エンドロールが素敵な映画6選〜公開中の作品を中心に〜
エンドロールが素敵な映画6選〜公開中の作品を中心に〜
映画を鑑賞する時、エンドロールまで観ますか。それとも、途中でやめてしまいますか。
きっとそれぞれにこだわりもあるでしょうし、エンドロールを最後まで観るかどうかは、少なからず作品の良し悪しも関係してくると思うので一概には言えませんが、工夫を凝らしたエンドロールもありますよね。
今回は、公開中の作品を中心に、エンドロールだけでも観たい!映画を集めてみました。
上映中!見逃したくないエンドロール
『劇場版名探偵コナン』シリーズ
(C)2017 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
コナンはご存知の通りアニメですがエンドロールは実写になっていて、作品の舞台になった場所の風景が流れるのが通例です。実写が流れることでエンドロール中に本編を振り返り、コナンの世界をよりリアルに感じることができる気がします。
また、コナン映画ではお決まりになっていますが、エンドロールの後に必ず「おまけ」のシーンがありますよね。
実はこれは、原作漫画やアニメでも、事件(ストーリー)が1つ終わるごとにおまけ部分が付いているようになっています。映画というよりは、コナンシリーズの定番とも言えます。
このシーンを観たいがために、最後まで席を立たない人も多いのではないでしょうか。
特に、上映中の『から紅の恋歌』では本編のかなり重要なオチがこの「おまけ」部分で回収されています。もし早めに席を立ってしまったという方、平次が紅葉に告げた「嫁にとったるさかい」にモヤっとしている方、もう一度劇場へ!
まだご覧になっていない方は、最後の最後まで期待してくださいね。
『夜明け告げるルーのうた』
(C)2017ルー製作委員会
こちらも上映中。斉藤和義さんの「歌うたいのバラッド」がエンディングテーマになっています。
エンドロールでは、エンディング曲が素敵なのに加え、最後まで可愛らしいアニメーションで魅せてくれます。本編のルー(声:谷花音)の可愛さに心を奪われる方も多いと思いますが、なおさらエンドロールを最後まで観てほしいです。
ちなみに「歌うたいのバラッド」は本編でも使用されていて、”好き”を閉ざした少年・カイの声を演じた下田翔大くんが熱唱する部分もとても素敵です。
『ピーチガール』
(C)2017「ピーチガール」製作委員会 (C)上田美和/講談社
漫画原作を実写化、山本美月さん、伊野尾慧さん主演で上映中です。
この作品もエンドロールが素敵でした。
エンドロール中にキャストのオフショットが流れてきたり、オフショットに対してSNSを模した画面でコメントを発したり、イマドキな要素が詰まっていました。劇中でも、SNSでのやりとりが多く登場していますが、その様子がエンドロールでも楽しめるようになっています。
また、伊野尾さんがジャニーズ事務所所属でネットでの露出がないため、キャストや映画公式のSNSに登場することはありませんが、エンドロールでは伊野尾さんを含めた貴重なオフショットが満載でした。
さらに、こちらの作品もエンドロール後に「おまけ」部分がありましたので、それもお見逃しなく!
キャストが踊るエンドロール
昨年放送された連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』では、作品の面白さに加え、エンディングでキャストが踊っていた”恋ダンス”も話題になりました。その後、『スーパーサラリーマン左江内氏』で、エンディングで大規模なキャストのダンスシーンがあり、現在放送中の『ボク、運命の人です。』も、エンディングで主要キャストである亀梨和也さん、山下智久さん、木村文乃さんがダンスを披露しています。
やはり、最後にダンスがあると盛り上がる!ということで、エンディングでキャストがダンスをする映画の中から、おすすめをいくつかご紹介。
『帝一の國』
(C)2017 フジテレビジョン 集英社 東宝 (C)古屋兎丸/集英社
菅田将暉さん主演で、こちらも上映中です。
エンディングでは作品のヒロインとして登場した永野芽郁さんがギターを持って、主題歌のクリープハイプの曲に合わせてダンスをしています。
4月末に公開されているので、上映回数も少しずつ減ってきています。気になる方はお早めに!
『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)
アカデミー賞作品賞(第81回)を受賞していることもあり、タイトルやあらすじだけでも、ご存知の方が多いのでは。
エンディング部分では、主人公・ジャマールを演じたデヴ・パテルやヒロインを演じたフリーダ・ピントーらキャスト陣が鮮やかに踊っています。
デヴ・パテルも当時は10代でしたが、日本で今年公開された『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』では色気の漂うオトナな男性に!同一人物とは気づかない方もいるかもしれませんね。『LION』をきかっけに、改めて『スラムドッグ$ミリオネア』を観直すのもおすすめです。
『ジャージー・ボーイズ』(2014)
クリント・イーストウッド監督が映画化したブロードウェイミュージカル作品です。
ミュージカル作品だと、本編が華やかな分、エンドロールでは音楽のみ、映像もシンプルに抑えた作品も多いのですが、『ジャージー・ボーイズ』では、キャストが最後まで歌い踊りまくります。
まさに、エンドロールだけでも一見の価値あり、という作品です。
まとめ
こうしてみるとエンドロールも様々で、作品に合わせて練って作られていることがわかります。
とはいえ観客としては、エンドロールまで楽しく面白い工夫がされていると嬉しかったり。映画といえば本編にこそ魅力があると思ってしまいますが、お気に入りのエンドロール作品を見つけるのも、ひと味違う映画の楽しみ方かもしれませんね。
(文:kamito努)
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