『アメイジング・スパイダーマン』と『スパイダーマン』と『スパイダーマン:ホームカミング』の魅力と違い

金曜ロードSHOW!にて『アメイジング・スパイダーマン』と「アメイジング・スパイダーマン2」がが放映されます。スパイダーマン(スパイディ)といえば、その前に 『スパイダーマン』3部作としてトビー・マグワイアが演じていたトリロジーもあります。


監督が違うため、この2シリーズはちょっとずつ設定などに違いがあります。両シリーズの魅力と違いをここでは説明させていただきます。

『アメイジング・スパイダーマン』はハイスクール青春ムービー


アメイジング・スパイダーマン (字幕版)


同作の監督はマーク・ウェブという『(500)日のサマー』など恋愛ものなどが多く、青春映画や恋愛映画が得意な監督。

そのため主人公アンドリュー・ガーフィールド演じるピーター・パーカーとヒロインのエマ・ストーン演じるグウェン・ステイシーのピュアで一途な恋愛を主軸に物語が展開していきます。アンドリュー版のピーターはかなりイケメンでスケボーも得意と原作の冴えないオタクというイメージとはかなり違います。そしてグウェンが可愛いこと可愛いこと!

成績優秀で完全無欠のヒロインって感じです。面白いことに映画で恋人同士を演じたためか、現実でもアンドリューとエマはくっついてしまいました。同作で来日したときは、舞台挨拶中もMCが喋ってる間にツーショット撮ったりともうラブラブイチャイチャと……公私両方での最強カップルぶりでした(笑)残念ながら破局してしまったようですが……。

アンドリュー版の一番の見所、糸の出し方は「ウェブシューター」という道具を手首に仕込んで糸を発射します。このガジェット感がとてもカッコよくて、撃つ時、道具が赤く発光し「パッシュ」という効果音がでるのです。効果音なども伴って、武器感は増しています。でも糸のため殺傷能力がなく、あくまで拘束・捕まえるためってのが面白いところです。

そして、原作と同じでスパイディがよく喋る!ヴィランと交戦してるときも、ひたすらジョークを飛ばしたり、説得しようとしたりと、ほんとによく喋るスパイディで原作ファンも納得のスパイディだったようです。糸を使ったスパイダースウィングも見所ですが、彼のトークスキルにも注目すると面白いと思いますよ(笑)

トビー・マグワイア版『スパイダーマン』は少しダーク


スパイダーマン (字幕版)


こちらはホラー映画の監督として有名なサム・ライミが撮っています。そのためか明るい雰囲気ではあるものの、少しずつサム・ライミの色といいますか、ホラーテイストが出ていたりします。

主人公はトビー・マグワイアが演じるピーター・パーカーで、ヒロインはキルスティン・ダンストが演じるMJ。そしてピーターの親友ハリー・オズボーン、ピーターがスパイディの写真を売りつけるデイリービーグルの編集長など人間関係がもう少し複雑になった群像劇というイメージ。しかしこの人間関係が見所で、物語を深くしています。

トビー版は、神経質そうでオタクなど冴えない感じが「まさにピーター・パーカー」という感じ。こちらの恋愛関係は、ピーターにMJ、ハリーの三角関係。しかもなかなか進みません。奥手なのがまたピーターらしいとも思えます。

トビー版のスパイディには「ウェブシューター」がなく、手首に糸のでる孔のようなものができており、体内から直接糸を生み出し、放出できるという設定のようです。またスーツのデザインも少し違い、アンドリュー版は青が多いのに対して、トビー版は赤が多くなっております。さらに3作目ではブラックスパイダーと呼ばれる黒いスーツも。このブラックスパイダーがとてもクールです。しかも、このスーツをつけると攻撃的な性格になってしまうという性質も。内気なピーターもかなり大胆な性格に変貌します。

どちらのスパイダーマンも魅力的!


アンドリュー版は明るくコミカル!トビー版は深い人間関係が魅力的です。いまでこそアメコミ系の映画も見ますが、『スパイダーマン』を見るまでまったく興味がないジャンルでした。アメコミ実写の面白さを自分に教えてくれた映画なのです。それが3作目で終わり、リブートとして『アメイジング・スパイダーマン』になり、怖さ半分、期待半分で見てみたところ、これも面白かった!トビー版が好きな人も、こちらをぜひご覧ください。また違った面白さがあると思いますよ。

そして、来週から『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』が公開されます。これには第3のスパイディが登場します。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ スパイダーマン


(C)2016 Marvel.


新しいスパイディは『白鯨との闘い』でも存在感を見せたトム・ホランド。さらに、新しいスパイディのシリーズ『スパイダーマン ホームカミング』が来年公開!新しいスパイディがどんな活躍をしてくれるか、いまから楽しみです。

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(文:波江智)

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