特撮向上委員会
期待高まる「ルパパト」1話の感想&『獣電戦隊キョウリュウジャー』新作に歓喜!
期待高まる「ルパパト」1話の感想&『獣電戦隊キョウリュウジャー』新作に歓喜!
4年前、これぞ王道のスーパー戦隊で最高に面白かったと拍手喝采のなか最終回を迎えた『獣電戦隊キョウリュウジャー』が、まさかまさかの33.5話という形で完全新作エピソードをネットで発表しました。
全く情報を知らなかった僕はまさに青天の霹靂。しかもオリジナルキャスト。
最初、竜星涼さんが出てきた時、あまりに変わってなさすぎてるし、「パリコレを経た竜星さんがまたキングをやってくれるはずないから、過去の映像をつなぎ合わせてるのかな」くらいに思ってたら、驚きの新撮。
竜星さんだけでも大満足なのに、6人とも勢ぞろい。更にはトリン、キャンデリラ、ラッキューロも漏れることなく登場。
尺もたった5分とかでも全然構わないのに、がっつり30分弱。
使い回しではない正真正銘の新デーボモンスター。それも、キョウリュウジャーのファンという唸る設定のモンスター。
『非公認戦隊アキバレンジャー』かと思うほどのメタ的で、スーパー戦隊愛ある演出。それもそのはず、監督は加藤弘之監督で脚本は三条陸先生という徹底ぶり。
スーツアクターさんこそ違いましたが、そこにケチつけるやつがどこにいましょうか。
カーニバル、ライデンキョウリュウジンまでも出して、お金大丈夫ですかと変な心配してしまう始末。
そして33.5話というところがにくい。
34話からはクライマックスに向かって途切れなく盛り上がって行くので新作挟むにはまさに絶妙な位置。
この細かいところは本当に大事。
「デーボスはブレイブを持てない」というセリフが今回挟まれてましたが、このセリフを聞いた上でトリンの一連を見たらさらにグッときてしまいそう。
このサプライズは「ブレイブフロンティア2」というゲームの宣伝とのことらしいんですが、作中に宣伝するようなセリフは出てきません。
しかしそれにより、逆に「ブレイブフロンティア2」が気になるようになってるし、「キョウリュウジャー」の新作ありがとう、ということで実際ダウンロードしてゲームする特撮ファンも多いかと思います。
宣伝しないことが宣伝になってるというプロモーション、お見事!
とにもかくにも感謝の気持ちで一杯です。
「キョウリュウジャー」は作風こそ王道のスーパー戦隊と言われていますが、2017年に韓国の俳優で『獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ』という新作が作られるなど、多様な展開を見せる、かなり特殊なスーパー戦隊です。
今回のコラボレーションによって、また新たに枠が広がったスーパー戦隊。
「キョウリュウジャー」がさらに広げていくのか、はたまた違うスーパー戦隊が今回のように驚かせてくれるのか、目が離せません。
(文:オジンオズボーン・篠宮暁)
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