今年は「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」の公開があり、そして今月29日に公開を控えている「キャプテンアメリカ シビル・ウォー 」でも、アベンジャーズとしてともに闘ってきたアイアンマンとキャプテンアメリカが2つの派閥に分かれ、ヒーローvsヒーローの熱い戦いを観ることができます。
今年は特にVS映画が熱いですが、VSものは長らく好まれてきました!今回はこれまでの「VS」映画をまとめて参ります。
まず私が「VS映画」と聞いて頭に浮かんだのが…
「スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団」

原題は「SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD」。主人公スコット・ピルグリムが、ある女の子と付き合うために、その元カレ7人を倒していく、というストーリーなのですが、グラフィックも可愛いし、とても気楽に楽しく観られる作品です。私の中で、オススメ映画Top15を聞かれたら入ります!
それでは、さらにさまざまなジャンルのVS映画を見ていきましょう!
エイリアンVS
まずは王道「エイリアンVS」ものを。
・エイリアンVSプレデター

「バイオハザード」の監督、ポール・W・S・アンダーソン (奥さまはミラ・ジョボビッチ)がメガフォンを取った作品。全世界の興行収入は1億7254万ドルと、オリジナルの1作目「エイリアン」が1億0493万ドルだったことから考えて、かなりの人気を博したことがわかります。

戦国時代の伊賀にやって来たエイリアンと忍者が戦いを繰り広げるアクションムービー。ハリウッドでリメイクも決まったとか。

予告編にもあるように「大人気SFシリーズ『エイリアン』と全世界興行収入No.1『アバター』」を激突させることで、一定の人気を得ようとした模様です…かなりスプラッター感が強い一作。

安心して観られるのが、Dreamworksのこの作品。「エイリアンもの」ではありますがお子さんと一緒に楽しみながら観て頂けます。

ジョニー・デップと長く連れ添った(籍は入れていなかったようですが)バネッサ・パラディ見たさに、ちょっと観てみようかな?と思えるこちらの作品。原題は「Atomic Circus」ですが、邦題になると「バネッサ・パラディ」が入り、注目を集めることに一役買っていますが…レビューは辛口のものが多数。

地球侵略のためにやってきたエイリアンが、目指すところが異なり分裂してエイリアン同士の戦いに。…設定だけは「キャプテンアメリカ シビルウォー」に似てるかも!?

孤高のガンマンと侵略エイリアンの「荒野の決闘」が描かれた作品。「B級映画ファンにはたまらない」というレビューが多く、逆に観たくなる一作。
ゾンビVS
なんの映画が好き?と聞くと、「ゾンビもの」という答えが返ってきたことありませんか?それだけ一定のファンがいるゾンビもの。

「リンカーン/秘密の書」では、ヴァンパイアハンターとしてのリンカーンが描かれていますが、こちらの「リンカーンVSゾンビ」では、「リンカーンの裏の顔」として最強のゾンビハンターとしての一面が描かれています。「リンカーンがいなければ世界はゾンビに支配されていたかも」という設定で、作品の中で「人民の人民による人民のための〜」など、実際のリンカーンの名言なども入っているものの、「リンカーン自身も、こんな題材で映画にされるとは思わなかっただろうな」と冷静に思ってしまいます。

高校の時私はチアガールをやっていたのですが、まずこのタイトルを見た時「えっゾンビと戦わせちゃう!?」と思いましたが、「ゾンビvsチアリーダー」というカードゲームも存在するようで、(こちらは、大学の科学部の実験の失敗が生んだゾンビと、そこに閉じ込められたチアリーダーたちが生き残りを掛けて闘う、というゲーム)わりと、「ゾンビ」と「チアガール」は相性のいい組み合せなのかもれません。

B級映画紹介サイトにて「久しぶりにハイレベルなあたりを引いた」と言わしめるこちらの作品。「素晴らしいZ級映画」との声もあるので、「Z級ってどういうもののことを言うんだろう?」と思った際に参考にしてもらうのもいいかもしれません。

実験中のうさぎが「ゾンビうさぎ」となり街中の人を襲ってゾンビが増殖するこの映画。そして最終的にゾンビ同士が闘っていきます…。「子供が観たらうさぎ嫌いになりそうだな」「逃げる人の足が遅いな〜」とか突っ込みどころ満載ですが、観た後には自分の心にだけとどめておくのが難しい、ある意味拡散したくなるような作品かもしれません。

ある薬を摂取した売春婦たちがゾンビ化し、舞台となるストリップ小屋で、ストリッパーたちと死闘を繰り広げていく、という作品。 スケート靴の歯でゾンビの目を攻撃したり、血がパンケーキにうまい具合に掛かってブルーベリーソースがかかっている風になったり…。自主制作映画風な一作。
–{→まだまだあるぞVS映画!!}–
ドラキュラVS
エイリアン、ゾンビに継いで「VS」ものが多いドラキュラ。
・ドラキュラVSフランケンシュタイン
1971年公開のこちらの映画。VSものの走り、とも言えるこちらは、ドラキュラはアフロヘアで、細面で髪はジェル?で固められているイメージとはかなり異なります。
監督であるアル・アダムソンさんは、この映画が公開されてから20年後、大工との喧嘩のせいで砂漠の中で他殺死体で見つかったとのことです…。
さらに、狼男も登場で三大怪人揃い踏みの
・ドラキュラVSフランケンシュタインVS狼男

2004年にヒュー・ジャックマンやケイト・ベッキンセールが出演した「ヴァン・ヘルシング」、もありましたが、こちらもあります。
・ドラキュラVSヴァン・ヘルシング

・ドラゴンVS7人の吸血鬼
1974年公開のこちらの作品。前年公開された「燃えよドラゴン」以降のブームにのり、古典派ホラーとカンフーアクションを融合させた作品。ドラキュラやフランケンシュタインなどのホラーを確立させた、イギリスの名門ホラーメーカー「ハマー・フィルム・プロダクション」制作。
その他ホラー系 VS映画

2003年に公開されたこちらの作品は、「恐・夢・激・突!夢でも現実でも襲われる」がキャッチコピー。夢の世界の殺人鬼フレディが、現実の世界の殺人鬼ジェイソンを操ることで、自分の恐ろしさを人々に思い出させようとするが…というストーリー自体も面白い
です。全世界の興行収入は、1億1490万ドルで、吸血鬼と狼男が描かれた「アンダーワールド:エボリューション」と同じくらい。

来来!キョンシーズを観ていた方にはキョンシー自体はお馴染みの存在。(私は、年代的にもキョンシーごっこをして、お札を書いたり、鬼ごっこして息を止めたりして遊んだものです。) こちらの映画では、男女のキョンシーを一緒にしておくと、子供(凶悪な鬼)を作ってしまったり、キョンシーズでお馴染みの、両手を伸ばしてピョンピョンと跳ねるキョンシー以外に、がに股で歩くキョンシーも(派の違いでスタイルが異なるらしい!)。

あのエルヴィス・プレスリーが生きていた、という設定で、エルヴィスが自分たちが暮らす老人ホームを、ミイラの「ババ・ホ・テップ」から守るべく戦う、というストーリー。「見ろ!脅威のシルバーパワー!」と予告編でも出てくるだけあり、歩行器を使って歩きながら廊下を歩くエルヴィス・プレスリーは、今のシルバー世代の元気さを象徴しているよう。エルヴィス役は、「死霊のはらわた」のブルース・キャンベル。

トム・ハンクス主演の「天使と悪魔」とは全く関係ありません!笑

「19世紀末、ロンドンはジュラシック・パークと化す」という、設定からしてインパクト大で、パッケージの絵にある、恐竜、ドラゴン、巨大タコなど全て出てくる盛りだくさんぶり。YouTubeでこの作品のトレイラーを観たあと、同じアルバトロスの作品で、下「巨大生物VS」にもある「メガ・パイソンVSギガントゲイター」のトレイラーが流れるところからしても、このジャンルがお好きな方にはオススメかもしれません。
巨大生物VS
こちらのジャンルも不滅です!!
・シャークトパスVSプテラクーダ「翼竜×魚!」
・シャークトパスVS狼鯨「サメ伝説は終わらないー」
・メガシャークVSクロコザウルス「海の王者vs陸の覇者」

・メガ・パイソンVSギガントゲイター「地球生態系の頂点が決まる」
・デュアルガVSパルキアVSダークライ
・コモドVSキングコブラ「キングコングの衝撃、アナコンダの恐怖」「世紀の大決戦」

(比べるのもなんですが、この映画が公開された2013年にピクサーが公開した作品が「モンスターズユニバーシティ」ということを考えると、CGが…。1995年、トイ・ストーリーのクオリティの作品を出しているピクサーはやはりすごい!)
–{定番ゴジラはこんなにたくさん!}–
ドキュメンタリーの「VS」もの

2015年、「スターウォーズ フォースの覚醒」の公開により、日本は五郎丸熱とともにスターウォーズ熱で熱くなりました。熱いスターウォーズファンの方は、是非仲間と集まって、旧3部作と比べた新3部作への想いなど、意見を熱くかわしながら観てみて頂きたい作品。

反戦活動をしていたジョン・レノンと、ニクソン政権下のアメリカの戦いを、オノ・ヨーコや関係者のインタビューをベースに追っていくドキュメンタリー作品。当時FBIによりジョン・レノンが監視、盗聴されていた事や、「ヨーコと僕に何かあれば、それは事故ではない」と友人に漏らしていた、というショッキングな事など、多くの人には知られていない実態を知ることができます。
定番!ゴジラVS(対)
1954年に初代の「ゴジラ」が公開されてから、タイトルにゴジラ対・VS・もしくはゴジラ×)とつくものはたくさんありますので、一部をご紹介します。
1962年 キングコング対ゴジラ

1964年 モスラ対ゴジラ

1969年 ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃


1973年 ゴジラ対メガロ

1974年 ゴジラ対メカゴジラ

1989年 ゴジラVSビオランテ


1992年 ゴジラVSモスラ


1994年 ゴジラVSスペースゴジラ


2000年 ゴジラ×メガギラス G消滅作戦


2002年 ゴジラ×メカゴジラ


・ゴジラVSエヴァンゲリオン(2016年7月公開「シン・ゴジラ」のプロモーションとしてイベントやグッズで対決が組まれています。)
・ゴジラVSキングコング (2020年公開へ)
興行収入で見ると、以下のようになっております。
1位 ゴジラ×モスラ×キングギドラ 大怪獣総攻撃 27億円
2位 ゴジラVSモスラ 22.2億円
3位 ゴジラVSデストロイア 20億円
戦隊物 VS映画
基本的には「戦隊物」は、戦隊なだけあって常に何かと戦っています。
・手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュージャーTHE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド


・獣電戦隊キョウリュジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ
![獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ コレクターズパック [Blu-ray]](/wp-content/uploads/media/article/36514/images/5a891e81b9408574dfa9b0dca42e1e8a6c76b149.jpg)
・列車戦隊トッキュージャーVSキョウリュジャー THE MOVIE

・劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー


・天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕

・海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE

・特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE


・超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー


・電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー


・救急戦隊ゴーゴーファイブ 激突!新たなる超戦士


・未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ




・特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー


・轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊


まだまだあります!VS映画!
・ルパン三世VS名探偵コナン


・少林寺VS忍者


「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」、「キャプテンアメリカ シビル・ウォー 」だけでなく、たっくさんのB級、C級…Z級のVS映画を、あーでもないこーでもない、と色々話しながら観るのも楽しいものです!
この中から、ご存知なかった掘り出し物の1本が見つかると幸いです。
(文:hosohana)