インタビュー

2015年01月22日

秋元才加×NAOTOという若い才能が織りなすケミストリー。『マンゴーと赤い車椅子』完成披露試写会レポート!

秋元才加×NAOTOという若い才能が織りなすケミストリー。『マンゴーと赤い車椅子』完成披露試写会レポート!

八雲ふみねの What a Fantastics!



はじめての方もそうでない方も、こんにちは。
八雲ふみねです。

私、お正月に水族館に出かけて以来、すっかりクラゲに魅了されています。

八雲ふみね

クラゲ、いいですよね~。
神秘的ですよね〜。

変幻自在に形を変えて、ゆらゆら~と水中を浮遊する姿。
眺めていると、時が経つのも忘れます。

これぞ、ファンタジー!

さて。
早くも2回目の更新となりました

八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~

今回は、私が司会を務めた映画イベントをクローズアップ。
1月16日に開催された映画『マンゴーと赤い車椅子』完成披露試写会の模様をお届けします。

映画『マンゴーと赤い車椅子』


マンゴーと赤い車椅子


『マンゴーと赤い車椅子』は、不慮の事故で半身不随になった女性が、リハビリセンターの仲間たちとの交流を経て、次第に希望を見いだして再生していく姿を描いたヒューマンドラマ。

滝野澤直子さんの著者「でもやっぱり歩きたい、直子の車椅子奮闘記」をもとに、自らも15年前に車椅子生活を送ることになった仲倉重郎監督がメガホンを取りました。

監督の実体験はもちろんのこと、国立障害者リハビリテーションセンターの看護士や理学療法士、脊髄損傷で入院中の若者たちへの取材を重ねて制作されただけに、決してキレイゴトではないリアリティが胸に迫る作品となっています。

マンゴーと赤い車椅子


この日の完成披露試写会には、主演の秋元才加さん、三田佳子さん、仲倉重郎監督が登壇。
それぞれ作品への思いを語って下さいました。

主人公・彩夏を演じるのは、秋元才加さん。


マンゴーと赤い車椅子


映画『奴隷区 僕と23人の奴隷』で初主演。
ドラマ「牙狼<GARO>-魔戒の花-」で媚空役の好演。
さらに、三谷幸喜さん作・演出の舞台「国民の映画」への参加…と、「AKB48」を卒業後、女優として目覚ましい活躍をみせています。

マンゴーと赤い車椅子

これまではシャープなアクションを見せる動的な役どころが多かったように感じますが、本作では車椅子での生活を余儀なくされた看護師役。
「車椅子に乗って演技をするという問題以上に、彩夏が成長していく姿を大切に演じました」とのこと。

本作の現場でも秋元さんの女優魂は素晴らしく、仲倉監督も「クランインの時には台詞がすべて頭の中に入っていて、現場に台本を持ってこなかったんですよ」と、大絶賛。


彩夏の祖母を演じた、三田佳子さん。


マンゴーと赤い車椅子


認知症の症状が出始めているにもかかわらず、彩夏に元気を取り戻してほしいと行動する愛に満ちた存在。

マンゴーと赤い車椅子

「監督には『三田さん、現代のおばあちゃんは、皆さん若いから。年寄りっぽく役作りしないでね』って言われたけど、だからといって普段の自分の姿が出てしまってもいけない。だから90歳ぐらいのおばあちゃんを想定して演じました。」と、三田さん。

とてもチャーミングなおばあちゃん像は、三田さんならでは。
彩夏と心を通わせるシーンは、観客の心も和ませてくれます。

マンゴーと赤い車椅子


「自らが車椅子を使用するようになった15年前頃から、本作の構想を練っていた」と話す、仲倉監督。
「10年近く考えていたから、僕の中で “彩夏” はすっかり完成していると思っていた。でも、秋元さんとNAOTOくん(三代目J Soul Brothers)が演じる彩夏と翔太は、自分の想像とは全然違っていましたね」と話す、仲倉監督。

“秋元才加×NAOTO” という若い才能が織りなすケミストリーを、監督も存分に楽しまれた様子。
自身の体験や思いが詰まった作品のお披露目というコトで、感慨深い面持ちでお話して下さいました。

マンゴーと赤い車椅子



ある日突然、人生が変わってしまった女性の奮闘と再生の物語を通して、「生きる意味」について考える舞台挨拶となりました。

『マンゴーと赤い車椅子』は、2015年2月7日からイオンシネマ板橋・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開です。

八雲ふみね


ではまた次回、お会いしましょう。
お相手は、八雲ふみねでした。

『マンゴーと赤い車椅子』


マンゴーと赤い車椅子

2015年2月7日からイオンシネマ板橋・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。
監督:仲倉重郎
出演:秋元才加、NAOTO(三代目J Soul Brothers)、榎木孝明、愛華みれ、三田佳子 ほか
©2014「マンゴーと赤い車椅子」製作委員会


八雲ふみね fumine yakumo


八雲ふみね

大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。

八雲ふみね公式サイト yakumox.com

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