映画コラム
ジョニー・デップ&ポール・ベタニー共演3作をチェックしてみました!
ジョニー・デップ&ポール・ベタニー共演3作をチェックしてみました!
皆様、ごきげんよう。編集部公式ライターのじぇみ じぇみ子です。
ジョニー・デップさん主役のちょびヒゲ映画「『チャーリー・モルデカイ』もう見ましたか?筆者はとても楽しく鑑賞してまいりました!
相棒ジョック役のポール・ベタニーさんと3回目の共演ということで、残り2作もDVDで見てみました!
お二方とも"まるで別人"な演技力に驚いたので、今回はそれぞれのあらすじと役どころをお伝えしたいと思います!
1作目『ツーリスト』(2010年)
ジョニー・デップさんとアンジェリーナ・ジョリーさんの共演が話題になったこの映画が1
作目とのこと。
『ツーリスト』のあらすじ
巨額をかけてロンドン警察が追っているアレクサンダー・ピアーズの恋人エリーズ(アンジェリーナ・ジョリーさん)は、ピアーズからの手紙の指示に従いヴェネツィアへ向かう。
向かう途中の列車内でアメリカからヴェネツィアへ旅行中のフランク(ジョニー・デップさん)に出会い、警察の目を背けようと整形したピアーズがフランクであると見せかけるため行動を共にする。
しかし次第に惹かれあう二人はトラブルに巻き込まれてしまい…
『ツーリスト』での二人の役どころ
●ジョニー・デップさん:フランク・トゥーペロ
アメリカの片田舎で数学教師をやっているフランク役。
純情そうで、まさに"普通の人"っぽいのに、飄々としているところもカッコイイです。
●ポール・ベタニーさん:ジョン・アチソン警部
ロンドン警察の中でピアーズを追うことに躍起になっている警部。多少の犠牲を厭わないスタンスの厳しい警部役で、ずーっとしかめっ面です。
ルパン3世で言うところの銭型警部にあたります。
『ツーリスト』のゆるい感想
本作は『ロマンティック・スリラー』らしいのですが、第68回ゴールデングローブ賞では、『ミュージカル・コメディ』部門にて、作品賞・主演男優賞・主演女優賞でノミネートされました。(惜しくも受賞はならず)
筆者もジョニー・デップさんとアンジェリーナ・ジョリーさんの掛け合いに思わずニヤニヤしてしまうシーンがあり、コメディチックだなって思いつつ鑑賞していました。
配役でストーリーが分かってしまいそうなビッグネームの共演なので、スリラーと思って見ると少し物足りなく感じるかも知れません。
ただ、ロマンティック・コメディと思って見ると、とても楽しいと思います!
主演のアンジェリーナ・ジョリーさんの美しさもさることながら、舞台のヴェネツィア(ヴェニス)の映像が大変美しいです!
オシャレでコミカル、軽やかな映画という印象でした。
ポール・ベタニーさんがもう少し割り切ってコメディっぽかったら完全にコメディとして成立してしまうほど小気味良い映画だと思います!(だからコメディではないって怒られてしまいますね)
『アントニー・ジマー』というフランスの映画のリメイク作とのことなので、そちらも探して見比べてみたいです。
2作目『トランセンデンス』(2014年)
2014年12月にDVD/Blu-ray化したばかりのトランセンデンス。これはチャーリー・モルデカイとのギャップがすさまじいので両方観ると余計に楽しいと思われます!
『トランセンデンス』のあらすじ
人工知能PINN(ピン)を研究開発する天才科学者のウィル・キャスター(ジョニー・デップさん)とその妻エヴリン(レベッカ・ホールさん)は、夫妻の友人であるマックス・ウォーターズ(ポール・ベタニーさん)と共に研究資金を得るための技術発表会に参加。
その際、近い未来、自我を持った人工知能は人類の知能を超越することになる(“技術的特異点”という)とウィルは説明。ウィル自身はこれを「トランセンデンス(超越)」と呼んでいると言った。
同日、人工知能を研究している各研究所がテロに遭い、ウィルの研究所はウィルが直接狙われ、反テクノロジーを唱える過激派テロ組織RIFT(リフト)の組織員に撃たれてしまう。
エヴリンは夫を救うべく、ダメ元でウィルの意識をPINNにアップロードし、彼女の手により人工知能として蘇ったウィルは、足りない部分を自分でプログラミングし始め機能する。
インターネットに接続後は株などの金融情報や個人情報、軍事情報など、ありとあらゆる情報を取り込み、驚異の進化を始めた。そしてそれは、誰も予想しなかった影響を世界に及ぼし始める――
『トランセンデンス』での役どころ
●ジョニー・デップさん:ウィル・キャスター
妻を愛する超天才科学者。科学と妻以外には無頓着な印象。
物静かで割と言葉少な目な感じの役です。(大半が人工知能でディスプレイ越しです)
●ポール・ベタニーさん:マックス・ウォーターズ
夫妻の友人。医者から神経生物学者になった人で、医療に役立つ人工知能を応援する一方で、人工知能が人類を凌駕する危険性を危惧している。
非常に爽やかで優しい表情!他2作とは別人のようです!
男泣きするシーンやエヴリンを傷つけないためか困った顔で微笑む姿に筆者は胸を掴まれました!カッコイイ!!!
「トランセンデンス」のゆるい感想
アメリカでは酷評されていたらしい本作ですが、筆者はとても面白いと思いました!
本題に入り始めるまで30分ちょっとかかるなどテンポはゆっくりめですから、人によっては早見機能をONにした方が楽しめるかもしれません!
しかし、じっくりセリフを聞いて(見て)、表情もチェックしていないと分からなくなるので見逃せません!
筆者は字幕の意味を一度で理解出来ず、何度か「ちょっと早戻し」にお世話になってしまいました(*ノωノ)映画だったら分からなかった疑惑が残ります。
「人間は未知のものを怖がる」というところが一連の根本ですが、何に対してもそうですよね。映画のように最後まで見て、全員の考えが分かれば何が最善だったか分かりますが、実際の世界ではそうはいきません。
ウィルの本心は結局他の人には伝わらなかったのではないか、ということが気がかりです。
難しいお話でした・・・けれども一応はハッピーエンド的に丸く収まった気がするので筆者は満足!見て良かったです!
3作目『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』(2015)
話題のちょびヒゲコメディ!
『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』のあらすじ
詐欺もする美術商チャーリー・モルデカイは国(イギリス)に800万ポンド(約15億円)の借金があり、破産寸前!
自宅の豪邸も取られてしまいそうなため、渋々大学時代の同窓生であるMI5(イギリスの保安局)の警部補マートランド(ユアン・マクレガーさん)に協力し、消えたゴヤの名画を探すことに協力する。
モルデカイ家は代々ヒゲを生やしており、チャーリーも妻の留守中に蓄えた「ちょびヒゲ」を大事にしているが、愛する妻はヒゲにアレルギーがあり嫌がっているが、チャーリーは何とかヒゲを残したいためモメてしまう。
ボディガードかつ使用人である頑丈なジョックとチャーリーは、名画を追うためロシアやアメリカに行き奮闘するが、果たして絵画は誰の手に…
『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』での役どころ
●ジョニー・デップさん:チャーリー・モルデカイ
結構ヒドイのに憎めない、かわいらしいオッサンの役です。
クゥーンクゥーンというような声を出したり、モジモジしてみたりと大変カワイイ!
役作りか分かりませんが、少しぽっちゃりした風貌とオールバックにちょびヒゲ、イギリス訛りのクドい喋り方、動き方などコテコテで、見てると笑ってしまうキャラクターでした。
●ポール・ベタニーさん:用心棒ジョック
主人に銃で撃たれても従う心強い用心棒!とにかく頑丈!!そして絶倫!
もうジョックが主役なのではないかな?と思うほどアクションシーンも満載で大活躍!
女性にもモテモテで強いのに、言葉少な目に主人に従う気の利く使用人でもあります。
『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』のゆるい感想
ちょーっと日本人には好き嫌いが分かれそうな下ネタ連発コメディでしたね!お子様は連れて行かない方がいいです(/ω\)
筆者は座席を揺らすほど笑ってしまいました!
ペンギンのような動きをするジョニー・デップさんが最高にカワイイのと、不死身すぎるポール・ベタニーさんのジョックが最高にカッコイイです!
お二人ともトランセンデンスとの振り幅が凄すぎ!何度か驚きすぎて顔が「Σ(゚Д゚)」こうなりました。
コテッコテの役作りはまるでカートゥーン(アニメ)のようで、筆者は吹き替えでも、もう一度見たいほど気に入りました!
ちなみに国を移動するときに3DのようなCGで飛行機が飛ぶところがあり、ダイナミックな映像かつ芸が細かくて面白いのですが、若干酔うため酔いやすい方は後ろの方の座席がオススメです!
以上です、是非皆様も見比べてはいかがでしょうか。
それでは皆様、ごきげんよう!
(文・じぇみ じぇみ子)
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