怖いの大好き?大野拓朗インタビュー、青春ホラー『ホーンテッド・キャンパス』
7月2日から公開中の青春オカルトミステリー『ホーンテッド・キャンパス』。
シネマズでは黒沼泉水役で出演する大野拓朗さんにインタビューを行いました。キャストの中での立ち位置や霊感があるか、出演が決まった時の感想などをお聞きしました。
ー現場での立ち位置は?
大野拓朗(以下大野) 現場で2番目に年上なので、皆を引っ張るよう、裏座長と言われ、皆さんのフォローをしていました。
例えば現場が暑く冷房があまり効かないときにスタッフさんをうちわで扇いだり、撮影がきつくて「きついきつい」という監督をハグしたり、スタッフさんのケアを意識していました。キャストに関しては中山優馬くんがしっかりしていたのでお任せしてました。
ー黒沼は幽霊を見ることができますが、ご自身には霊感ありますか?
大野 霊感欲しい!霊感を持っている人に会うたび「自分に霊感はあるか?」と聞いてます。
霊感はまったくないみたいだけど数年前に金縛りにはあいました。23歳のときに築40年以上の一軒家に住んでたことがありました。そこに住んでいた友達は金縛りにあっていたので羨ましがっていたら、自分もかかって嬉しくなりました。これで幽霊見えるかと目は動くので周りを見回していたら足元に正座をしている子供が見えました。見えたことに満足してそのまま寝ました。(笑)
ー出演が決まったときの感想は?
大野 『ホーンテッド・キャンパス』というタイトルを聞いてキャッチーな感じがしてわくわくした。ホラー系は好きなので、撮影中に何か起こらないかな、と思って。
ホラー要素もあるので現場で何かないかと期待していたら、謙ちゃん(安井謙太郎)と部室で喋るシーンで、どこからかラジオの音が聞こえてきたのですが、気のせいかと気にせずに芝居を続けていたらカットがかかりました。2テイク目は女の人の声が聞こえ、3テイク目では昭和の歌謡曲が聞こえてきました。リハーサルではなかったのに、本番のときにだけ音が入って不思議でした。
また学校での撮影シーンで、僕が先頭を歩いていたら「オイ!」という声が聞こえてきたので止まったら、聞こえたのは僕だけみたいで後ろを歩いてたキャストにぶつかられました。話を聞いてみるとそんな声は聞こえなかったって……。
ー幽霊が見えるという役柄をどう作りましたか?
大野 周りに見える人が多いのでいろいろアドバイスをもらいました。そういう人たちは常に見えているので、それが日常になり、怖いという感覚はないという感じで演じました。
ー黒沼泉水はバイトをやっているが、大野さん自身のバイト経歴は?
大野 スポーツクラブでバイトしていた。子供たちにスイミングを教えたり、フロントをやったりいろいろ。子供に水泳を教えるのは楽しかったです。特に教えた子たちがバタフライとかできるようになったのが特に嬉しかった。世間は狭くて、教えていた子の一人が撮影でエキストラをやっていました(笑)。
ー原作は小説ですが、読まれましたか?
読みました。ただのホラーではなく、青春、恋愛などいろいろな人に届く要素が詰まっていました。中高生には大学生への憧れ、大人は当時を思い出して懐かしくなると思います。また原作に忠実な作りになっています。
ーこの世で一番怖いと思うことは?
大野 裏切り行為。人信じやすい性格なので裏切られそう。今までは幸い裏切られることがなかったので、裏切られたりしたらすごいショックを受けると思います。
ー印象的なシーンは?
大野 軽トラで主人公・森司を追いかけるシーン。トラックがミッション車なので運転など考えることが多く、シートベルトをしてサイドブレーキをさげて、ギアを変えて追いかけなければいけないという一連の動きがとても大変でした。また軽トラがせまくて足がぶつかったり、シートベルトが一回でできなかったりして苦労しました。
ー最後にメッセージを
大野 デートでも友達同士でも気楽に楽しんでもらえると思います。恋愛できゅんきゅんできるので刺激に弱い方でもおすすめ。またこんな学生時代があったな〜と思い出して欲しいです。
インタビュー後記
どうも怖いものが大好きなような大野さん。インタビュー中も霊感がないことや幽霊が見えないことを残念がっているようでした。撮影中の心霊現象も「大したことではないですが」と実は前置きがあったりして、もっとすごい心霊体験をしたかったようです。
自分も怪談とかホラー映画が好きなものであやうく撮影中の体験談から脱線しそうにもなりましたが、多分本筋に戻さなかったら嬉々としていろいろ話してくれて盛り上がってしまったこととと思います。
映画『ホーンテッド・キャンパス』は7月2日より全国ロードショーです。
(取材・文:波江智)
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