FacebookやSkypeが怖くて開けなくなる映画!「アンフレンデッド」で涼しい夏を
(C)2014 Universal Studios. All Rights Reserved.
良いことや悪いことがあったとき、友人と共有するFacebook。仕事やプライベートで長時間の会話をするときに使うSkype。これらを毎日使っている方も多いと思います。
ただ、今回ご紹介する映画「アンフレンデッド」を観てしまったら、怖くて開けなくなるかもしれません。
【ストーリー】
ネット上に恥ずかしい動画がアップされたことを苦にして自殺してしまったローラ・バーンズ。死後1年後、彼女の幼馴染とその友人たちはSkypeに集い、他愛もない会話を交わしていた。しかし、そこに死んだはずのローラのアカウントが存在することに気がつく。最初はいたずらだと思っていたが、ローラの死にまつわる嘘がPC画面上で少しずつ暴露され、ひとつひとつが明かされる度に1人、また1人と死んでいく…
自殺したはずの彼女がネット上に現れる!?
本作は、主人公のブレアの目線で、すべてのことがMacの画面上で展開されます。
友人たちとSkypeで会話したり、Facebookで近況を確認したり、メッセンジャーで個別のやりとりをしたりなどなど。
普段からMacを使っている人は見慣れた画面であり、最初は何の変哲もないわけですが、徐々に気味が悪くなってきます。なぜなら、SNSでのいじめが原因で自殺したローラ・バーンズのアカウントがそこに現れるからです。
誰かのいたずらだと疑いつつも、なんだかんだでそのままSkypeを続ける登場人物たち。よく続けられるなと思ってしまいますが、そこで通話をやめたら映画も終わるので、なんとかぐっと我慢してください。
そうこうしているうちに、通話を切りたくても切れない状況に持っていかれるわけですが、そこから先はずっと怖いです。Skypeのビデオ通話上で展開される映像は、決してクリアとは言えませんが、それが逆にリアルで怖さをより一層強めてきます。
(C)2016 Universal Studios. All Rights Reserved.
アンフレンデッドのもう一つの意味が明らかになるころにはもう…
そもそも、アンフレンデッドの意味は「友達を解除する」であり、SNS上での繋がりを切ることに相当します。しかし、本作ではそれで済まず、完全に友情がぶっ壊されていきます。
みんなでローラをアンフレンデッドしたはずが、今度は全員がお互いにアンフレンデッドし合う、昼ドラも逃げ出すドロドロの泥仕合が展開されるのです。
自分しか知らない秘密が明らかにされ、それによって友情が壊れかけ、何とか必死に繋ぎとめようとしたところで今度は逆に相手の秘密が暴露されます。
お前だったのか!
お前こそ!
絶対にゆるさない!
殺してや…えっ!? ホントに死んだ!?
誰か助けてくれぇえええええ!!!!
という流れが次から次へと襲ってきて、でも逃げられなくて、パソコンぶっ壊すことすら許されなくて…。誰が誰に嘘をついて騙しているのか、結局ローラの自殺の原因となった動画を撮影したのは誰なんだよってところまでノンストップで進みます。
普段は映画館で肘掛けを使わない方も、今回ばかりは両方を死守した方がいいです。じゃないとコーラのカップを握りつぶしてしまうかもしれません。
(C)2016 Universal Studios. All Rights Reserved.
SNSを退会したくなるかも
ゾンビなどの非現実的なホラーとは違った、普段利用しているものを題材にしたホラーには後味の悪い妙な怖さがあります。
Skypeをアンインストールして、Facebookを退会したくなるかもしれませんが、ひと味違ったホラーもたまには涼しくなっていいかもしれませんよ。
念のためですが、Skypeの連絡帳とFacebookの友達を見直してみることをおすすめします。
それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。
『アンフレンデッド』
(C)2014 Universal Studios. All Rights Reserved.
7月30日(土)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋HUMAXシネマズほかにて公開
配給:ミッドシップ
監督:レヴァン・ガブリアゼ 脚本:ネルソン・グリーヴス 製作:ジェイソン・ブラム
出演:シェリー・ヘニッヒ、レニー・オルステッド、ウィル・ペルツほか
(文:ゆうせい)
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