野村芳太郎

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没後20年・名匠の素顔:野村芳太郎が描いた喜劇と哀愁の三作品

戦後の日本映画を支えた巨匠・野村芳太郎。没後20年を迎えた今、その作品世界を再発見する動きが活発化している。骨太な社会派サスペンスの名手として知られる一方で、風刺に富んだ喜劇や家庭劇にも果敢に挑戦した野村監督の振り幅の広さは、日本映画界でも...
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没後二十年、野村芳太郎が射抜いた“社会”の影

野村芳太郎のサスペンスは、犯人当てよりも“人間の温度”で観客を動かす。取調室の沈黙、手術室の擦過音、東京湾の夜景、港に漂う潮気——そこに宿るのは、正義や善悪の単純な線引きではなく、制度と私情の隙間で軋む音だ。没後二十年、四本の初・中期作を辿...
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炎と微笑のあいだに——秋吉久美子、記憶を焦がす4本

映画史をめくると、ときどき“時代そのもの”のような俳優に出会う。秋吉久美子は、まさにその一人だ。70年代の気怠い自由、80年代の都市の孤独。奔放と聡明、無垢と妖艶、矛盾する質感をひとつの体に同居させてしまう。声は軽やかなのに、言葉の終わりに...
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こんな男に惚れてはいけない!!――日本映画に描かれた“どうしようもない男たち”の肖像――昭和クズ男列伝

映画という芸術は、時代を映す鏡であり、人間の本質をあぶり出す装置でもある。特に昭和の日本映画には、愛すべきダメ男や、どうしようもないクズ男が数多く登場し、観る者の心を揺さぶってきた。彼らの行動に憤り、呆れ、そしてどこかで共感すらしてしまうの...
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【没後20年】名匠・野村芳太郎監督が遺した珠玉の3作──“観る者を撃ち抜く”映像美と人間ドラマ

🎬今なお心を揺さぶる監督、野村芳太郎という存在「映画の良し悪しは観客が決める」──この信条を貫いた映画監督が、かつて日本映画界に存在していた。野村芳太郎。松本清張との黄金タッグをはじめ、社会派ミステリーから風刺喜劇、そして家族ドラマまで、あ...
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仕事のリアルがここにある!人生を揺るがす職場映画4選

職場とは、人が生きる上で避けては通れない戦場だ。そこでは夢が叶うこともあれば、絶望に突き落とされることもある。組織の論理、理不尽な上司、社会の歪み──。映画はそんな「働くことのリアル」を映し出し、時に警鐘を鳴らし、時に私たちを奮い立たせてく...
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【特別対談】大谷信義×森田健作『砂の器』が生まれた現場、その撮影秘話

松本清張の同名小説を映画化した1974年公開の作品『砂の器』を、フル・オーケストラによる全曲生演奏付きで上映するシネマ・コンサートが、東京・渋谷にて今夏開催される。このたび、本公演に先立って公開当時宣伝スタッフだった大谷信義・松竹会長と、犯...
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映画『砂の器』シネマ・コンサート、開催決定!

松本清張の同名小説を映画化した1974年の作品『砂の器』を、フル・オーケストラによる全曲生演奏付きで上映するシネマ・コンサートが、東京・渋谷にて今夏開催されることが決定した。『砂の器』シネマ・コンサート開催決定シネマ・コンサートは、名作映画...
映画コラム

本物の手錠は痛い!秋吉久美子の『昭和枯れすすき』Blu-ray発売イベント

編集部公式ライターのアスカでございます。過去の松竹映画をBlu-ray画質で蘇らせる“あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション”に『昭和枯れすすき』が登場しました。1975年に公開された本作をBlu-rayの高画質で楽しむ...
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「たたりじゃ〜」名作『八つ墓村』を樋口尚文と佐伯日菜子が当時の思い出を語る。

『あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション』から発売中の野村芳太郎監督の不朽の名作『八つ墓村』の特別上映会が2015年2月28日開催された、映画評論家・樋口尚文氏と女優の佐伯日菜子がトークイベントに登壇した。横溝正史の同名...