日本テレビ系土曜ドラマ『俺たちの箱根駅伝』第4話に、昭和国際大学駅伝部3年生・後藤英輝役でゲスト出演した荒井啓志。エイベックス・グループが提供したロングインタビューで、ランナーを演じるための準備や、大泉洋、山田明郷との共演から受けた刺激、目指す俳優像を語った。
後藤英輝は、箱根駅伝予選会での負傷と予選敗退を経験しながらも、前を向き続ける青年だ。荒井は自身のスポーツ経験を手がかりに、悔しさを抱えながら走る姿を作り上げたという。

この記事の読みどころ
12年間のバスケ経験を駅伝ランナー役にどう生かしたのか。
大泉洋・山田明郷との共演で受けた刺激とは。
荒井啓志が明かす、役作りの裏側と目指す俳優像を紹介する。
12年間のバスケ経験を、挫折しても走る青年の役作りに
学生時代、12年間にわたってバスケットボールに打ち込んできた荒井。陸上経験はなかったものの、一発勝負で敗れれば終わるスポーツの厳しさや、怪我をしたときの悔しさには、自身と重なる部分があった。
英輝については、打ち込んできたものを怪我で失いかけても、諦めた先に残る後悔を理解し、芯を持って前へ進める青年と捉えた。負傷する場面では、過去の自分の気持ちを思い返しながら演技に生かしたという。
撮影では陸上指導のもと、痛みがあっても何とか走れる状態を細かく確認。段取りの段階から繰り返し動きを確かめ、怪我をする瞬間から走り続ける姿まで、何度もテイクを重ねた。チームの出場を左右する1秒を背負うランナーとして、何があっても走り抜く覚悟を見せることを意識した。

走り方だけでなく、食事も調整してランナーの身体へ
長距離選手らしい走りに近づくため、荒井は映像を繰り返し見て、指導者にフォームを直してもらいながら事前練習を重ねた。陸上経験者が見ても違和感のない走りを目指したという。
身体づくりでは、筋肉を増やすことよりも脂肪を落とすことを意識。脚の筋肉の細部が見えるよう、脂質を抑えるなど食事にも気を配った。感情の表現と競技者としての見た目、その両面から役に向き合っていたことがうかがえる。

大泉洋のアドリブに感謝、山田明郷の佇まいに憧れ
大泉洋との現場では緊張していたという荒井。段取りの際、大泉がアドリブで場を和ませてくれたことを、自分の緊張をほぐす優しいメッセージとして受け取ったと振り返る。温かな現場の空気を作ってくれたことに感謝を伝えた。
祖父・次郎役の山田明郷との共演も、目指す俳優像を考えるきっかけになった。長年の経験を感じさせる落ち着いた佇まいに安心感と憧れを抱き、自分も次の場面や台詞に慌てることなく、その場に自然に存在できる俳優になりたいと感じたという。

物語にスパイスを加え、主演を任される俳優を目指す
今後について荒井は、作品ごとに物語へスパイスを加えられる存在を目指したいと語った。目の前の仕事へ真摯に向き合い、全力で取り組む積み重ねが成長につながると考え、将来は主演を任せてもらえる、信頼される俳優になることを目標に掲げている。
視聴者に向けては、勝者に注目が集まる一方、悔しさを抱えながら懸命に戦う人がいることにも言及。そうした人々の思いを描く本作の登場人物たちを、最後まで見届けてほしいと呼びかけた。

『俺たちの箱根駅伝』番組情報
| 番組名 | 日本テレビ系土曜ドラマ『俺たちの箱根駅伝』 |
| 放送日時 | 毎週土曜よる9時 |
| 原作 | 池井戸潤『俺たちの箱根駅伝』(文藝春秋) |
| 主演 | 大泉洋 |
| 第4話ゲスト | 山田明郷、荒井啓志 |
| 脚本 | 鈴木すみれ、松田裕子 |
| 演出 | 猪股隆一、山田信義ほか |
| 制作協力 | AX-ON |
| 製作著作 | 日本テレビ |
荒井啓志 プロフィール
1999年6月16日生まれ、宮城県出身。主な出演作は映画『ファストブレイク』『遺書、公開。』、ドラマ『愛の、がっこう。』、NHK連続テレビ小説『風、薫る』など。


