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実話…だからリンク!伝説のボクサーを描く2つの映画
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実話…だからリンク!伝説のボクサーを描く2つの映画
現在公開中の、2本のボクシング映画『ビニー/信じる男』と『ハンズ・オブ・ストーン』。2つの作品で、劇中に登場する登場人物がリンクするという、実話ならではの現象が起きている。
映画『ビニー/信じる男』より(C)BLEED FOR THIS, LLC 2016
マーティン・スコセッシが製作総指揮をつとめる、映画『ビニー/信じる男』は、世界チャンピオンに輝いた直後に交通事故で瀕死の重傷を負い、歩けるようになることも不可能と言われる中で自分を信じてトレーニングを重ね、頂点へのカムバックを目指した伝説のボクサー、ビニー・パジェンサの感動の実話を映画化した作品だ。
主人公・ビニーを、『セッション』でその名を一躍轟かせたマイルズ・テラーが徹底した役作りで熱演。そしてマイク・タイソンを世界チャンピオンに押し上げた経歴を持つビニーのトレーナー、ケビン・ルーニー役を『ハドソン川の奇跡』のアーロン・エッカート演じ、観る者の魂を震わせる熱い映画となっている。
ビニーは事故後カムバックし、世界チャンピオンの座をかけて闘う劇中最後の試合で、“石の拳”の異名を世界に轟かせていたロベルト・デュランと対戦する(下写真のシーン)。
映画『ビニー/信じる男』より(C)BLEED FOR THIS, LLC 2016
その、ロベルト・デュランを主人公にした作品が、新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2017/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」で上映中の映画『ハンズ・オブ・ストーン』だ。
映画『ハンズ・オブ・ストーン』より (C)2014 LA PIEDRA FILMS, S.A. ARTWORK (C)2016 THE WEINSTEIN COMPANY
映画『ハンズ・オブ・ストーン』は、貧困と犯罪がはびこるスラム街で生まれ育ち、119戦103勝、KO70回と素晴らしい記録を残し、後に4階級制覇を成し遂げた伝説のボクサー、ロベルト・デュランの物語。チャンピオンの座に就いた後の再戦で、第8ラウンドに「ノー・マス」という言葉を放ち、突如として試合放棄してしまった、伝説の「ノー・マス事件」の真相を描く。
全く別の作品でありながら、物語内でリンクするのは、まさに実話を元にした作品ならではのこと。『ビニー/信じる男』と『ハンズ・オブ・ストーン』、2つの作品をハシゴして観るのも、また映画ならではの楽しみ方だろう。2人の伝説のボクサーがが魅せる夏よりもアツい物語に、この夏どっぷり浸かってみては。
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