2016年04月05日

真田丸ゆかりの地を巡る!関西・龍安寺周辺編

真田丸ゆかりの地を巡る!関西・龍安寺周辺編

大河ドラマ『真田丸』、放送開始から3ヶ月が経ちましたね。先日はドラマタイトルでもあり、今後大きく関係してくる「真田丸」があったと言われている大阪城をご紹介しました。
真田丸ゆかりの地を巡る!関西・大阪城周辺編

今回は、真田幸村の墓があると言われている京都の龍安寺(りょうあんじ)についてお伝えできればと思います。

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龍安寺は、美しく均等に整えられた石庭が有名です。世界遺産にも登録されており、国内外からの観光客でいつも賑わっています。

写真は枯山水(かれさんすい)の庭園。龍安寺の一番の見どころといえます。枯山水とは、水を用いずに、石の高低や配置などで山水の趣を表した庭のことをいいます。

予想以上に狭い、と感じる方も多いようですが、実際写真に写っているのは3分の2ほどの面積です。なぜ全体が撮影できなかったかというと、人が多すぎるから。時間や季節、タイミングなどの運にもよりますが、観光客の方を写さずに全体の写真をとるのは至難の技!

私も、拝観時間すぐに訪れたのですが、すでに団体客が。枯山水の庭園を見学できるスペースはそれほど広くないので、写真撮影は意外に難しかったりします。

庭に不自然に散りばめられている石は、全部で15個あります。上の写真の角度からは見られないのですが、大きな石の影にもうひとつ。

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これには東洋の考えが現れているようで、「15」は「完全」を表す数字です。

しかし、この庭には「1つ隠れていて不完全でない」というメッセージがあります。これは、「常に自分に足りない部分を見つめ、現状に感謝する気持ちを忘れてはいけない」という意味が込められているそうです。

このことを念頭に置いて、じっくりと眺めながら自分を見つめ直す時間にするのも良いのかもしれませんね。

さらに、龍安寺には平安時代に貴族が船を浮かべて遊んだと言われてい鏡容池(きょうようち)があります。

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夏にはスイレンの花が咲き、池一面がピンク色に染まるのがとても綺麗です。

そして池に沿って歩いて行くと向こう側にちいさな鳥居が見えます。

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見つかりましたか?ズームするとハッキリとわかります。

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これは弁財天の鳥居です。弁財天とは仏教の守護神のひとり。この弁財天が鏡容池には霊力があると語ったことから、豊臣秀吉が祀ったのだそうです。

そして、真田幸村の墓。通常は一般非公開なので間近で見たりすることはできません。

龍安寺の境内に、塔頭(たっちゅう)・大珠院(たいしゅいん)があり、ここに真田幸村夫妻の墓があるそうです。幸村の七女おかねを妻にした石川貞清が建立したといわれています。

ちなみに、真田幸村の供養墓は全国各地に8つあると言われています。その一つが今回紹介した龍安寺の大珠院。

他に、宮城県、長野県、福井県、大阪府、鹿児島県にそれぞれひとつずつ、秋田県に2つがあると言われています。

京都の観光名所のひとつとあって常に観光客で賑わっていますが、豆知識を持って訪れるととても趣のある場所であり、長い歴史があることを体感できます。教科書や参考書で学んだ人が実際に生きてそこにいたことを想像して、ワクワクしてください!

桜はあっという間に散ってしまいそうですが、4月からGWにかけて京都は修学旅行生や外国人観光客などで賑わいます。ぜひ、京都にお越しの予定のある方は訪れてみてくださいね!

(文:kamito努)

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