不死身の木村拓哉が富士見高校にサプライズ登場!『無限の住人』公開直前イベント
映画『無限の住人』が、埼玉県立富士見高校でサプライズイベントを開催。事前に告知されていた三池崇史監督に加え、キャストの木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、満島真之介が登壇した。
木村拓哉&杉咲花&福士蒼汰&満島真之介がサプライズ登場!映画『無限の住人』公開直前イベント
映画『無限の住人』は、累計発行部数750万部を突破する沙村広明の人気コミックを実写映画化する作品。不死身の男にとって”希望“になる少女との出会い、そして、彼をも襲う死闘を描く。主人公・万次を木村拓哉が、万次が“最初で最後”の用心棒として命を懸けて守る少女・浅野凜を杉咲花が演じるほか、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、満島真之介、金子賢、山本陽子、市川海老蔵、田中泯、山﨑努ら錚々たるメンバーが集結する。メガホンをとるのは三池崇史監督。
本作の主人公、木村拓哉演じる万次が不死身(ふじみ)であることにかけて、埼玉県立富士見(ふじみ)高等学校で、昨日2017年4月25日、公開直前“サプライズ”イベントが開催された。
富士見高校の全校生徒約700名には事前に「新学期を迎える皆さんへ特別講師が講演を実施する」という名目で、三池崇史監督が特別講義を行うことが事前アナウンスされていた。会場となった体育館に三池崇史監督が登場すると会場は歓声に包まれ、三池崇史監督は「ラブストーリーがあんまり得意じゃない監督が今度はぶった斬りエンタテインメントをつくりました」と挨拶する。
さらに、本作で自身6回目となる、カンヌ国際映画祭選出の話題から「世界を意識しているのか」と聞かれると「特に世界を意識をしているわけでは無く、目の前にあることを無我夢中で取り組んできた結果です。夢はなかなかかなうものでは無いから、無心でやっていくことが大切」とコメント。さらに本作について「この作品は斬りあいもありアクションも見どころですがどうして斬りあうのかというようなドラマが豪華なキャストの皆さんに集まってもらって実現できました」と語った。
そして「映画監督になるなんて思ってもみなかったことですが、奇跡的な出会いがあって今こうしてやらせてもらっています。思ってもみなかったこというのは、意外と起こるんです」とし「いくら説教っぽく言ってもしょうがないと思うのでみなさんにも体験してもらおうと思います」と意味深なコメント。すると「キャストの皆にも来てもらっています」の声と共にキャストの木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、満島真之介が登場。場内は割れんばかりの歓声に包まれた。
ステージに上がると木村拓哉は「こんにちは。不死身と富士見。字はまったく違うのですが、これも何かの縁ということで、よろしくお願いします。生徒と先生のコミュニケーションがとれているのか、やんちゃな子がいないですね(笑)」と挨拶。
続いて杉咲花は「今日は短い間ですがよろしくお願いします。高校生の頃はリレーの選手でした。今もちょっと速いです」と、福士蒼汰は「高校生のみなさんのパワー凄いですね、もし今高校生に戻れるとしたら留学をしてみたいです」と、満島真之介は「ハローエブリワン、体育の先生みたいな恰好していますが今が小学生のような気分なので、高校時代に戻ってもしょうがないですね(笑)」と挨拶し、場内のボルテージも最高潮となったところで高校生からのお悩み相談に突入した。
「1年の3学期の最後に、進路講話をしてくださった3年生の先生が、今から進路を決めるのは遅いと言われました。私はまだ自分の進路が全く決まっていない状態で悩んでいるのですが、三池監督は、進路をどのように決めましたか?」という質問に、三池崇史監督は「先生は早く進路を決めなければいけないのではなくて大人になっていく自覚をもって真剣に考えなさいというアドバイスをくれたんだと思います。夢を聞かれても答えられない人も多いと思いますが、自分もバイクレーサーになりたいと思っていたけど、才能がなくて断念。でも映画に居場所がありました。自然体で一生懸命目の前のことに取り組んで、全力で楽しんでいれば大丈夫でしょう」と回答し高校生を応援。
続いて「実は、部活の顧問の先生に一目ぼれして陸上部に入ったのですが、思っていた以上にキツくて先生がいない時の部活はヤル気があまり出ません。そういう時のやる気の出し方を教えてください」という質問に木村拓哉は「この場でこの相談をされても非常に困っちゃうんですけど」と言いながら、陸上部顧問の先生をステージ前に呼び込むサプライズ。質問した当人と陸上部の部長も前方に呼んで「どういうことなの?」と聞くと生徒はタジタジに。部長が責任をもって見守ることで一件落着となった。
さらに杉咲花が「失敗した時の気持ちの切り替え方を教えてください」という悩みに「私は失敗しても眠ると忘れちゃうんです。あとはお風呂に入るとか、ご飯を食べることですかね。あ、あと回鍋肉」と回答し、場内は爆笑。
福士蒼汰は「私は、この学校に入って目指す夢を見つけましたが、どのようなきっかけで夢を見つけましたか?」という質問に「僕も高校生のころは夢が無かったのですが、お仕事をやっていくうちに責任が出てきて負けたくないと思った時、夢がうまれました」と答え生徒も納得の様子を見せる。
続いて満島真之介が「初対面の人と話すのが苦手なのですが、人とコミュニケーションをとる上で何か気をつけていることはありますか?」という質問に「まずは世界共通の、目を見て挨拶するということを実践しよう。無理に話す内容を考えたりしなくても自然としゃべりたいことが生まれてくるはずだよ。素敵な現場ではみんなしっかりと挨拶をするから、先生も生徒のみんなも心掛けてもらえると最強の富士見高校になると思うよ」と回答し場内からは自然と拍手が起こった。
最後に木村拓哉は「みなさんの時間をつかわせていただきありがとうございました。『無限の住人』は三池組の一員として撮影に臨ませていただきました。自分ひとりの力だと勘違いしてしまいそうになる時もあるかもしれませんが、周りのみんながいて自分たちが輝くということを忘れず、周りのみんなを感じて(万次とは違う)限りある命を生きていってほしいと思います。映画を観た後で、もっともっと全力でもったいない時間を過ごさずに全力の人生を生きてもらえたらと思います」と呼びかけ、イベントが締めくくられた。
映画『無限の住人』は2017年4月29日(土・祝)より、全国ロードショー。
(C)沙村広明/講談社 (C)2017映画「無限の住人」製作委員会
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