さんみゅ~初主演映画 『JK中野~退屈な休日~』撮影現場ルポ!


次第に演出のノリがギャグ化していく
バスケットボールの試合シーン⁉


8月末日、小さなグラウンドを借りて、みゆきたちがひょんなことから中年オヤジたちのバスケット・ボールの試合に付き合わされるシーンを撮影。

ここでは80年代アイドル映画のもう一つの大きな特徴である、鈴木則文監督の『伊賀野カバ丸』(83)『パンツの穴』(84)などドタバタ・コメディとしてのノリが重視されていて、工藤俊作、新大久保鷹、リカヤ・スプナー、高橋俊次、佐藤永典と、見るからに濃ゆ~い個性派俳優による怪演バスケ試合を、さんみゅ~メンバーはただただあっけに取られながら見守るのみといった、やっている側も見ている側も開いた口がふさがらないオバカなショットの連発!
もう、現場を見ていると、どんどんギャグ演出がエスカレートしていくのがわかる!
果たして、これでエリック・ロメールへ向かえるのか⁉(ひょっとしたら『トラック野郎』になりかねないぞ!)
演出中の中田圭監督

演出中の中田圭監督

しかも、バスケのゴールをなぜか黒子が持っている? このグラウンド、もともとバスケのゴールが設置されていないので、じゃあ黒子に持たせよう。ついでに要所要所に黒子を登場させて、さんみゅ~をサポートさせようという、アホで楽しい便利な試みなのでした。

この後、高円寺の古民家に移り、みゆきの寝起きシーンを撮影。爆発ヘアーでお目覚め木下さんのパジャマ姿はファン必見!

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