1週間限定「ヒッチコック9」東京での一挙上映が決定!

ヒッチコックの現存するサイレント時代の全作品を、デジタル修復で完全復元した「ヒッチコック9」が、東京・東劇で1週間限定上映されることが決定した。

一挙上映は、京都に続き世界で2番目


恐喝(ゆすり) Blackmail ヒッチコック9 ヒッチコック監督


『恐喝(ゆすり) 』より、撮影時のヒッチ・コック監督

様々な映画手法を取り入れ、その後の映画界に多大なる影響を与えて、ハリウッドの帝王とも称されるアルフレッド・ヒッチコックは、ハリウッドに渡る前にイギリスで多くの作品を手がけている。初期作品は保存状態も悪く、散逸したものもあった。そこで、英国映画協会が、現存するヒッチコックのサイレント時代の全9作品を、1コマずつデジタル修復を施し、このたび完全復元し蘇らせたのが「ヒッチコック9」だ。

快楽の園 The Pleasure Garden ヒッチコック9


『快楽の園』

先日世界で初の全作品上映が、MOXIV京都にて行われ、期間限定でありながらも連日多くの観客がつめかけた。東京での上映もとの声が高まったことで、今回1週間限定で東京・東劇での上映が急遽決定した。

上映されるのは、監督デビュー作となった『快楽の園』(1925)をはじめとして、『下宿人』(1927)『ダウンヒル』(1927)『リング』(1928)『ふしだらな女』(1928)『農夫の妻』(1928)『シャンパーニュ』(1928)『マンクスマン』(1929)『恐喝(ゆすり)』(1929)の全9作品。

全作品を一挙上映するのは、京都に続いて今回の東京での上映が世界で2番目となる。また現時点ではこの9本のソフト化も未定とのことで、貴重な鑑賞の機会となる。

ふしだらな女 Easy Virtue ヒッチコック9


『ふしだらな女』

初日の『恐喝(ゆすり)』上映後は映画評論家・監督の樋口尚文と、映画監督の深田晃司、2日目の『下宿人』上映後は映画監督の篠崎誠のトークイベントも行われ、また京都同様、今回も9作品中6作品で古後公隆によるピアノとチェロの生演奏が楽しめる。上映期間は2017年3月18日から24日まで。

ヒッチコック9 東劇



東劇ウェブサイト
http://www.smt-cinema.com/site/togeki/

画像ギャラリー


[gallery columns="5" ids="61949,61952,61951,61953,61948,61946,61947,61950,61954,61955"]

(C)British Film Institute

(訂正)一部作品名にご表記がございました。2017.03.10 13:40

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

RANKING

SPONSORD

PICK UP!