ワンダーウーマンこそ不動のセンターだ!AKB総選挙的に楽しむ「バットマンvsスーパーマン」


最後に


幸い、既にチームが結集していた「アベンジャーズ」と違い、本作ではJLAにこれから加入するメンバーの紹介=オーディションの段階なので、まずは皆が「不動のセンター」と認めたワンダーウーマンから興味を持って頂いて、本作をAKB総選挙的な視点で楽しんでみるのはいかがだろう?

マーベルとは違って、まずJLAという集団ヒーロー映画を公開してから、それぞれ各ヒーロー単体の映画が公開されるという、まるでアイドルユニットからソロデビューするという様な方式を取るDCコミックスの映画化。

前述した様に、JLAの結成=デビュー前からメンバー各人の成長を見守れるという点で、突然現れた驚異の新人&不動のセンターであるワンダーウーマンと、これから加入するJLAメンバーのオーディションとして観れば、アメコミ知識がさほど無い日本の観客でも、きっと十分楽しめるのではないだろうか。(注:あくまでも、個人の見解です)

「アメコミの映画版は、アメコミに詳しい人じゃないと楽しめない」、どうかそう決め付けないで、観客が積極的にそれぞれの「押しメン」を見つけて応援するのが、今後の「DCコミックス・ユニバース」を面白く観るコツなのかも知れない。是非試しに、そうした自由な視点から本作を楽しんで頂ければと思う。

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(文:滝口アキラ

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