『私の人生なのに』知英、難役に挑戦し新たな魅力が全開!



©2018『私の人生なのに』フィルムパートナーズ 


こんにちは、八雲ふみねです。

今回ご紹介するのは、現在公開中の『私の人生なのに』。
いやぁ〜、音楽っていいですね〜♪

八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.165



新体操のスター選手として将来を期待されている金城瑞穂は、ある日、脊髄梗塞を発症し、下半身不随となってしまう。将来への夢を断たれた彼女は車椅子生活を余儀なくされることに。

絶望に打ちひしがれる中、ストリートミュージシャンで幼なじみの柏原淳之介と再会。音楽の素晴らしさに気づいた瑞穂は、アコースティックギターを手に、自ら歌うことに目覚めていく…。



©2018『私の人生なのに』フィルムパートナーズ 



絶望の先に見えた“新たな人生”が、いま動き出す!


東きゆう著、清智英原案の小説を原作にした青春ドラマ『私の人生なのに』。不治の病となってしまったオリンピック候補の新体操選手が、音楽との出会いを通じて、自らの人生と向き合っていく姿を映し出しています。

主演を務めるのは、人気K-POPグループKARAの元メンバーであり、『レオン』ではコメディエンヌぶりを発揮した知英。本作では病気と向き合いながら新たな人生に一歩踏み出して行く女性を、繊細に演じています。

知英演じる瑞穂の幼なじみ柏原淳之介役には、デビュー以降、舞台・ドラマ・映画と多方面から注目を集めている若手実力派俳優の稲葉友。瑞穂が通う大学の新体操部アスレティックトレーナー誉田哲二役には、数々の作品で存在感ある演技をみせる落合モトキ。そして根岸季衣、深沢敦、髙橋洋、赤間麻里子などベテラン勢がガッチリと脇を固め、瑞穂の人生を浮き彫りにしています。

メガホンを取ったのは、『全員、片想い~片想いスパイラル~』『小川町セレナーデ』を手がけている原桂之介監督。瑞穂が抱える苦しみ、挫折、決意に優しく寄り添う温かな作品となりました。



©2018『私の人生なのに』フィルムパートナーズ 



明日を生きる。音楽が紡ぎ出す、人生の素晴らしさ。


瑞穂役を演じるにおいて、新体操、車椅子、ギターを弾きながらの歌唱と、様々な準備を重ねて撮影に挑んだ知英。

すべてを完璧にこなしていることに驚きを覚えると同時に、そのひたむきさがそのまま彼女が演じる瑞穂像と重なり、観る者の感情を揺さぶります。
中でも、淳之介とのセッションシーンの見応えは格別。

主題歌でもある「涙の理由」を瑞穂が弾き語る姿は、ライブとしてのクオリティの高さはもちろんのこと、彼女の心の内を綴った歌詞に思わずホロリとくる人も多いことでしょう。

加えて、淳之介が歌う楽曲のうち2曲を稲葉友本人が作曲を手がけているのも、大きな見どころならぬ聴きどころ。言葉が突き刺ささってくるような淳之介の力強い歌唱は、瑞穂ならずとも心を動かされるハズです。

いわゆる“難病もの”とか“障害を乗り越えて頑張ろう!”というような括りの作品ではなく、随所にユーモアを織り交ぜながら、前向きに展開していく本作。悪夢だと信じたいような辛い出来事に出会ったとしても、それでも生きていくって、嬉しいことや楽しいこともある。そんなシンプルなことを丁寧に描いた作品です。

「“瑞穂の物語”であると同時に、映画を観る人の琴線にも触れる物語にしたかった」と原監督が語るように、この映画を観ると、観客ひとりひとりが“私の人生”を思い返すかもしれませんね。



©2018『私の人生なのに』フィルムパートナーズ 



知英、理想の男性は「真ん中」?! 天真爛漫トークで、ファンも登壇者も魅了。


本作の完成披露上映会には、主演の知英、稲葉友、原桂之介監督が登壇。




また初日舞台挨拶には、知英、稲葉友、落合モトキ、原桂之介監督が登壇し、八雲ふみねが司会を務めました。




終始、ほんわかとした雰囲気に包まれた舞台挨拶。
ちょっとした撮影エピソードでも、まるで情景が浮かぶかのようにお話して下さる登壇者の皆さんから、この映画を愛している思いが伝わってきます。

そんな中、稲葉さん演じる淳之介と落合さん演じる哲二について、知英さんの見解を伺うと…。

「二人とも愛しい存在だけど、私としては“真ん中”がいい!」と答える知英さん。

あまりにも天真爛漫なお答えに、登壇者も観客もホッコリ。

そして「大変な役どころにもかかわらず、率先して現場を和ませてくれる」(稲葉)、「日本語が上手!」(落合)と、男性陣の「知英はスゴイ!」トークが始まると、はにかみ笑顔を浮かべる知英さんも、とってもキュートでした。

<作品情報>


私の人生なのに
2018年7月14日から新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督・脚本:原桂之介
原作:清智英、東きゆう「私の人生なのに」(講談社刊)
主題歌:JY「涙の理由」
出演:知英、稲葉友、落合モトキ、蜷川みほ、江田友莉亜、深沢敦、野中隆光、飯田孝男、根岸季衣、高橋洋、赤間麻里子 ほか
©2018『私の人生なのに』フィルムパートナーズ
公式サイト http://watashinojinsei.com/

八雲ふみね fumine yakumo


八雲ふみね

大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
八雲ふみね公式サイト yakumox.com

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