肉体の悦びに目覚める、その女―村川絵梨の新境地『花芯』予告映像解禁
瀬戸内寂聴原作の同名小説初の映画化となる『花芯』(R15+)のポスタービジュアルならびに、予告映像が解禁となった。
艶かしい村川絵梨に注目
映画『花芯』ポスタービジュアル&予告解禁
「きみという女は、からだじゅうのホックが外れている感じだ」―それが園子(村川絵梨)の恋人・越智(安藤政信)の口癖であった。園子は、親が決めた許婚・雨宮(林遣都)と結婚し息子を儲けていたが、そこに愛情はなかった。ある日、転勤となった夫について京都へ移り住んだ下宿で越智と出会い好きになってしまう。生まれてはじめての恋に戸惑いながらも、自身の子宮の叫びは次第に大きくなり抑えられなくなっていく――
映画『花芯』は、瀬戸内寂聴がまだ瀬戸内晴美として執筆していた当時「新潮同人雑誌賞」を受賞するも、1957年「花芯」発表当時批評家から「子宮作家」と批判を浴び、長く文壇的沈黙を余儀なくされた、同名恋愛小説を映画化する作品。傷だらけになりながらも女としての性愛を貫いた熾烈な女性の恋愛ドラマで、現在にも通ずる女性の「愛欲」や「性愛」の真実を描く。
肉体の悦びに目覚め、世間の常識に背を向けながらも子宮の命ずるまま生きることを選ぶ主人公・園子を村川絵梨が演じる。さらに、園子の夫・雨宮を林遣都、園子と逢瀬を重ねる男・越智を安藤政信、園子夫婦が下宿するアパートの大家・北林未亡人を毬谷友子など、豪華俳優陣が集結する。メガホンをとるのは『blue』『僕は妹に恋をする』『海を感じる時』の安藤尋監督。
このたび解禁となったポスタービジュアルでは、主人公・園子が男性と裸で抱き合う姿と共に「覗いちゃいけない深淵を覗いてしまったの――」という妖艶な台詞が添えられており、これまでの村川絵梨のイメージを覆す艶かしい雰囲気を醸し出している。
また、同じく公開となった予告映像では「きみという女は、からだじゅうのホックが外れている感じだ―」という衝撃的な台詞から始まり、主人公・園子が安定した家庭を離れ、愛人・越智との底の見えない愛の関係にどっぶり浸かる様子が垣間見る事が出来、2人の関係がどう展開していくのか想像をかきたてる予告編に仕上がっている。
映画『花芯』は2016年8月6日(土)より、テアトル新宿他全国公開。
(C)2016「花芯」製作委員会
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