インタビュー
元週刊ファミ通編集長が『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』を語る
元週刊ファミ通編集長が『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』を語る
大人が子供に見せるべきかっこいい姿を代弁するヒーロー
大谷 では、今作で特に加藤さんが見所だと思ったところは?
加藤 やっぱりひとつには、ヒーローの共演ですね。ヒーローが集まるとワクワクするのはゲームも一緒ですし。
大谷 「スーパーロボット大戦」的な?
加藤 たしかにゲームだと「スパロボ」とか「スマブラ」とか、お祭り的な感じですよね。別の世代のライダーが一緒に戦うところにまずワクワクするし、ライダー同士がどう絡んで、どういう立ち位置で一緒に戦うのか、いろんなシーンで描かれるのが楽しい。あと、「ゴースト」があの人物のアイコンで戦うところもある意味お祭りで。
大谷 そして、ある意味でゲームを彷彿とさせる要素でもありましたね(笑)。
加藤 それに、めちゃめちゃ濃い戦いでアクションシーンもすごくて、特に後半のノンストップアクションは圧巻でしたね。
大谷 それぞれのライダーの見せ場もしっかりとあって。アクションシーンのBGMで、それぞれのライダーの主題歌が流れるたびにドキドキしました。リアルタイムで観ていた当時のことを思い出して、懐かしい気持ちにもなるというか。
「エグゼイド&ゴースト」製作委員会 (C)石森プロ・ テレビ朝日・ADK・東映
加藤 ウチの子供達はもうライダーを卒業してしまったんだけど、「あのライダー好きだったじゃない?」って僕から誘ってみるのもいいなって思いましたね。そうそう、「ドライブ」の泊進ノ介が成長していたというか、男の魅力が上がってたのもグっときたところでしたよ。
大谷 別シリーズのアフターストーリーが描かれているところも嬉しかったですよね。
加藤 そうそう、ドライブは刑事として、エグゼイドは医者として人の命を守るっていうのが描かれていたのが、当たり前のようですごくよかった。それは子供たちにとって大事なメッセージだと思うんですよ。僕は命をかけて戦う大人たちが、それを仕事としてやっているのはかっこいいと思っていて。大人が一生懸命仕事を頑張っている姿がかっこいいものとして描かれているし、ライダーとしても医者としても戦うっていうところが一致していてかっこよくて、そこが意外と心に響きましたね。
大谷 人の命に関わる仕事じゃないけど、私も命をかけて仕事したいな、しなきゃなって、自分を省みました。大人にも刺さる部分だと思います。
加藤 ニュースでは医者とか警察とかの変な事件も報道されたりするけど、大多数の大人はそうじゃない。現実世界にも命をかけて人を助けようとする人がいるというのは、大人から子供へのすごく大事なメッセージだし、安心して見てほしい作品だなって思いました。父親としては息子に、弱きものを助け、仲間を助けなきゃっていうマインドを培ってほしいですしね。それが社会を動かすマインドだからね。そこをちゃんと描いている映画だなって思いました。
大谷 お父さん目線ですね~。
加藤 あと忘れちゃいけないのが、ヒロインのポッピーピポパポが可愛かったこと!
大谷 あれ?いい話をしていたのでは…?
加藤 でも「ゴースト」のあかりも可愛かったし、どっちも好みでした! 可愛い系と綺麗系、どっちがいいかなって迷いながら見てました。
大谷 これだからおじさんは…! それじゃ別のゲームになっちゃいますから(呆)!
仮面ライダーファンはもちろんゲームファンも必見の映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』は12月10日(土)公開です。お父さんもお子さんと一緒に観てみてはいかがでしょうか?
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バカタール加藤
週刊ファミ通編集長、週刊ファミ通主筆、Walker47編集長等を経て、現在はカドカワ(株)、BO編集部にて、ニコニコチャンネル「バカタール加藤の世界でいちばん役に立たないゲームch.」編集長を務める。
ツイッター:@bakataal
※ニコニコチャンエル「バカタール加藤の世界でいちばん役に立たないゲームch」では、
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チャンネルTOPページ:http://ch.nicovideo.jp/bakachan
(編集・文:大谷和美)
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