インタビュー

2015年10月02日

引き継がれた物語を描く、劇場アニメ『屍者の帝国』完成披露舞台挨拶

引き継がれた物語を描く、劇場アニメ『屍者の帝国』完成披露舞台挨拶


「劇場でも泣いてしまうかも…」


続いて、オフィシャル用のフォトセッションに移りましたが、監督がムービーで会場の様子を撮ったり、アーティスト活動もしているMCの鷲崎さんがアルバムの告知をしたりと、撮影中にはなかなかない自由な空気を客席も楽しんでいるようでした。

そして、登壇者からの挨拶で舞台挨拶が締めくくられます。
細谷「何回も観ることで、また違った感想や感動が生まれる作品だと思います。そして確信に触れずに(笑)、面白い作品だよ、と拡散していただけるとうれしいです」

村瀬「アニメーションに注目がいっているこんな時代ですが、こんなにも挑戦している作品はないと思います。あと、EGOISTさんの主題歌もいいですね! 普段あまり泣かないんですが、試写で泣いちゃいました。作り手の愛情が詰まった作品です。劇場でも泣いてしまうかもしれないですが、僕を見つけてもそっとしておいてください(笑)」

花澤「この作品から私が感じたテーマは“魂ってなんだろう?”ということです。でも、普段からいろんなものに魂があると思って生活すると、心がクリーンなるような気がしていて。それぞれの感想もあると思いますので、いろんな人と感想を語り合うのもいいと思います」

監督「この映画を作っている佳境の時に、僕は伊藤さんが亡くなったのと同じ34歳で、伊藤さんの言葉や偉大さに問いを突きつけられながら作っていたような感じがしていて。その問いに自分なりに答えを出して2時間の映画にできたと思います。なので、まずは伊藤さんに観ていただいて、その上でこうしてお客さんに映画を届けられて、今自分は幸せです」

【Project Itoh】3部作の第1部『屍者の帝国』はTOHOシネマズ新宿ほか全国劇場にて現在公開中。
また、第2部『虐殺器官』は11月13日(金)、第3部『ハーモニー』は12月4日(金)より公開です。

(文:大谷和美)

【Project Itoh】公式サイト http://project-itoh.com/
https://www.youtube.com/watch?t=3&v=T_kEd-bi3L0

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