RADWIMPS野田洋次郎の初主演映画「トイレのピエタ」プレミアム上映会舞台挨拶!

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絶大な人気を誇るロックバンド「RADWIMPS」のボーカル&ギターの野田洋次郎さんが初めて演技に挑む主演映画『トイレのピエタ(6月6日公開)』のプレミアム上映会が2015年5月21日に丸の内ピカデリーで行われました。

登壇したのは主演の野田洋次郎さんをはじめ、共演の杉咲花さん、リリー・フランキーさん、市川紗椰さん、そして松永大司監督。

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トイレのピエタ プレミアム上映会舞台挨拶

最初にマイクを持ったのは、本格的な演技が初めてだとは思えないほど自然体な演技で主人公・園田宏を好演した野田洋次郎さん。

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「平日なのに多く人に集まっていただいて本当にありがとうございます。監督に会ったのは2年前で、その時に脚本を読んで素晴らしい作品だな関わりたいなと思って、それから1年間監督と喧嘩したり仲直りしたり恋愛みたいな関係を続けて、そして撮影をして素晴らしいキャストの方たちと出会って、本当に僕の人生にとってかけがえのない作品になったので今日を迎えられて幸せに思います。じっくり楽しんでいって欲しいなと思います。よろしくお願いします。」

と、これまでの苦労を振り返りながら感慨深い様子でコメント。

続いて、主人公・宏にストレートな感情をぶつける女子高生・真衣を演じる杉咲花さんは役柄に反して消え入りそうな声で

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「今日は来てくださってありがとうございます。素晴らしいキャストのみなさん、スタッフ全員が本当に素敵でこの映画ができました。この映画を観て何かを受け取ってもらえたら嬉しいです。最後まで楽しんでいってください。」

と緊張を書きしきれない様子でコメントするも、リリー・フランキーさんからは「ものすごい声が出てない」と突っ込まれたり、野田洋次郎さんからは「生放送じゃないから大丈夫」とフォローされるなど和やかな雰囲気に。

宏と同室の患者・横田を演じたリリー・フランキーさんは

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「完成披露試写会でこんなに若い女の人が沢山いるのは初めてです。だいたい完成披露試写会って老人しか集まらないんですけど(笑)この映画の新しい可能性というか。こんな立派なところで完成披露試写会ができるような作品なのに手作り感のある暖かい映画になったなと思います。公開は間近ですけど長く上映されるかわかりませんので、しっかり観て宣伝してください」

と飄々とした役柄そのままの雰囲気でユーモアたっぷりにコメント。

宏の大学時代の恋人・さつきを演じた市川紗椰さんは

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「初めての映画出演で現場でも至らないことばっかりだったんですけど、温かいスタッフに囲まれて、この作品に参加できて光栄だなと思っています。」

と初々しくコメント。

自ら脚本も手がけた松永大司監督は

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「今日が一般のお客さんに観てもらえる初めての日です。僕にとっても洋次郎にとっても、ここにいるみんなにとっても、とても特別な日になるなぁ〜と思います。今日は楽しんでいただけたらと思います。本当にありがとうございます。」

とコメントし、長い月日をかけて完成した作品が無事に公開を迎えられる喜びを噛み締めていました。

RADWIMPS・野田洋次郎と、俳優・野田洋次郎の違い

ミュージシャンではなく役者としてステージに立っていることについての思いを聞かれた野田洋次郎さんは

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「違和感ですね(笑)不思議な感じがします。力をどこに込めていいか分からない。」と戸惑いの心境を漏らしつつも「本当に世の中に出て欲しい作品だったので、とにかく嬉しいです。この場に立ち会えて。」と喜びのコメント。

出演を決めたキッカケを質問されると

「僕自身、人前で歌ってはいるけど世界との関わり方が上手くない人間なので、この映画の脚本はすごい救いになったんですよね。この世界には自分と同じ人間がいるんだなと思えて、なんでもいいから関わりたいと思って2年前に監督と始まりました。」とコメント。

映画を作ることと音楽を作ることの違いについて尋ねられると

「全然違います。やっぱり映画は監督のものなので、僕は撮影や話し合いのために人生をちょっとお貸ししますという感じでした。音楽は監督も脚本も主演もやってる感覚があるので、たまに監督が一人でもがき苦しんでる様子を端から眺めてる瞬間もあって今までにない楽しい経験でした。」と自身の考えをハッキリと答えていました。

野田洋次郎さん自身が手がけた主題歌「ピクニック」が生まれたキッカケを教えてほしいという質問には

「この映画に出演したことが想像をはるかに超える経験で、死に向かう作業もそうなんですけど、監督や共演者からもらうエネルギーがあまりにも愛しくなってしまって、それが無くなる前に曲に落とし込もうと思いました。とにかく忘れないように焦りながらもじっくりと数日間で作りました。」と制作秘話を語ってくれました。

オーディションで監督に泣かされた!?

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作品に対する思い入れを質問された杉咲花さんは「初めてオーディションに行った日に監督にすごく泣かされたんです。」と告白。

すかさず松永監督は「いや、泣くシーンだったんです。」とフォローするも、杉咲花さんは「(泣く演技をしたら)そんなのオレにもできるって言われて、真似されたんですよ。」と当時を思い出しながら恨みを語っていました。

そのやり取りを見ていたリリー・フランキーさんが「そういう性癖なんですよ(笑)」とツッコむと、野田洋次郎さんも「泣けば泣くほど喜ぶから(笑)」とコメントし息もピッタリ。

ただ、杉咲「オーディションで監督に泣かされることは多かったんです。でも、監督が自分と対等に向き合ってくれてる感じが嬉しくて、あんなに泣かされてたのに毎回オーディションが終わると楽しかったと思ってました。」

商業映画的じゃない手作り感

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出演を決めた理由を尋ねられたリリー・フランキーさんは

「どんな映画も脚本が面白く無いと参加したいなとは思わないんですけど、脚本を読ませていただいたら面白くて、監督の過去の作品にも興味があって、監督が出演してたウォーターボーイズも見てましたし。」とコメントし、まさかの過去を暴露された松永監督は苦笑い。

続けて「その監督が脚本も書いて、主役が洋次郎君で、洋次郎君がやってるバンド・・・クレイジーケンバンドでしたっけ?」とのコメントについては、すかさず野田洋次郎さんが「違います!」とツッコミ。

その後もボケ続けるリリー・フランキーさんを相手に「撮影中もこの調子なのでリリーさんとのシーンは大変でした。笑ってしまうのをどう抑えるか、この生き物をどう抑えるか? という課題で持ちきりでした(笑)」と撮影中の苦労を語る野田洋次郎さん。

そんな指摘を受けてもリリー・フランキーさんは「でも、今回は病人という設定なので肋骨を3本抜いて体重も40キロくらい落として」とコメントするなどさらに自由な方向へと。

そんな2人のやり取りを見ていた松永監督が「撮影の待ち時間もリリーさんと洋次郎は本当に楽しそうなんですよ」と笑顔でコメントする姿からも和やかな撮影現場の雰囲気が伝わってきました。

終始自由なトークを繰り広げるリリー・フランキーさんなのですが「商業映画なのに商業映画的じゃない手作り感が最初からあって参加したいなと思いました。」というコメントがとても印象的でした。

心につかえがある人にこそ観て欲しい

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最後にメッセージを求められた野田洋次郎さんは

「奇跡のような家族のような素晴らしいスタッフのもとで作品に携われたのは本当に幸せなことです。初めて映画に出ると決めたときの直感『奇跡のような時間に立ち会えるんじゃないかな』と思ってたのは間違いじゃなかったなと強く強く思ってます。この映画は全ての人に感動を与える映画ではないと思ってます。でも、それでいいと僕は思ってます。表現というのは常に誰かを犠牲にしてしまうかもしれないけど、だけど何割かの人には強く強く刺さるものであって欲しいと願っていて、僕自身、音楽でそういうことをやろうと思っていて、この映画はそういうものになっていると思います。イジメっ子よりもイジメられっ子、清々しく家を出れる人よりは外に出たくない人、胸につかえがある人に観て欲しい。なんか救われる映画になってるんじゃないかなと思います。」と熱い思いを込めたコメントで舞台挨拶を締めくくりました。

また、スケジュールの都合で登壇できなかった宮沢りえさんと、舞台挨拶に合わせて出演が明らかになり以前から野田洋次郎さんとも親交が深い佐藤健さんからはそれぞれメッセージが届いていました。

「音楽を通じて大好きなアーティスト、野田洋次郎さんとお芝居が出来たことは、心、研ぎ澄まされる貴重な時間でした。余計なものを省いた野田さんの表現に学ぶことがいっぱいでしたし、この作品に参加し、宏という主人公を通じて『生きる』という当たり前に思うことは、『奇跡』であることを深く感じられたことに深く感謝です。この作品があらゆるモノを超えて愛されますように。。。」(宮沢りえ)

「野田さんから、映画に出演するという話を聞いていて、今回少しですが参加できたのが嬉しいです。脚本を読ませて頂いて、すごく素敵な話だなと思いました。野田さんの感性で、そのまま、自然なまま出ていけばきっといい映画になると思いました。」(佐藤健)

「トイレのピエタ」は、手塚治虫さんが死の直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされた松永監督が自らオリジナルストーリーで脚本を手がけ完成させた作品です。

余命3カ月を宣告され恐怖の中で生きる野田洋次郎さん演じる宏と、杉咲花さん演じる真衣の今を全力で生きる姿が、きっと観る人にあらためて生きることの意味を考えさせてくれることと思います。

そんな映画「トイレのピエタ」は2015年6月6日(土)から公開です!

(取材:岡部 照将)

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    ライタープロフィール

    岡部照将

    岡部照将

    1978年生まれ。フリーランスのライター・ブロガー・グラフィックデザイナーをしながらフラフラしてます。映画は洋画よりも邦画が好きで、基本的には純粋に楽しむというスタンスです。好きな映画のタイプは「ゆれる」とか「松ヶ根乱射事件」とか、日常に潜む人間の狂気が見え隠れするような作品です。

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