第2弾予告も解禁!映画『怒り』坂本龍一が劇中音楽を担当

怒り 坂本龍一 李相日監督



2016年9月に公開される映画『怒り』の劇中音楽を坂本龍一が担当することがあきらかとなり、第2弾ポスタービジュアルと第2弾予告・特報映像が公開された。

映画『怒り』の劇中音楽を坂本龍一が担当!


怒り 第二弾ポスター

八王子で起こった夫婦殺人事件。現場に“怒”の血文字を残し、顔を整形し、全国に逃亡を続ける犯人の行方は知れず。事件から1年後。千葉の漁港で暮らす洋平(渡辺謙)・愛子(宮﨑あおい)親子の前に現れた田代(松山ケンイチ)。東京の大手企業に勤める優馬(妻夫木聡)が街で偶然出会った直人(綾野剛)。沖縄の女子高生・泉(広瀬すず)が無人島で遭遇した田中(森山未來)。前歴不詳の3人の男の中に、あの殺人犯がいるのか?
 
映画『怒り』はSNSやモバイルの発達により、家族や友人、ときには愛する人に対しても簡単に疑いを持ってしまう不信の時代である現代を舞台に、一つの殺人事件をきっかけに“信じる”とは何か?という根源的な問いかけを投げかける群像ミステリー作品。
 
「パーク・ライフ」で第127回芥川賞を受賞した吉田修一の原作と、『フラガール』で日本中を感動の涙で包み込んだ李相日監督のタッグで、国内外で高き評価を受けてた『悪人』から6年、2人が再びタッグを組み“怒り”というテーマに挑む。
 
映画化にあたり「映画『オーシャンズ11』のようなオールスターキャストを配してほしい」という原作者・吉田修一からの要望に応えるように、日本映画界より7人の豪華キャストが集結。主演は今やハリウッドだけでなく、ブロードウェイ・ミュージカルでも活躍している渡辺謙。さらに森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮﨑あおい、妻夫木聡と人気・実力ともにトップクラスの俳優陣が重厚な人間ドラマを紡ぎ出す。
 
このたび本作の劇中音楽を坂本龍一が担当することが明らかとなった。

坂本龍一 怒り



『戦場のメリークリスマス』(1983年)で英国アカデミー賞を受賞し、『ラストエンペラー』(1987年)では、アカデミーオリジナル音楽作曲賞、グラミー賞などを受賞。近年では、山田洋次監督作品『母と暮せば』、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作品『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を担当し、常に革新的なサウンドを追求する姿勢が世界的評価を得ている音楽家・坂本龍一。この度、李相日監督たっての願いで、音楽を担当することとなった。

若く才能豊かな李相日監督の熱烈なオファーを坂本龍一氏は吉田修一の原作、そして李監督による脚本をすぐさま読み、快諾。李監督との度重なるディスカッションを重ね、音楽制作が行われた。

2CELLOS 怒り



また今回、坂本氏が作り上げた主題曲を、2本のチェロで奏でる最上のパフォーマンスにより世界を魅了し、エルトン・ジョン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズとも競演してきたクロアチア出身チェロ・デュオ=2CELLOSが演奏で参加する

今回の発表とともに、第2弾ポスタービジュアルと、第2弾予告・特報が解禁。映像では坂本龍一による劇中音楽を確認することができる。また併せて、坂本龍一、李相日監督、2CELLOSからのコメントがシネマズに到着している。



坂本龍一


李相日さんと初めて仕事をした。
事前の噂では大変に難しい人だという。
実際に仕事をしてみると、なるほどしつこく、粘り強くこちらに様々な要求をしてくる。
しかしそれは「もっとよい方法があるのではないか」「もっとよくなるのではないか」という
李さんの作品へのこだわりからくるものであり、モノを作る人間ならば当然の欲求であって、
逆にそれがないのがおかしいと言わざるを得ない。
『怒り』は日本映画としては珍しくエンターテインメントに流されず、骨太でパワフルな映画になったと思います。

李相日監督


「怒り」……これは誰の目にも見えるわけではない。けど、間違いなく誰の側にもあるもの。
そんな雲をも掴み取ってしまうような鋭い感性が坂本さんには存在する。
映像から受けた刺激と、僕のゴタクに忍耐強く耳を傾け、ミリ単位に及ぶ緻密で壮大なサウンドが生み出される。
登場人物たちは多様な顔を見せ始め、シーンは様々な解釈を生じさせていく。もっと深く、もっと濃密に…
思えば、“坂本龍一”という名の大きさに呑まれぬよう自分を叱咤していた。
気付けば、呑まれたのは、『怒り』に臨む坂本さんの姿勢。剥き出しの、その情熱に。

2CELLOS


このような日本映画の大作に、そして日本を代表する偉大な作曲家、坂本龍一氏とご一緒できて大変光栄です。
僕たちは2人とも映画やアニメなど、日本の文化が大好きなので、このプロジェクトに参加できてとてもワクワクしています。


映画『怒り』は2016年9月17日(土)より全国東宝系にて公開。

(C)2016「怒り」製作委員会

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