五月病を映画でぶっ飛ばせ!真っ直ぐに生きる刑事の背中に男を見る『刑事物語』
GW最高!と言っていたはずが、気がつけば日常。4月からの新年度に張り切っていたはずが、たった少しの連休で心がグラグラ。もしかして、これが五月病?なんて方も多いと思います。
そこで今回は、そんなグラグラの心をぶっ飛ばしてくれる作品「刑事物語」をご紹介します。常に真っ直ぐ、正直に、弱音を吐かずに生きる刑事の姿に、五月病だなんて言い訳は通用しなくなりますよ。
ゆうせいの「あっちじゃない方の気持ちいい映画」
男の魅力は顔でも足の長さでもなく、心意気である
昨今、イケメンだと何かと許される風潮がありますが、正直なところ、結局は顔でも、そして足の長さでもなく、男の魅力は心意気です。
急に何を言っているんだと思われるかもしれませんが、本作を観ればわかります。
主演は武田鉄矢さん。金八先生が有名ですが、実は片山刑事としての顔も持っており、マニアの中ではこのシリーズこそが最高という声も少なくありません。もちろん私のその1人です。
私が言うのも何ですが、武田さんは日本人の平均的な体型であり、モデルのような顔立ちでも、スタイルでもありません。しかし、作中では見事な肉体とアクションを披露し、徹底して弱者を守る、いや、護る姿をこれでもかと見せてくれます。
イケメンじゃなくても、たとえ足が短くても、汗っかきでもいいんです。男の魅力はそんなところで決まりません。もちろん多少は左右されるかもしれませんが、本質はもっと奥のそのまた奥にある心意気です。
本作を観終わるころには、そんな細かいことはどうでもよく思えるほど、片山刑事の生き様に惚れ込んでいることでしょう。
もしかして、明日から本気出すとか言っていませんか?
五月病のせいにして、今日という1日を必死に生きずに、続きは明日やろうとか言っていませんか?
そんなことを言ってる間に、大事なことや大切なことは通りすぎ、1mmも待ってくれません。
片山刑事は、なんか身体がだるい、今ひとつやる気が出ないなんて生ぬるいことは一切言いません。犯罪はいつどこで発生するか分かりませんし、気を抜いてる場合じゃないからです。
ぬるいことを言いそうになったら「刑事物語」を観る。
辛いことや悲しいことが起きて、どうしてもやる気が出ないときも「刑事物語」を観る。
これが1番の特効薬かもしれません。そして、ご安心ください。シリーズは全5作あります。そして、そのどれもが素晴らしいです。
個人的には、第2作の「りんごの詩」と第5作の「やまびこの詩」が甲乙つけがたいと思っております。
時間の無い方は、第1作と上記のどちらからでもご覧いただければ、その瞬間から気持ちがみなぎると思います。そして、エンディングテーマの「唇をかみしめて」を口ずさみつつ、また明日から邁進しましょう!
それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。
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(文:ゆうせい)
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