日本人女優では初の快挙!映画『団地』上海国際映画祭で最優秀女優賞
阪本順治監督最新作の映画『団地』が、第19回上海国際映画祭のコンペティション部門で、金爵賞最優秀女優賞を受賞した。主演の藤山直美は、日本人女優としては初の受賞という快挙となった。
映画『団地』が第19回上海国際映画祭で金爵賞最優秀女優賞!
(C)016「団地」製作委員会
映画『団地』は、さまざまな人生が交差する団地を舞台に、ごく平凡な夫婦の全然普通ではない日常を独特の感覚で描いた作品。実在した女性逃亡犯の内面を圧倒的リアリティーで再現した『顔』から16年ぶりに日本演劇界が誇る舞台女優・藤山直美と阪本順治監督が再びタッグを組んだ最新作。
このたび本作が、第19回上海国際映画祭のコンペティション部門で金爵賞最優秀女優賞を受賞した。上海国際映画祭における、これまでの邦画作品では、山田洋次監督や岩井俊二監督といった監督やスタッフ陣、出演者では藤竜也など受賞経験があるが、日本人女優の受賞は藤山直美が今回初の受賞となった。
授賞式に参加できなかった藤山直美に変わり、現地で賞を受け取った阪本順治監督は「僕が監督デビューしてから28年目、本作は映画人生の中で最も実験した作品です。藤山さんがいたからトライできた作品で、藤山さんに感謝します。また、上海国際映画祭に感謝します」とコメント。
そして今回受賞した藤山直美自身からは「久しぶりの映画で、阪本監督の演出に従った結果、賞を頂いたわけですから、この賞は監督の手腕によるところが大きいと思っています。阪本監督が喜んでくださるなら、私もとても嬉しく思います。そして共演者の皆様の存在も大きかったです。共演者の皆様にも心から感謝申し上げます」とコメントが寄せられている。
映画『団地』は、有楽町スバル座、新宿シネマカリテ他全国大ヒット公開中。
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