インタビュー
池田秀一は田中真弓だった?『ガンダムとその世界』トークショーレポート
池田秀一は田中真弓だった?『ガンダムとその世界』トークショーレポート
『哀しみのアルテイシア』では、声の録り直しが!
トークショーでは、次回作・『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』についても話題になりました。
田中さんから引き継いで、成長したキャスバルを演じた池田秀一さんの演技について、田中さんは、「ずっと聞いていたシャアの声とはまったく違いましたね。変声期を迎えたけれど、完全な男の人ではない“青年”の声。おーっと思いました」と感想をコメント。
安彦監督は、『II』のアフレコで、録り直しをしたという逸話を披露。池田秀一さんから「どうしてももう一回録らせてほしい」という希望があり、再度収録し、結果、その二回目の音声を作品で採用。池田さんの役への熱意が伝わってくるエピソードでした。
「これからも愛すべき映像ができると確信している」安彦監督
話がつきず、田中さん安彦監督の仲のよさが伺える中で、トークショーはあっというまに終了の時間になり、最後は二人からの挨拶。
田中さんは「私みたいな新参者が言うべきことじゃないかもしれませんが、本当に面白いです!」と作品に太鼓判を押し、監督に「『Ⅱ』を見ても、『Ⅲ』『Ⅳ』が楽しみなので、早く描いてください」とエール。
安彦監督は「一回アニメをやめて、現役ではない自分が『ORIGIN』の監督を引き受けて、大変いい思いをさせていただいている。昔の非常に手薄な状態で作っていていたアニメ時代と照らし合わせると、今、初めてアニメの仕事をしているなあと実感するくらい充実している」と改めて作品の手ごたえを語りました。
そして、「今まで自分が作ったものをあまり見たくなくて、ほとんど封印してきたけれど、『ORIGIN』に関しては、「『Ⅰ』『Ⅱ』と非常に満足している。これから先も愛すべき映像がスタッフ、キャストのおかげでできると確信しているので、ぜひ、期待をこめてご覧いただきたい。長丁場になるかもしれないけれど、どうぞお付き合いください」と監督が締めくくり、トークショーは幕を閉じました。
今年の2月にイベント上映された『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』。続く第2話『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』は、10月31日(土)より、公開予定。
まだまだ続く『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の物語に期待したいですね!
(取材・文/田下愛)
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式サイト
http://www.gundam-the-origin.net/
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