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「君の名は。」遂にもののけ&ハウル超え!邦画興収TOP3全てに絡む男が現れた!


(C)2016「君の名は。」製作委員会


今年、日本映画最大のトピックとなったのが映画「君の名は。」の大ヒット。

ここへ来て「ファンタスティック・ビースト」「海賊とよばれた男」という重量級の大作が登場して、そろそろ勢いも落ちてきそうですが、そもそもこの映画夏休み映画ですからね!

もう外にはクリスマスソングが流れています。

ここまでで「君の名は。」は日本映画の国内興行収入ランキングでついに2位まで上り詰めました。これまでのTOP3は「もののけ姫」「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」という、スタジオジブリ&宮崎駿監督作品が上位を独占していましたが、ついに「もののけ姫」「ハウルの動く城」を抜きました。

日本映画歴代興行収入TOP3全てに絡む男が現れた!


君の名は。 サブ3

(C)2016「君の名は。」製作委員会


そんな中で、意外な現象が起きました。そう!その新たなTOP3にすべてに主要キャラクターのボイスキャストとして参加している俳優がいることになったのです。

それが神木隆之介“君”です。(思わず“君”をつけたくなるのが国民感情ですよね)

95年にキッズモデルとして芸能界デビューをすると05年の「妖怪大戦争」で映画初主演、天才子役として注目されるようになりました。

ただ、極端に“子供であること”“幼いこと”に力点を置いた役にはまらず、丁寧に年齢を重ねいわゆる“子役の壁”を乗り越えていきました。

“易々と”と言っては失礼でしょうが、自然に神木君はスクリーン上・画面上で私たちの目の前で年をとっていました。

近年では「桐島、部活辞めるってよ」のヘタレな映画部員、「バクマン。」のW主役の一人高木秋人などのイメージに近い文系キャラ。

「るろうに剣心京都大火編/伝説の最期編」での感情欠落の天才剣士瀬田宗次郎、「劇場版SPEC」シリーズでは最強のSPECホルダー一+一十一(ニノマエジュウイチ)「神様の言うとおり」では過酷なゲームを喜々として楽しむ天谷武などイメージを裏切る狂気サイドの役。

「脳内ポイズンベイリー」の真木よう子の頭の中の住人、「TOO YOUNG TOO DIE!若くして死ぬ」では初恋のために地獄でロックする高校生とハイテンションなコメディ演技も披露。
イメージ通りの王道的キャラクターからハズしてきたキャラクター幅広くこなすようになってきました。

ちなみに2017年は「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」。「3月のライオン」前後編というビッグプロジェクトが待機中です。

この俳優業と並行して2001年の「千と千尋の神隠し」で声優として本格的に活動をスタート。特にスタジオジブリ作品には4作品に参加。その中の一作「借りぐらしのアリエッティ」や細田守監督作品「サマーウォーズ」などでは明らかに作品上のキャラクターのビジュアルも神木隆之介本人に明らかに寄せてきているように見えます。

冒頭にも書いたとおり、彼は子役出身でありながら加齢がハンデにならなかったレアケースです。

だれかの子供、だれかの幼少期を演じていてもそれが“彼が幼いこと”と等号に結ばれにくく、ランドセルを背負っていても学生服を着ていてもそれより彼の演じている役・役どころがまず目に入り、記号的なものはその後のものになっています。

そして「君の名は。」


君の名は。 サブ6

(C)2016「君の名は。」製作委員会


そしていよいよ「君の名は。」です。ヒロイン三葉役の上白石萌音はオーディションで選ばれたのに対し、瀧役の神木隆之介は新海誠監督のファンを公言していて、新海監督も神木の声を以前から良いと思っていいたということで、相思相愛状態。二人は付き合いかねないといじられているほどです。

神木本人もプライベートでも新海監督の「秒速5センチメートル」のロケ地をプライベートで訪れるほど思い入れがあって、最終的には新海監督に“瀧の声には神木隆之介以外はありえない”と言わしめるまでになりました。

俳優には何を演じてもその俳優本人にしか見えない人、演じたキャラクターが馴染み過ぎてほかの役を演じてもそのキャラクターにしか見えない人などがいます。そういう人たちはいろんな方面に挑戦したり、あえて脇役に回ったりと四苦八苦しながらもなんとか壁を越えようと挑んでいます。

そんな中、神木隆之介“君”という強烈なパブリックイメージがありながら、役の陰・陽、主役・脇役の垣根の楽々と神木隆之介は超えていきます。若干23歳ではあるものの神木隆之介という俳優は日本映画界の財産になりつつありますね。

(文:村松健太郎)
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