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2017年08月10日

『手裏剣戦隊ニンニンジャー』“伝説の忍者”登場に狂喜乱舞【篠宮暁の特撮辞典・第12回】

『手裏剣戦隊ニンニンジャー』“伝説の忍者”登場に狂喜乱舞【篠宮暁の特撮辞典・第12回】

スーパー戦隊シリーズ 手裏剣戦隊ニンニンジャー VOL.1 [DVD]



【オジンオズボーン・篠宮暁の特撮辞典】

子どもから人気を集める“忍者”も「スーパー戦隊」に登場


いつの時代も子どもから圧倒的な人気を得てきたヒーロー、忍者。

古くは「真田十勇士」で有名な猿飛佐助。忍者といえば伊賀のイメージを決定的にした服部半蔵。特撮でいえば、『仮面の忍者 赤影』や「仮面ライダー」に「赤影」の要素を加えて制作された、といわれてる『変身忍者 嵐』などがあります。

そして1994年、ついにスーパー戦隊にも忍者ヒーローが登場しました。

忍者戦隊カクレンジャー Vol.1 [DVD]



『忍者戦隊カクレンジャー』です。

多彩な忍法アクション、印籠型のアイテムを使っての変身、お城をモチーフにした巨大ロボット、妖怪軍団との熾烈な闘いなど、子どもの喜ぶ要素をふんだんに盛り込んだ「カクレンジャー」は、その後の特撮に多大な影響を与えました。

忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE [DVD]



8年後の2002年には、忍者モチーフ2作目の『忍風戦隊ハリケンジャー』が登場。

塩谷瞬さん、山本康平さん、長澤奈央さんの熱演に加え、「カクレンジャー」をさらに進化させた流派という要素を取り入れ、疾風流のハリケンジャー、迅雷流のゴウライジャーの対立、そこからの共闘はファンを熱狂させました。

その熱は何年経っても冷めず、なんと10年後に続編が作られるという事態にまでなりました。

そんなこんながあり、2015年に3番目の忍者戦隊『手裏剣戦隊ニンニンジャー』が登場します。

3組の忍者ヒーローが大暴れ!


手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE 恐竜殿さまアッパレ忍法帖!



1975年に始まった『秘密戦隊ゴレンジャー』から数えて40周年ということで、ゲストで「カクレンジャー」と「ハリケンジャー」が出てきそうだなと思ってたんですが、第7話で早々にその願いが叶うことになります。

小川輝晃さんが演じたニンジャレッド・サスケと、塩谷瞬さん演じたハリケンレッド・椎名鷹介がなんと同時にゲスト出演。「ニンニンジャー」を食う程の存在感で、Twitterのタイムラインはまるで嵐のようになっていました。

「こんな早くに、このレベルのお祭りをやってしまって『ニンニンジャー』大丈夫?」と思ってたんですが、さらなるお祭りが用意されていたのです。僕が見た初めての忍者のヒーロー、ジライヤまでもが「ニンニンジャー」に登場しました。

伝説の忍者現る! とびっきりのサプライズ


世界忍者戦ジライヤ Vol.1 [DVD]



『世界忍者戦ジライヤ』は、1988年に放映されていた『宇宙刑事ギャバン』から始まった「メタルヒーロー」シリーズの第7作で、僕が5歳の時の作品です。

串田アキラさんの歌うオープニングテーマは、5歳の僕の心を鷲掴みにし、“世界忍者戦”とだけあって、各国の忍者がジライヤに勝負を挑む設定にワクワクし、途中、ジライヤがやられるもパワーアップするシーンに虜になり、後半現れる聖徳太子が作ったとされる巨大ロボ・磁雷神の登場にノックアウトされました。

そのジライヤが27年の時を経て登場。しかも当時ジライヤこと山地闘破を演じられてた、筒井巧さんご本人の姿をテレビで見れたわけですから、それはそれは狂喜乱舞でした。

ジライヤのオープニングをオマージュした「ニンニンジャー」第34話のシーンは、永久保存ものでございます。

とびっきりのサプライズを盛り込んでくれたこの作品、他にもまだまだサプライズがありますので是非ご確認ください。

以上、オジンオズボーン・シノビヤアキラでした。

(文:オジンオズボーン・篠宮暁)

※この記事は、WEBサイト「WB」にて以前連載していたものを、再編集したものです

以前の記事はこちらから
【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】も連載中!

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