アニメ
『アイカツ! ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!』スマホおうえんライブ版の楽しさ!
『アイカツ! ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!』スマホおうえんライブ版の楽しさ!
銀幕とスマホ、ふたつの画面の相乗効果
何だか面白そうだったので、映画公開前のテスト試写会で、実際に試してみました。
まず上映前、お持ちのスマホが動作保証端末であるかどうかをホームページでご確認の上、専用アプリをダウンロードしてください(映画の上映前にもアナウンスがありますので、その指示に従っていただければ)。
アプリを立ち上げ、映画の上映が始まると、映画の進行に応じてスマホ画面でも曲紹介をしたり、いろいろ反応していきます。さすがに最初は映画とスマホ、二つの画面を一緒に見るのにアタフタしましたが、すぐに慣れてきます。
歌が始まると、スマホはサイリウムに早変わりし、ペンライトタイプ、スタータイプ、ハートタイプと、歌の種類に合わせてタイプや発色も変わりますので振ってよし、眺めてよし、いずれにせよライヴ感覚が高まること必定。
通常、映画上映中のスマホの灯りには怒り心頭、注意必須ではありますが、こういった特殊な形態ならば逆にウエルカム。3Dや4DX、MX4Dなどなど、最近では新しい映画の上映形態が好評ですが、その中のお楽しみのひとつとして、これも大いにありだと思います。
本当に映画は100年の歴史を経て、単なる娯楽芸術の域を超えて、体感する時代へと移行し始めているようです。
今後、この方式はアイドルだけでなくさまざまな実写アーティストのライヴ映画などにも応用できるでしょうし、『仮面ライダー』やスーパー戦隊ものなど、特撮ヒーロー映画にこの方式を導入する手もありですね。
また私などは『ラストワルツ』や『ウッドストック』など往年のロック・ドキュメンタリー映画名作群を、こういった方式でリニューアルしてリバイバル上映してくれたらさぞや面白かろう、などと感じてしまいました。その意味では、マーティン・スコセッシ監督のように映画の温故知新を大事にしながら活動している映画人にも、この映画をぜひ見ていただきたいものです⁉
■「キネマニア共和国」の連載をもっと読みたい方は、こちら
(文:増當竜也)
(C)2015 BNP/BANDAI, AIKATSU MUSIC AWARD
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。