
どうもこんにちは。アリマックスです。
私には密かな夢があります。
それは……

映画のヒーローみたいに「うおぉぉぉ!」と勢いよく変身をしてみたいことです。
勧善懲悪のヒーローは、善良な市民が世界征服を目論む、めちゃくちゃ悪い奴に襲われているのを見かけると、例えバイト中だろうがなんだろうが、ヒーローに変身して救ってくれます。

ヒーローが変身するときに行うのが「うおぉぉぉ!」です。

わかりますか?「うおぉぉぉ!」です。

「きゃあああああ!!!!」
ちょうど都合よく、善良な市民が襲われているじゃないですか。

待てーーーーい!!!
とうっ!!!


アリマックス!見参!!!

悪「オマエ誰だよ!邪魔しないでくれる?」

彼女から手を離してもらおうか。

悪「やーだーねーーーー!!!!」

さあ、今こそをアレを発動させる時だ!

ぐぎぎぎぎぎぎ

ぬううううううう

うおぉぉぉぉ!!

ばんっ!!!

スーパーアリマックスZ!!!!!
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あ、ちょっと待っててね〜〜






またせたな!!

無事に「うおぉぉぉ!」で、スーパーアリマックスZに変身しました!

くらえ!!!!

アリマックスぱんち!!!!
無事にヒロインを、悪の手から救ったので、このまま敵をぶっ倒しておきましょう。

マカン〜〜〜ホニャサッポウ!!

そして〜〜〜〜

スーパーウルトラファイナルスプラッシュ・ノンモカエクストラホイップ・アドショット・ストリームアタック!!!

悪「うあああああああああああ!!!!!!!」

平和は守られた!悪がはびこる隙はなし!渡る世間に鬼は無し!

寒い…シャツ…どこいったんやろ……。

ん?

「アリマックスさんへ。救ってくれてありがとう。地図の場所まで来てください。」

そうか、ヒーローがヒロインを救ったのだから、この後は「ラブ展開」というわけだな。よろしい、迎えに参ろうではないか。

ここか……。

ビック・ママ たまプラーザテラス店

こんにちは〜〜みんなのヒーロー・アリマックスですよ〜〜

「あ、ヒーローさん!」

「これ仕上げときました」
これは…?!
そういえば…



そうか、あの時にヒロインが私のシャツを…

何を隠そう、彼女の正体は「お直しコンシェルジェ」。

彼女が勤めるビック・ママは「母親代わりのサービス」を掲げ展開する洋服のお直しを行う全国チェーンのお店。
東京、神奈川など首都圏を中心に全国約70店舗、駅近の商業施設等に店舗を構え、パンツの裾上げ、丈や幅等サイズの変更やリメイク、通園・通学グッズの製作まで、洋服お直しなら何でもお任せなのだ。

アリマックスが、スーパーアリマックスZに変身した際、シャツのボタンが飛び散ったのを見た彼女は、お直しコンシェルジェとしての使命感から、それをそのまま放置するわけにいかず、こうしてボタンを縫い直したのだ。

ビック・ママでは、ズボンの裾上げといったサイズ調整以外にも、ボタンの付け直しまでやってもらえる。
状況にもよるが、ボタンの付け直しは、他の作業が入ってなければ早くて10分ほどで完成。値段は、一般的なボタンで1つ税別200円。急にボタンが取れてしまった場合など、裁縫セットを探さなくても、ビック・ママに持ち込めばOKだ。

ヒーローになりたいと、うおぉぉ!をしたのはいいが、ボタンを付け直すところまで考えてなかった。ビック・ママがあれば、いや、彼女が居ればいつでもヒーローに変身できる。
やはり、彼女こそヒロインにふさわしい……だが、ヒーローはみんなのものだ。私を待つみんなのところへ行かねばならない。
さらばだ……愛しのヒロインよ。

「あ!あの……お名前は?」
君の名は?だと。さっきも彼女は「ヒーローさん」と呼んでいたな。

「アリマックスです!」

「今回はボタンの付け直しが4つだったので、消費税込みで864円です。」

安くて早くて安心だね!ビック・ママ最高!
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……って、ヒロインどこーー??!!うおぉぉぉ!!

お直しコンシェルジュ ビック・ママ 【洋服お直し・裾上げ】
洋服のお直しを「母親代わりのサービス」として展開。東京、神奈川など首都圏を中心に全国約70店舗、駅近の商業施設等に店舗を構えています。パンツの裾上げ、丈や幅等サイズの変更やリメイク、通園・通学グッズの製作まで。洋服お直しならお任せください。
(企画・構成・文/黒宮丈治・アリマックス)