大泉洋に「ディカプリオ!」の歓声!?ポルト映画祭・現地レポ

アイアムアヒーロー 大泉洋 ファンタスポルト‐第36回ポルト国際映画祭 ポルトガル

2016年4月23日より公開となる映画『アイアムヒーロー』が、「ファンタスポルト‐第36回ポルト国際映画祭」のコンペティション部門にて上映され、現地の模様がシネマズに到着した。

ポルトガルに大泉洋が見参!映画『アイアムヒーロー』

アイアムアヒーロー 大泉洋

映画『アイアムアヒーロー』は、退屈で平凡な日常が、ある日突然サバイバルワールドに変貌、想像を超える展開で読者を圧倒し続け、累計500万部を突破した花沢健吾原作の同名人気コミックを映画化した作品。主演をを大泉洋、さらに長澤まさみ、有村架純など人気俳優たちが集結し、『図書館戦争』『GANTZ』シリーズを手がけた佐藤信介監督のメガホンによって実写化される。

このたび、本作がポルトガル第二の都市ポルトにて開催されている「ファンタスポルト‐第36回ポルト国際映画祭」のコンペティション部門にて上映された。1981年から開催されているポルト国際映画祭は、スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭、ベルギーのブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭と並んで、“世界三大ファンタスティック映画祭”の1つに数えられており、SF、ホラー、スリラー、サスペンスといったジャンルに定評がある映画祭。

既に昨年2015年10月に行われた第48回シッチェス・カタロニア国際映画祭では、クオリティと突き抜けた面白さが認められ、最優秀特殊効果賞と観客賞をW受賞している本作は、3月29日から行われるブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭への出品も決まっており、このポルト国際映画祭への参加はファンタスティック映画祭三大制覇がかかった重要な上映となった。

現地時間3月1日の上映にあわせ、主演・大泉洋と監督・佐藤信介、原作・花沢健吾は現地入り。上映に先駆け、ポルトの名所をいくつか巡った。

アイアムアヒーロー 大泉洋 ファンタスポルト‐第36回ポルト国際映画祭 ポルトガル 佐藤信介監督 花沢健吾
大泉洋(中央)佐藤信介監督(左)原作者・花沢健吾(右)

ユネスコにより旧市街が世界遺産都市にも指定されている当街一番のランドマークである「ドン・ルイス1世橋」や、青を基調としたポルトガルのタイルで外壁を覆った「サント・イルデフォンソ教会」「カルモ教会」などを訪れた大泉洋は「どこへ行っても雨か雪の私ですが、ポルトガルでは晴れ! 私が滞在している間だけ晴れています。ポルトが大好きになりました。映画祭は、釜山国際映画祭と上海国際映画祭に行ったことがありますが、ヨーロッパは初めてです。昨年シッチェス・カタロニア国際映画祭にて、『アイアムアヒーロー』が観客賞を受賞したことが自信になっています。お客さんの純粋な評価が反映される賞ですから。ポルトガルのお客さんの反応も楽しみです。世界三大ファンタスティック映画祭を制覇したい!」と、公式上映を前にした意気込みを語った。

会場であるTEATRO MUNICIPAL RIVOLIにて23時過ぎから行われた上映には700人を超える観客がつめかけ、2階席まで満席にとなった。上映前の舞台挨拶にて大泉洋はポルトガル語で、「皆さんこんばんは。私はクリスティアーノ・ロナウドです。……すみません、嘘をつきました。私は大泉洋です」と挨拶し、会場は大爆笑に。場内から飛んだ「ディカプリオ!」という歓声にも瞬時に「オブリガード!(ありがとう)」と返すなど、ポルトガルでも、いつもの大泉洋を炸裂させていた。

アイアムアヒーロー 大泉洋 ファンタスポルト‐第36回ポルト国際映画祭 ポルトガル 佐藤信介監督 花沢健吾

上映中は2時間余すところなく、常に爆笑と絶叫が会場中から聞かれ、少し目をそむけたくなるようなシーンではことさら拍手喝采が巻き起こり、さらに上映終了後は、3人に向けて観客たちからスタンディングオベーションが贈られた。3名はロビーでも、興奮冷めやらぬ様子の観客に熱狂的に迎えられ、握手やサインを求められ、観客からは「アメイジング!」「すごい映画だった」「怖かったが笑えるシーンも多かった」など、絶賛のコメントが多く寄せられていた。

ポルト国際映画祭を終えた、3名からのコメントは以下のとおり。

大泉洋/主人公・鈴木英雄役

何としてもポルトガルで笑いをとりたい、という気持ちで舞台挨拶に臨みました。そしてとても優しい笑いをいただきました。
会場の盛り上がりに、とにかく驚くと同時に、この映画の観方を教えてもらったように思います。『アイアムアヒーロー』はこんなに笑いながら観る映画だったのかと……。周りが笑うので僕も笑ってしまいました。ここまで完璧に受け入れられるとは思っていなかったので、これは自分の妄想で、目が覚めてしまうんじゃないか、と怖くもあります。

上映後は、映画では初めてスタンディングオベーションを経験しました。さらに、ロビーではサイン攻めにあって、次第におもしろくなってきてしまいました。自分がハリウッドのスターにでもなったような気分です。だんだん自分が今までどうやってサインを書いていたのか分からなくなってきて、最後の方はぐるぐるしたサインを書いていましたね。

世界に通用する映画だと思ってはいましたが、今日観客が熱狂する姿を見て、改めて確信しました。監督と花沢先生のお二人にはとても感謝しています。お中元を贈らなければいけないな……。「俺、どうなっちゃうんだろう? すごいことになっちゃうんじゃないか?」と少し怖いです。この熱狂ぶりをみると、受賞もありえるのではないか、と思えてきます。さらにもっと色々な国の方々にも観てもらいたいです。アメリカのアカデミー賞には間に合いませんか?

佐藤信介監督

ちょっとしたセリフや驚かせるポイントで、波のように反応があり、作り手としてとても感動しました。撮影は大変でしたが報われました。ファンタスティック映画祭に向いた作品を日本で作り、ファンタスティック映画を愛する、普段とは違う観客と接することができて嬉しかったです。

花沢健吾/原作者

漫画家は読者の直接的な反応を味わうことがなかなかないので、映画に変換されたことで反応を目にすることができてとても嬉しいです。「ありがたい」の一言です。上映後はサインをもとめる観客に囲まれ、ゾンビに襲われているような恐怖を少し感じました。お客さんの反応を見ると、映画の完成度の高さが、間違っていないと分かります。大泉さん、監督に感謝しています。

映画『アイアムアヒーロー』は2016年4月23日(土)より全国ロードショー。

(C)2016映画「アイアムアヒーロー」製作委員会 (C)花沢健吾/小学館

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