の高座とは違って、華やかな皆さんとこうしてご一緒できて嬉しい。でもこういう舞台挨拶は慣れていません。座らせていただけたらありがたいなあ」と落語ボケ。高畑と喬太郎の丁々発止のやり取りも、本作での笑いを誘う見どころの一つ。高畑は「初日から“黙れ、じじい!”というセリフがあって…。ちゃんと事前に“ごめんなさい!”と謝って気にせずにやっていたら、罵倒される師匠の顔が可愛く見えてきて。どんどんエンジンがかかった」といたずらっ子のように熱演報告。その言葉に喬太郎はショックを受けるのかと思いきや「私生活でもしょっちゅう言われていることですから。でも高畑さんのような可愛い方に言われることはないので、快感でした。この時間がずっと続けばいいと思った」とジョークで重ねて笑いをとった。

また「今だから言ってみたいこと」を聞かれた高畑は「撮影中から喬太郎師匠のことを“キョンキョン”と呼びたくて。愛称でそう呼ばれてるとネットで見たんです。でもなかなか呼べなかったので、今日は“キョンキョン”と言おうと意志を持って来ました。そうしたら楽屋で師匠の方から“キョンキョンでいいですからね”と言って頂きました」と粋な気遣いに感謝。高畑は喬太郎のニックネームである“キョンキョン”呼びを「今日、舞台裏で達成しました!」と嬉しそうに報告した。そんなエピソードに照れる喬太郎は、高畑から「呼べてよかった。ね、キョンキョン」と声をかけられると「もう死んでもいい!」と体を折り曲げて赤面。高畑は「1年越しの夢が叶いました」と大喜びだった。



一方、大久保は本作のPR活動時の出来事として「高畑さんとの写真撮影になると、カメラマンからバックハグを要求されることがあって。私はなかなかできないのに、高畑さんは躊躇せず後ろからガバッとしてくる。自分の首から加齢臭がしていないかとかドキドキして乗り越えた2ショット撮影…。しんどかった」と自虐。すかさず高畑は「大久保さんはいい香りでしたよ!」と優しくフォローしていた。

最後に高畑は「みんなで今作るべき映画を今作った作品。クスッと笑えるユーモアもありながら、温かい視点でグサッと胸に刺さるところもある。今だからこそ、映画好きをはじめ、多くの方々に見てほしい」と大ヒットを祈願した。

ストーリー

100年近くの歴史を持つ福島・南相馬の映画館「朝日座」。ある日、茂木莉子と名乗る女性(高畑充希)が支配人の森田保造(柳家喬太郎)の前に現れる。莉子は、<経営が傾いた「朝日座」を立て直す>という高校時代の恩師・田中茉莉子(大久保佳代子)との約束のため東京からやってきた。すでに閉館が決まり打つ手がないと諦めていた森田だが、見ず知らずの莉子の熱意に少しずつ心を動かされていく。果たして「朝日座」の運命やいかに……。

作品情報

『浜の朝日の嘘つきどもと』絶賛公開中
出演:高畑充希 柳家喬太郎 大久保佳代子
甲本雅裕 佐野弘樹 神尾 佑 竹原ピストル/光石 研/吉行和子
脚本・監督:タナダユキ
主題歌:Hakubi「栞」(unBORDE)
制作プロダクション:ホリプロ
配給:ポニーキャニオン
公式サイト:hamano-asahi.jp 
公式SNS:@hamano_asahi

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