肌のぬくもりを感じて―入江甚儀『流れ星が消えないうちに』独占インタビュー
武蔵野市・三鷹市はとても居心地が良かった
―今回、武蔵野市・三鷹市の協力の元、武蔵野を舞台に映画が紡がれていますが、どんな印象を持たれていますか?
いい意味で生活感を感じる街だなと思います。都心とは違って、すごくおだやかな時間の流れ方をしていて、とても居心地が良かったです。
―地元の人がエキストラで参加されていたりしたと思うのですが、実は今日の撮影を担当している岡部さんも地元の人間としてエキストラで出演し、入江さんと共演されたんですよ。
え?!そうなんですか。どこのシーンですか?
―(岡部)居酒屋のシーンで後ろで帽子を被って座っていました。あとは、波瑠さんが街中を歩くシーンでも出演させていただきました
驚きました(笑)お久しぶりです。
シネマズの公式ライターでもある岡部照将(左)は本作にエキストラとして参加した
―(岡部)ご無沙汰しております(笑)何か思い出に残った場所ってありますか?
メインとなった商店街ですね。
―(岡部)すきっぷ通り商店街ですね。
そうそう!そこに楽屋としても使っていたプレハブがあったんですけど、毎朝早くに入って、衣装に着替えてそこからバスに乗って出発していたので一番印象に残っています。奈緒子と焼き芋を買っているシーンも、小市慢太郎さん演じる奈緒子の父親と日本酒飲んで酔っ払って、ぶらぶらと歩くシーンとかも商店街で撮影していて、すきっぷ通り商店街には思い出がたくさん詰まっていますね。
なにかを与えられるような俳優でいたい
―奈緒子役の波瑠さんの印象は?
ふわっとした柔らかい印象で、常にナチュラルな方でしたね。でも、しっかりと色々なことを考えていらして、とても頼りになる存在でした。
―入江さんの今後の俳優としての目標をお聞かせください。
「この人見ていて、面白いな」って思ってもらえればいいです。たまたま観た映画に僕が出ていて、面白いなと思ってくれて、僕が出ている次の作品を観てみたいと思ってもらえるような俳優になりたいですね。そう思ってもらえるということは、僕が何かしら、心の揺らぎのようなものを、観た人に与えられたってことですよね。
―心に何かを与えられる俳優ということですね。
ただカッコ良かったとか、そういえば居たなとかじゃなく、役が大小も関係なく、一回一回なにかを与えられるような俳優でいたいです。おじいちゃんになってもやっていきたいですね。
―死ぬまで俳優宣言ですね。
22歳の今の僕にしかできない演技があって、この後さらに色々と待っているわけじゃないですか。30代、40代、50代…と、それなりに大変だろうけど、楽しいんだろうなって思います。
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