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2015年05月30日

「たたりじゃ〜」名作『八つ墓村』を樋口尚文と佐伯日菜子が当時の思い出を語る。

「たたりじゃ〜」名作『八つ墓村』を樋口尚文と佐伯日菜子が当時の思い出を語る。

『あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション』から発売中の野村芳太郎監督の不朽の名作『八つ墓村』の特別上映会が2015年2月28日開催された、映画評論家・樋口尚文氏と女優の佐伯日菜子がトークイベントに登壇した。

八つ墓村



横溝正史の同名小説が原作の金田一耕助シリーズの代表作『八つ墓村』。樋口尚文氏は「当時、CMですごくびっくりした。これだけの大作にも関わらず、多治見要蔵(山崎努)が走ってくるシーンに併せて「たたりじゃ〜」と言って、小川真由美さんのカラコンがアップになり、ピアノの音が流れてたらら〜んと鳴る。そして『超大作・八つ墓村』っていうだけのCM。なんなの?これっていう感じで、当時このCMが流行った」と、八つ墓村の上映時のTVCMについて語った。

八つ墓村 萩原健一 渥美清 野村芳太郎



また、樋口尚文氏は、脚本を手がけた橋本忍について「ああいうずらしが素晴らしい。冷静に観ると、面白い世界だなって。ラストで渥美清さんが物証について聞かれて「そんなことよりも!」と因縁話が始まる。そうやってファンタジーにもっていく、巻き込み方が素晴らしい」と語っていた。

八つ墓村



佐伯日菜子は、第19回日本アカデミー賞でプレゼンターを務めた時の思い出を語り「俳優賞で豊川悦司さんがノミネートされて、ギリギリに現れたんです。そこで、みんなはタキシードなのに、セーターにジーンズで現れて、ポケットに『八つ墓村の台本』を入れて現れたんですよ。めちゃくカッコ良かったです」と、豊川悦司が金田一耕助役に挑んだ市川崑監督作の『八つ墓村』に関してのエピソードを披露した。




3年かけて復元された『八つ墓村組曲』


八つ墓村



2015年5月31日には、野村芳太郎監督作の『八つ墓村』で楽曲を手がけた芥川也寸志さんの生誕90年記念コンサートが東京・品川にて開催される。

こちらでは、3年かけて復元されたという『八つ墓村組曲』が披露される予定となっている。当日券も若干数用意されるようなので、気になる方は行かれてみてはいかがだろうか?

『芥川也寸志生誕90年メモリアルコンサート』イベント詳細

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