『パワーレンジャー』、押さえておきたい5つのポイント

パワーレンジャー ポスタービジュアル


(C)2016 Lions Gate TM & (C)Toei & SCG P.R.



日本で生まれた特撮戦隊モノがハリウッドで大ウケして、日本よりお金をかけて映画にしたものが『パワーレンジャー』。

私は戦隊モノ自体は子どもの頃にしか見ていなかったので、どんなものかと興味本位で見せてもらったら、これが予想を遥かに超える面白さ!特撮はあんま見たことないし……という方もご安心を。自分も子どもの頃以降全く見ていませんが、楽しめました。

今回は特撮知らずでも楽しめる同作の魅力をお伝えします!

1:どんな話?


紀元前、5人の戦士「パワーレンジャー」によって地球は守られました。

そして現在。

様々なミスから問題児クラスに所属する5人の高校生が、不思議なコインを手にしたことで超人的な力を手に入れてしまいます。

そして彼らの前にかつて世界を守ったパワーレンジャーの一人ゾードンが現れ、再び地球に危機が迫っていることを告げられ、パワーレンジャーになるため特訓を開始……。



2:悩み成長する等身大のヒーローたちにきっと共感


力を手に入れる前は普通の高校生な主人公たち。力を手にしても、大半の子が普通の高校生。だから、ヒーローになる特訓よりも、自分たちの生活で精一杯なのです。

だからヒーローやるより目先のことを!という感じで積極的な子はいません。そんな彼らを責めてはいけません。当時は楽しいことが最優先な時代ですから。

そんなところに共感できないという真面目な人は多分いないでしょう。むしろそんな完璧じゃないところがあるから共感ができるんですよね。



(C)2016 Lions Gate TM & (C)Toei & SCG P.R.



3:溜めて溜めて溜めて、からの~変身!


特撮ヒーローものを見たことがある人ならご存知かもしれませんが、基本的にピンチピンチピンチで、ギリギリまで引っ張ってからの逆転劇という構図があります。

こちらの監督も、さすが分かってらっしゃる!という感じでかなり溜めてくれます。だからこそ盛り上がる変身シーンとそこからのアクションシーン!!

ヒーロースーツもメタリックカラーでかっこいい。さらに盛り上げてくれるのがテーマソングみたいなやつ!もともとあったのかどうかはわかりませんが、とあるシーンからバックミュージックがテーマソングみたいなのになって、キタキタ~って感じでテンション上がります。

特撮ファンじゃない自分がテンション上がったので、特撮ファンならさらに上がると思います!いやあの胸熱な展開はどなたでも「おおっ!」ってなると思います!

パワーレンジャー メイン


(C)2016 Lions Gate TM & (C)Toei & SCG P.R.



4:大きな敵には大きな乗り物!



主人公たちが変身する前に秘密基地的なところ(宇宙船)で紹介される、主人公たちの専用の乗り物。

前述した通り溜めの構図から使用するシーンは結構限られてくるのですが、これらが活躍するシーンも激アツです。

最終的にはそれが予告でも流れてますが変形合体!!いやいや、やっぱり分かってらっしゃる。しかも変形合体するシーンが……。うぉぉぉ、キター!!ってシチュエーションでテンションマックス!



(C)2016 Lions Gate TM & (C)Toei & SCG P.R.



5:バトルフィールドは……


自分が子どもの頃見ていた戦隊モノヒーローというのは、戦う場所がなぜか人気のない丘周辺。このあたりもやはり踏襲されているようで、最初に戦うのが人気のないところ。こういうところもきっちり踏襲されているわけですね。

もちろんなぜそこで戦うことになるのか?という理由もちゃんと説明してくれます。

昔見たような場所で戦ってくれるから、なんか童心が蘇ってきてワクワクできました。



(C)2016 Lions Gate TM & (C)Toei & SCG P.R.



まとめ:戦隊モノをみてなくても全く問題なし


子どもの頃見ていただけで、最近はまったく見ておらず、久々に見たのが同作。ちょっと興味あるな~程度で見に行ってもこんなに楽しめるなんて!。

見終わった後、元ネタを調べたりしていましたが、なるほど。元ネタはこの戦隊モノなんですね~。そういうレベルの人間が見ても楽しめるので、まったく知らなくても楽しめるはず。

さらに楽しめたのは、アメコミネタや有名アクションネタがちりばめられていたところ。思わず笑っちゃいました。

アクションだけでなく、コミカルなシーンや、ヒューマンドラマなどバランス良く詰め込まれていて、期待以上の楽しい映画でした。

戦隊モノファンはもちろん、知らなくても楽しめる夏の大作映画です。

(文:波江智)

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