2018年09月28日

『ノッティングヒルの恋人』、今こそ見たいその魅力とは?

『ノッティングヒルの恋人』、今こそ見たいその魅力とは?



ゲストの海外にある第2の故郷をめぐる番組「another sky(アナザースカイ)」(日本テレビ系で毎週金曜23:00〜23:30放送中)。9月28日(金)のゲストはモデルの大石絵理さん。今回は大石さんが20歳のときに半年間留学していたというイギリス、ロンドンを訪れます。

そしてイギリス映画のラブストーリーの定番とも言える『ノッティングヒルの恋人』(1999)のロケ地にも立ち寄るのだそう。

ノッティングヒルの恋人 (字幕版)



ジュリア・ロバーツがアメリカ人女優を、その恋の相手となる売れない本屋を営む男性をヒュー・グラントが演じ、ロマンス作品として今も高い人気を得ています。

今回は、『ノッティングヒルの恋人』をより楽しむための小ネタを挟みながら紹介したいと思います。

あらすじから結末まで!


ハリウッドで人気の女優、アナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)はある日、イギリス、ロンドン西部のノティングヒルにある書店に立ち寄りました。そこで出会ったのが店主のウィリアム(ヒュー・グラント)です。

ウィリアムは穏やかな性格ですがどこか頼りなく、離婚歴もあります。そんな、どこにでもいる青年・ウィリアムと大女優が恋に落ちる夢のようなストーリー。

途中、ウィリアムは雑誌のライターに扮してアナと会ったり、妹の誕生日パーティーにアナが訪れたり、そしてマスコミに追われたりと多難が待ち受けていますが、ウィリアムの家族や友人の支えもあってふたりの恋は見事に成就するのです!

最後にウィリアムがアナに告白するところも、相手が大女優だからこそのシチュエーション。現実には考えにくい設定、展開ながら、ついついふたりを応援したくなる今なおファンの多いラブロマンス作品です。

見どころ


ジュリア・ロバーツの可愛らしさ、ヒュー・グラントの好青年ぶり


『プリティ・ウーマン』(1990)やアカデミー賞主演女優賞を受賞した『エリン・ブロコビッチ』(2001)など名作にも数多く出演している大女優のひとりであるジュリア・ロバーツ。最近では、『ワンダー 君は太陽』で主人公オギーの母親を演じていました。

そしてその相手役を務めたヒュー・グラントの代表作といえば『ブリジット・ジョーンズの日記』でしょうか。『ノッティングヒルの恋人』のウィリアムも、どちらかといえばダメ男な傾向にありますが、コミカルでダメ男を演じることが多い俳優です。

本作は、ふたりが30代だったころの作品です。大人の色気を感じさせながらも、ジュリア・ロバーツ演じるアナは品があってとってもキュート。一方、女優としての場面では、貫禄のあるたたずまいでアナとジュリア・ロバーツ本人が重なってみえる場面もありました。
そしてヒュー・グラントも美青年ぶりを発揮しています。売れない書店の店員といっても、雰囲気があって微笑み方が素敵、そのうえ優しく、大女優が惚れるのもわかるかも・・・。

夢のあるストーリーとして完璧すぎる設定と展開ですが、ふたりの魅力があふれているからこそ長きにわたって人気の作品です。ずっと観ていたくなるふたりを、わずか2時間ながらじっくり、たっぷりと堪能できますよ。

ウィリアムの周りの人たちが良い


ウィリアムの同居人、スパイクのコミカルなキャラクターは、観る人の心を掴みますね。演じたリス・エヴァンス自身がコメディアンとしての一面を持っています。『アメイジング・スパイダーマン』(2012)、『アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』(2016)にも出演しており、知っている人も多いかもしれません。

そしてウィリアムの妹、ハニーも強烈なファッションセンスとハイテンションぶりにおどろかされました。とはいえ兄思いで心優しい妹です。ウィリアムの友人夫妻とともに、最後に活躍する場面があるので見逃せません。

アナとウィリアムのラブストーリーながら、周りの人たちの優しさやあたたかさにもホロリとさせられるのが見どころのひとつです。

映画ならではの世界観に浸れる


ハリウッド女優としがない書店員が恋に落ちるなんて・・・、と思っている人も大丈夫。観はじめるとロマンチックな展開に惹きつけられ、後半になるにつれふたりを応援していること間違いなし。

ウィリアムから別れを告げられた際の「私もひとりの女よ。好きな男の人に愛して欲しいと願っている」というアナのセリフは名言として受け継がれています。ロマンチックで幻想的なストーリーのなかに、ふたりのリアルな気持ちも含まれていて、共感できる場面もありました。

思わずうっとりする、映画ならではの世界観に浸りながら、ふたりの切実な想いにも寄り添ってみてください。

あなたは気づいた? 『ノッティングヒルの恋人』驚きの場面


ウィリアムとアナがぶつかってしまった場面


飲み物を買いに行ったウィリアムが、アナと曲がり角でぶつかってしまい、オレンジジュースをかけてしまう場面があります。このときのアナのサングラスに音声マイクや撮影のクルーが映りこんでしまっています。

結構ハッキリ映っていますね!

映画『ハムナプトラ』出演の俳優がカメオ出演していた


映画『ハムナプトラ / 失われた砂漠の都』(1999)に出演していたイギリスの俳優オミッド・ジャリリがコーヒーショップのレジの店員としてカメオ出演しています。

エンドロールでのクレジットもないので、気づいていない人も多いかも・・・。

劇中でジュリア・ロバーツがギャラを暴露!


ウィリアムの妹・ハニーの誕生日会で、アナが最新出演映画のギャラを尋ねられる場面があります。そこで「1500万ドル」と答えています。日本円にしておよそ15億。

これが『ノッティングヒルの恋人』でジュリア・ロバーツに支払われたギャランティの総額だと言われています。

「another sky」を見ながら、ロケ地巡りの気分を味わって


さて、本日放送の「another sky」ではゲストの大石絵理さんが『ノッティングヒルの恋人』に登場する馴染みのあるロケ地を訪れるそう。

ウィリアムが住んでいた青いドアの家は今もあるそうですね。劇中では青い支柱に青いドアでしたが、現在支柱は白に塗り替えられているのだとか。

ほかにも、劇中の映画デートの場面で使用された映画館は「コロネシネマ」という場所です。1872年に劇場としてオープンした歴史のある映画館で、当時から内部の構造は変わっていません。毎年カウントダウンライブなども行われるそうですよ。

ぜひ「another sky」を観ながら『ノッティングヒルの恋人』のロケ地巡りの気分も味わってください。映画をご覧になっていない方はぜひこの機会に!

なお本日の「another sky」は通常より遅い23:35〜24:05の放送です。お間違いなく。

(文:kamito努)

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