禁忌に触れる“タブー”を…映画『鋼の錬金術師』新予告
荒川弘の同名人気コミックを、山田涼介主演で実写化する映画『鋼の錬金術師』の第2弾予告映像が解禁となった。
映画『鋼の錬金術師』予告映像Ⅱ、解禁
幼い頃、亡くなった母にもう一度会いたいという想いから兄エド(山田涼介)と弟アルは、ついに”人体錬成”の理論にたどり着く。だがそれは、錬金術師にとって絶対に犯してはならない禁忌だった……。その代償としてエドは左脚を、アルは身体全部を対価として“持っていかれて”しまう。瀕死のエドは自身の右腕と引き替えにアルの魂だけをなんとか錬成し、近くにあった鎧に定着させることに成功したのだった。時が経ち、右腕と左脚に“機械(オート)鎧(メイル)”の義肢を装着した身で国家錬金術師となり、鎧の姿の弟アルと、失った体を取り戻す手がかりを探す旅を続けるエドを、人はこう呼ぶのだった。“鋼の錬金術師”と――
映画『鋼の錬金術師』は、全世界シリーズ累計部数7,000万部超の大ヒットを遂げる漫画家・荒川弘の同名人気コミックを実写映画化する作品。錬金術が存在するファンタジーな世界観を、『タイタニック』でCGを手掛けた映像のスペシャリスト、曽利文彦監督の手によって完全映像化に挑む。
主役のエドワード役を、Hey! Say! JUMPの山田涼介が演じるほか、本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子、佐藤隆太、蓮佛美沙子、夏菜、大泉洋、國村隼、小日向文世、本郷奏多、内山信二、石丸謙二郎らが脇を固める。
このたび解禁となった予告映像では、エドの鋼の義肢“機械鎧(オートメイル)”のほか、亡き母を想い、幼きエルリック兄弟が“人体錬成”を試みるシーンや、アルの石獣と戦う姿などが映し出されている。
曽利文彦監督は「『鋼の錬金術師』の前半のストーリーで一番刺さるのは、小さな子供たちが母親を取り戻したいという一心で禁忌に触れる“タブー”を冒してしまう部分。その見返りが容赦ない天罰という、年齢といったことは一切関係なく背負ってしまうのがある意味リアルです。命というものに係わるタブーを冒してしまった子供たちの背負ったものの大きさというのが、この映画の中核のテーマでもあるのです」と、予告映像で語られる始まりシーンが本作のテーマに繋がると明かす。
さらに本作の映像技術については「ハリウッドは日本よりかなり先を行っているのは事実です。今まで日本の技術では手の届かなかったところへ“高く飛べば届くかもしれない”というところまで、充実した技術が揃ってきました。そんな今だからこそ、この作品に挑戦したい。本作で前人未到の領域に手をかけてみたい。しかし技術というのは、あくまでも作品の下支えであり“ストーリー”が第一。ストーリーに技術がしっかりと寄り添うことができれば、本当に素晴らしいことだと思います」と映画化に対する熱い想いを寄せている。
映画『鋼の錬金術師』は、2017年12月1日(金)公開。
(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会
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