名画に隠された暗号を暴け!『インフェルノ』×「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」特別イベント



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ティツィアーノの「受胎告知」がバックに設置された、この日のステージ。
4メートルある名画を前に「500年前以上に描かれたもの。レプリカじゃなくて本物なんだよ!」と興奮が隠せない様子の鶴太郎さん。
本作についても、とてもエキサイトしてご覧になったようで「序盤からすごい迫力!絵画の謎解きミステリーも見応えがあって、映画の世界に吸い込まれました。三部作の中で、今作がいちばん出来が良いんじゃないかな」と、太鼓判。
トリンドルさんも「途中で、誰を信じていいのか分からなくなりました。誰が言うことも全部正論に聞こえてしまって…」と、極上のミステリーを堪能したよう。

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そんなお二人の今回のミッションは、本作にも登場するダンテの神曲を模したボッティチェリ作の「地獄の見取り図」に隠された謎を解明すること。
写真のような用紙に記された3つの謎は、美術館内に展示されている絵画たちに隠されていて、それを探し当てると「地獄の見取り図」に隠された謎を暴くことが出来るのです。
私もイベント本番前にチャレンジしてみましたが、コレが本当に難しい~っ。
しかし答えが分かった瞬間、鳥肌が立つほどカイカンなんですっ!!!
いやぁ、謎解きって奥が深いですね~。

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さて、ゲストのお二人はと言いますと…。
劇中のラングドン教授とシエナさながら、館内の絵画に隠された謎を順調に紐解くお二人。
最後に得た「ライトが照らせば真実が現れる」という指示に従い、トリンドルさんが「地獄の見取り図」を懐中電灯で照らすと、絵画から何やら文字が浮かび上がり…。

「これ、『プッツン』じゃないの?!」と、鶴太郎さん。
そう、「地獄の見取り図」に隠された暗号は、1986年に流行語部門大衆賞にも選ばれた鶴太郎さんのギャグ「プッツン」でした!

現代風に言うと、「キレる」という意味の「プッツン」。
映画『インフェルノ』の魅力に当てはめるならば、ラングドン教授は序盤、記憶を失って「プッツン」。
人類滅亡を企むゾブリストは、「プッツン」サイエンティスト、と言ったトコロでしょうか。

ご自分の持ちギャグがまさかの暗号だった鶴太郎さん、なんと目の前で往年のギャグを披露して下さり、同世代のマスコミ陣は拍手喝采。
一方、生まれる前に流行したギャグに若干戸惑い気味だったのが、トリンドルさん。
「プッツン女優なら分かりますけど…」と、それでもお話を合わせようとして下さるトリンドルさんの表情が、これまたキュートでした。

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イベント終了後、私も「地獄の見取り図」の前で…。
映画『インフェルノ』は、2016年10月28日から全国ロードショーです。




それではまた次回、お会いしましょう。

お相手は、八雲ふみねでした。

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インフェルノ
監督:ロン・ハワード
原作:ダン・ブラウン『インフェルノ』(角川文庫刊)
出演:トム・ハンクス、フェリシティ・ジョーンズ、イルファン・カーン、オマール・シー、ベン・フォスター ほか


 

八雲ふみね fumine yakumo


八雲ふみね

大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。
八雲ふみね公式サイト yakumox.com

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