アジアの交流は「声」から! 第四回「声優魂」最終審査&結果発表


山口勝平や三木眞一郎からのエール
そして表彰式!


審査終了後は、同日開催されていた声優魂応援プロジェクト「しながわ学声祭」の告知で、声優の山口勝平さんや大崎駅西口マスコットキャラクター“大崎一番太郎”くんたちが会場に駆けつけ、全てを出し切ったばかりの24名にエールを送りました。

「みんな楽しめた? 今はドキドキだろうけど、全国からここまで勝ち上がってここまできただけで、自信になっているはずです」

と、山口さん。
審査終了後、山口勝平さんや大崎一番太郎たちとともに

審査終了後、山口勝平さんや大崎一番太郎たちとともに

休憩後の第2部は、声優・三木眞一郎のミニ・トークイベントから始まりました。

「地方の人は標準語ができた上で、地元の言葉をしゃべれるというのは武器になるので、大事にしてほしい」

と、これまで声優魂の地方審査員として第1回高知大会、第2回高知大会、第2回京都大会と参加してきた三木さんならではのアドバイスでした。

続けて、いよいよ全部門の表彰式です。

●まずはシナリオ・原作部門受賞者・絵本カテゴリー(資格:制限なし)、最優秀賞は庄子静香(東京都)さんの『ピンクのカエル』。
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左から中西悠歌、庄子静香(絵本最優秀賞)、幸田明子(ストーリー最優秀賞)、吉成友輝、降籏唯のみなさん。枠内は山口薫さん。

庄子さんはイラストの仕事をやってきたのですが、お子さんの出産を経て、絵本を描き始めるようになり、今回の絵本もお子さんが小さいとき、寝かしつけるときに思いついたお話を基にしたものとのこと。

「今回は自分の実力を試したくて参加させていただきましたが、絵本カテゴリーだけ年齢制限がなかったので『いいのかな?』 と思いつつ応募したのですが、授賞式に来て、やはり『いいのかな?』と(笑)。でも今回の受賞は自信につながりましたし、これをきっかけに表現の活動を広げて、いろんな作品を世に出していきたいです」

優秀賞は成友輝さん(東京都)の『アリとタンポポ』。

「これからも人が優しい気持ちになれて自分も頑張れるような、そんな作品を作っていきたいです」

●ストーリー・カテゴリー(資格:中学1年生~高校3年生)の最優秀賞は、幸田明子さん(高2/大阪府)の『キャンパス上の魔法使い』。審査員全員の大絶賛による受賞となりました。

幸田さんは3年ほど前から小説を書き始めるようになり、今回初めて応募した大会での受賞に動揺しつつ、ようやく嬉しさがじわじわ来始めているところでのコメント。

「実は今回、私は文字数を一ケタ間違えていて書き始めて、しかも締切日まで勘違いしていたんですよ(笑)。で、本当の締切ギリギリになってそのことに気づいて、慌てて書き直しました(笑)。私は小説が大好きで、書きたい話も昔からちゃんとあります。今はまだ地に足がついてないような心境ですが、これからも誰かの心に残るような、そして何よりも自分が本当に好きだと思える話を、自分が一番満足できるように書きたい。何よりも、その小説を私自身が読みたいので!」

優秀賞は中西悠歌さん(中2/埼玉県)の『たとえ忘れてしまっても』。

「初めて最後まで書き切ることができた作品。今回で自信がついたので、これからも書き続けていきたいです」

奨励賞は降籏唯さん(高3/長野県)の『tu fui,ego eris』。

「高校3年間、ずっと文章を書いてきて、その最後のシメとしてとても良い賞をいただけたと思っています」

同じく奨励賞は山口薫さん(高2/熊本県)の『ひきこもりすーぱーひーろー』です。

「私には意欲があります。来年もまたこの場に立ち、次こそは最優秀賞を獲れるように頑張りたいと思います」

●キャラクター部門(資格:中学1年生~高校3年生)の最優秀賞は、志賀美月さん(高2/東京都)。
キャラクター部門受賞者

前列左から小森田有香、志賀美月(最優秀賞)、木幡有紀乃、梅田青奈、後列左から庄司千春、辻彩香のみなさん

昔から絵は好きだったとのことですが、本格的に描き始めるようになったのは高校1年の後半からで、今回は先生の勧めで応募してみたとのこと。

「描く対象が人でなくてもいいということでしたので、人を描くのが苦手な自分でも、それなら描けるかなと思ったんです。受賞の報せを聞いたときは、叫びました!(笑)というか、最初は疑っていたのですが、本当だとわかってからは、自分に自信が持てるようになりましたね。これからはもっと自分の実力を上げたいです。今よりもいっぱい教えてもらって、上手になって、いろいろな人から『いいね!』と言ってもらえるような絵を描きたいです」

優秀賞は3名。まず、梅田青奈さん(高2/東京都)。

「これを糧に発想力などを培い、ひとつでも多くの作品を描き続けていきたいです」

同じく優秀賞、木幡有紀乃さん(高3/茨城県)。

「世にイラストがあふれている中、誰かひとりでも心をつかむことができたのは、とても誇りに思う出来事でした」

同じく優秀賞、小森田有香さん(高1/東京都)。

「このような賞をいただけたことを大変嬉しく思います。今後も自分の目標に向かって精進します」

奨励賞は、庄司千春さん(中1/東京都)

「こういう賞をとるのは初めてで、とても嬉しいです。将来にこの賞を活かしていきたい!」

そして審査員応援賞は、辻綾香さん(高2/東京都)。

「まだ未熟ですが、このような素敵な賞をいただき、励みになります! これからも一生懸命頑張ります」

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