窪田正孝の怪演再び!『東京喰種 トーキョーグール』での演技はマジで必見!

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東京喰種 トーキョーグール 本ポスター


(C)2017「東京喰種」製作委員会



いよいよ7月29日(土)より公開となる『東京喰種 トーキョーグール』。累計発行部数2300万部を超える人気コミックがアニメ、舞台、ゲームを経て満を持しての実写映画化となりました。

コミック原作の実写映画化は常に賛否の激論が交わされ、本作も実写化が決まった後は不安の声が非常に大きくありました。しかし、予告編が公開されてから一転して期待の声が大きくなり、先日開催された一般向け完成披露試写会で鑑賞された方々からは大絶賛の嵐。

今回はそんな本作の魅力を「1:窪田正孝さんの演技の魅力」、「2:物語が私達の心へ訴えかける力」の2つに絞って語っていきたいと思います。

0:『東京喰種 トーキョーグール』とはどんな話?


『東京喰種 トーキョーグール』の物語をざっくりと説明しますと、

人間と同じ見た目で普通にしてたら人間としか見えないが食べ物は人体、という「喰種(グール)」がいる世界。そんな「喰種(グール)」の臓器を不慮の事故から移植されたしまった主人公のカネキは「半喰種」となってしまい、人間と喰種双方の苦しみを味わいながらも何とか生きていこうとする物語です。

その物語の中で、生きる喜びと苦しみ、大切な人を失う悲しさ、罪悪感を持ちながらも生きたいという葛藤などを描いていきます。



1:窪田正孝さんの怪演は必見!とにかく必見!


東京喰種 トーキョーグール 窪田正孝


(C)2017「東京喰種」製作委員会




映画を見終わった後、深い物語について語りたい気持ちが非常に強くなりましたが、同時に見た人と語りたいと思ったのが「窪田正孝さんの演技が凄まじい」という事でした。

窪田正孝さんの想像を超える怪演は今までも何度か話題になってきましたが、今作でもそれは健在。いや、今作では一段とその怪演が印象に残ります。

何度も「凄まじい・・・」と思うシーンがあるのですが、個人的に強烈だと思ったのは自宅で様々な食べ物を食べようともがき苦しむシーン。「あれ?何を食べてもまずい。なぜだ・・・なぜなんだ!?」と心の叫びが聞こえてくるかのような強烈なシーン。

「半喰種」となった後、それでも人体は食べないという気持ちを強く持ちながらも、血を前にした時に狂って獲物を貪ろうとするような表情と声を見せる姿も非常に強烈でした。

ただ狂ったような演技なのではなく、『東京喰種 トーキョーグール』の物語が「人間」と「喰種(グール)」のどちらの気持ちも理解できる物語となっているからこそ、感情が溢れる演技となっていて映画を見終わった後も脳裏に映像が浮かび続けます。

それでいながら、静かなシーンではおっとりとした表情と目の奥に、悲しみと苦しみが見えるよな気もしました。

そのギャップには多くの方が心奪われ、また窪田正孝さんという一人の俳優の魅力に圧倒され、今までの出演作含めチェックしてみたくなるのではと思います。

東京喰種 トーキョーグール 窪田正孝



2:心に訴えかけてくる力強い物語



映画では人間が「喰種(グール)」を駆逐していく過程でのバトルも描きます。

その駆逐を行う専門機関CCG(喰種対策局:Commission of Counter Ghoul)の捜査官は非常に冷徹。その中心は大泉洋さん演じる真戸呉緒と鈴木伸之さん演じる亜門鋼太朗。情け無しで「喰種(グール)」を駆逐していきます。

原作のエピソードにはなりますが、真戸呉緒の妻である真戸微も捜査官で、殉職しています。それもあり真戸呉緒は「喰種(グール)」を人一倍憎んでいると思われます。

東京喰種 トーキョーグール サブ2


(C)2017「東京喰種」製作委員会





一方カネキが「半喰種」となってしまったことから、我々はカネキの視点から「喰種(グール)」の生きる苦しみを知ります。「喰種(グール)」には人間と同じ感情があります。人を食べることを良いことと思わず、人を殺して食べるのではなく自殺者を拝んで、その人体を食す者もいます。

また、「喰種(グール)」たちが密かに集う喫茶店のマスターは、「喰種(グール)」たちが飢えないように様々面倒見をしたりもしています。「喰種(グール)」たち同士も時に争ったりもしており、生きることの難しさを痛感させられます。

人間を殺すこと、そして食べること、それは私たち人間からしたら到底許容できるものではありません。しかし、なぜか「喰種(グール)」たちに感情移入をしてしまい、価値観や倫理観についてひたすら考えてしまいます。

もちろん現実世界に「喰種(グール)」はいません。しかし、「喰種(グール)」に限らず、価値観や倫理観が本当にそれが正しいものなのかと思うことは現実世界にもあるわけで、映画を見た後見える世界は非常に複雑に感じます。

しかし、そのことこそがこの映画の奥深き魅力なのだと思います。

東京喰種 トーキョーグール サブ4


(C)2017「東京喰種」製作委員会




映画の中身についての話が今回はメインとなっていますが、アクションだったり、喰種が体内から放出する「赫子(カグネ)」の描写の美しさと迫力だったり、映像的な魅力も満載。

あらゆる側面で語りたくなる映画になっているのです。是非映像についても映画鑑賞後に見た方同士で語り合ってみてください。

東京喰種 トーキョーグール サブ3


(C)2017「東京喰種」製作委員会




そんな『東京喰種 トーキョーグール』はいよいよ7月29日(土)より世界公開!(世界公開なんです!)

あらゆる側面から『東京喰種 トーキョーグール』の魅力を味わってみてください。

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(文:柳下修平)

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