『ゲティ家の身代金』公開記念!ハリウッドが誇るオーバー70の巨匠監督特集



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リドリー・スコット監督の最新作『ゲティ家の身代金』が2018年5月25日(金)より公開される。80歳を超える大ベテラン俳優のクリストファー・プラマーとリドリー・スコット監督がタッグを組んだ本作にちなみ、現在もハリウッドで活躍する監督歴40年以上の名匠監督たちを、シネマズ独占で紹介していく。

5つの時代でヒットを連発!誰もが知る有名監督
スティーヴン・スピルバーグ(71歳)/監督歴:47年



70年代に『ジョーズ』『未知との遭遇』、80年代に『E.T.』『インディ・ジョーンズ』シリーズ、90年代に『ジュラシック・パーク』シリーズと、次々と大ヒット作を連発。その勢いは21世紀に入っても止まることなく、00年代には『A.I.』『ターミナル』『宇宙戦争』、最近では『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『レディ・プレイヤー1』という全く異なるジャンルの映画を監督し、どちらも世界的なヒットを記録している。今後も『インディ・ジョーンズ』最新作のほか複数の公開作品が控えており、世界中の映画ファンを楽しませてくれるはずだ。

2丁拳銃と白い鳩!アジアが誇る巨匠
ジョン・ウー(72歳)/監督歴:45年


アジア人監督としてハリウッドで成功を収め、ロングコートと2丁拳銃によるアクションや、白い鳩などが印象的な戦闘シーンで熱狂的なファンを生み出したジョン・ウー。近年は福山雅治とチャン・ハンユーがW主演を務めた『マンハント』を監督し、変わらぬジョン・ウーアクションで楽しませてくれた。

ハリウッドに愛され、ハリウッドに背を向けたアーティスト
ウディ・アレン(82歳)/監督歴:52年


近年の「#MeToo」ムーブメントによって、養女に対する性的虐待疑惑が再熱したウディ・アレンだが、監督、脚本、俳優、小説家、クラリネット奏者まで務める超一流アーティストであり、アカデミー賞には最多となる24回もノミネートされている。監督賞を1回、脚本賞を3回受賞しているにも関わらず、授賞式には過去に1回しか出席したことがないなど、かなり自由。最近では、『カフェ・ソサエティ』がカンヌのオープニングを飾り、今年も『女と男の観覧車』の日本公開(6月23日)が待機するなど、表現者としての道を突き進んでいる。

現代を生きる最高の映画人
クリント・イーストウッド(87歳)/監督歴:47年


『荒野の用心棒』や『ダーティハリー』シリーズを始めとするアクション俳優としての側面、『グラン・トリノ』や『ミリオンダラー・ベイビー』で魅せた芝居の妙、そしてアクションから社会派作品まで手掛ける監督としての手腕…と、映画人としての評価ポイントが多岐にわたるイーストウッド。90歳近い年齢にも関わらず、最新作『15時17分、パリ行き』では、事件の当事者を本人役に起用するというアイデアで観客を引き込んだ。ここに挙げたベテラン監督陣のさらに10歳年上にも関わらず、衰えることを知らないその生き様と映画愛に、畏敬の念を抱かざるを得ない。

業界屈指の映像派!こだわりの映画職人
リドリー・スコット(80歳)/監督歴:41年


『ブレードランナー』や『エイリアン』シリーズで知られ、映像に関するあらゆる技術を熟知し、美術や照明にもこだわりぬく映像職人。そのこだわりから神経質で几帳面なイメージを持たれることが多いが、『ゲティ家の身代金』で主演を務めたミシェル・ウィリアムズによれば、“いつも意気揚々と現場に現れ、文句を言わないエネルギッシュでポジティブな人物”とのこと。アングルやキャラクターの動きを全て頭の中に詰め込んで演出しているような職人的な面はありつつも、自分のプランを超える演技を役者に求め、「『俺を驚かせてくれた』っていうのが俺からの最大の褒め言葉だよ」と、役者陣に語ったという。

本作の完成後、全米公開までわずか1カ月というところで、ジャン・ポール・ゲティ役だったケビン・スペイシーが突如降板。リドリー・スコットはすぐに再撮影を決断し、その2週間後には再び映画を完成させた。ミシェルは監督について、「まるで初監督かのように嬉々として撮影を行う」とも語っており、監督の映画愛が、トラブルからの逆転とアカデミー賞やゴールデングローブ賞でのノミネートをもたらしたのだろう。



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『ゲティ家の身代金』は、世界初の億万長者に認定された石油王ジャン・ポール・ゲティが、孫が誘拐され、当時の史上最高額の身代金を要求されたものの、その支払いを拒否した有名な誘拐事件を映画化したもの。人質の母親、アビゲイル・ハリスが息子の救出のため、誘拐犯と身代金を拒む冷酷な大富豪ゲティの間で戦う様を描く。

世間の好奇の目に晒されながらも気丈に大富豪と誘拐犯に立ち向かうアビゲイル・ハリスをミシェル・ウィリアムズが、元CIAの交渉人チェイス役をマーク・ウォールバーグが、億万長者であり狂人というジャン・ポール・ゲティをクリストファー・プラマーが演じるほか、ティモシー・ハットン、ロマン・デュリス、チャーリー・プラマーが名を連ねている。

『ゲティ家の身代金』は、2018年5月25日(金)より全国ロードショー。

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ストーリー


“世界中のすべての金を手にした”といわれる大富豪ゲティ。17歳の孫ポールが誘拐され1700万ドルという破格の身代金を要求されたゲティは、こともあろうことかその支払いを拒否。彼は大富豪であると同時に稀代の守銭奴だったのだ。離婚によりゲティ家を離れ一般家庭の人間となっていたポールの母ゲイルは、息子のために誘拐犯のみならず“世界一の大富豪”とも戦うことに。警察に狂言誘拐を疑われ、マスコミに追い回され、疲弊していくゲイル。一方、一向に身代金が払われる様子がないことに犯人は痺れを切らし、ポールの身に危険が迫っていた。それでもゲティは頑なに支払いを拒む。愛する息子を助け出すため、母は一か八かの賭けに出るのだった…。

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