脱サラ落語家と落語を辞めた男…35年前の続編を描く『の・ようなもの のようなもの』
故・森田芳光監督の劇場デビュー作『の・ようなもの』の35年後の世界を、森田作品ゆかりの豪華キャスト、スタッフにより完全オリジナルストーリーで描く、映画『の・ようなもの のようなもの』が2016年1月16日より公開となる。
脱サラ純情・落語家と落語を辞めた男…落語のような物語
東京、谷中。30歳で脱サラ、落語家になるものの、いまだ前座の出船亭志ん田(松山ケンイチ)。師匠、志ん米(尾藤イサオ)の自宅に住み込み修行中だが、「小学生が国語の教科書を読んでいる」ような落語で、全然パッとしない。同居している師匠の娘、夕美(北川景子)に秘かな想いを寄せているが、彼女にはいつもイジられっぱなし。ある日、志ん田は志ん米から、以前、この一門にいた兄弟子・志ん魚(伊藤克信)を探し出すよう命じられる。志ん米の師匠、志ん扇の十三回忌一門会に、スポンサーである斉藤後援会長(三田佳子)のご機嫌とりのため、彼女お気に入りの志ん魚を復帰させようという魂胆。すったもんだの挙句、夕美と張り込んだ墓地で見つけ出した志ん魚は、落語とは無縁の生活を送る55歳の男になっていた。志ん扇が亡くなってから、もう二度と落語はやらないと誓っていた志ん魚の頑な心を動かすべく、志ん米の命令で志ん田は志ん魚と男2人のおかしな共同生活を始めることに――
映画『の・ようなもの のようなもの』は、一度は落語を辞めた男の再生と、明日の見えない毎日をひたむきに生きる青年の純情を、落語家たちの世界とともに描く、心あたたまるヒューマンストーリー。『家族ゲーム』『それから』『(ハル)』『阿修羅のごとく』など数多の傑作、名作を世に放った故・森田芳光監督のデビュー作である『の・ようなもの』の35年後を完全オリジナル作品で描く。
主演を、森田監督の遺作『僕達急行 A 列車で行こう』に出演した松山ケンイチ、ヒロインを『間宮兄弟』の北川景子が務め、『の・ようなもの』と同じ役で伊藤克信、尾藤イサオ、でんでんらも登場し、さらに野村宏伸、鈴木亮平、ピエール瀧、佐々木蔵之介、塚地武雅、宮川一朗太、鈴木京香、仲村トオル、笹野高史、内海桂子、三田佳子といった森田作品を支えた豪華キャスト達が集結している。
森田芳光監督を『の・ようなもの』以降、助監督として支え続けた杉山泰一監督がメガホンをとり、脚本も森田作品の助監督を経て、昨年『ショートホープ』で監督デビューを飾った堀口正樹がつとめる。
さらに主題歌には、35年前の『の・ようなもの』でも使用された尾藤イサオの『シー・ユー・アゲイン雰囲気』が採用され、再び森田芳光監督の世界に訪れたようなノスタルジックな雰囲気を作り出している。
映画『の・ようなもの のようなもの』は2016年1月16日(土)より、新宿ピカデリーほか新春ロードショー。
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(C)2016「の・ようなもの のようなもの」製作委員会
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