こうの史代のコミック『この世界の片隅に』を原作とする長編アニメーション映画の製作がこの度、正式に決定した。クラウドファウンディングで過去最大の支援を集めた本作は、2016年秋の公開を予定している。

クラウドファウンディングで支援者数の国内最高記録を樹立！

(C)こうの史代・双葉社／「この世界の片隅に」製作委員会

映画『この世界の片隅に』は、2007年から2009年にかけて『漫画アクション』で連載されていた、こうの史代のコミックが原作。第二次世界大戦中の広島を舞台に、呉市の見知らぬ若者へ嫁いだ少女と、周囲の人間の日常生活を描いた作品だ。原作コミックは第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞している。

2012年にTwitterで映画の製作が発表となった後は、監督によって製作状況がウェブメディア上のコラム連載で報告されていた。指揮を執るのは『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督。準備作業に4年を費やし、現在はシナリオ・絵コンテが完成した段階との話だ。

今年3月からはクラウドファウンディング『Makuake』で製作資金を募り、話題にもなっていた本作。最終的に、支援者数としては国内最高となる3,374人から3600万円以上もの支援が集まり、今回、製作委員会が正式に発足した運びとなる。

映画『この世界の片隅に』は、2016年秋に全国の映画館で公開予定。

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