村上春樹原作小説を韓国で映画化!『バーニング 劇場版』日本公開決定



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村上春樹「納屋を焼く」を原作とするイ・チャンドン監督8年ぶりの新作『バーニング 劇場版』が2019年2月よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開されることが決定した。


本年度、第71回カンヌ国際映画祭のコンペディション部門の招待作評点を集計する、スクリーン デイリーで歴代最高評価(3.8点/4点満点中)を獲得し、圧倒的な作品評価によって国際批評家連盟賞を受賞した『バーニング』。
巨匠イ・チャンドン監督の8年ぶりの新作は、日本が世界に誇る小説家、村上春樹の「納屋を焼く」を原作とし、設定はそのままに物語を大胆にアレンジし映画オリジナルのストーリーを構築。原作の中にある小さな謎を拡大し、さらに繋げることでより映画らしいエンタテインメント作品として見事に作り上げた。

本作では小説家を目指しアルバイトを転々として生きる主人公ジョンスが、幼馴染のヘミから正体不明の男ベンを紹介されたことによって不可思議なことが起こり始める。シーンシーンに伏線となる鍵が埋め込まれ、観るたびに新たな見解を呼び起こす究極のミステリーだ。
また、キャラクターそれぞれの生活を通していまの若者が感じている、将来に希望を持てない“無力”さと、どこに向けて良いか分からない“怒り”を赤裸々に描きだし、現代社会の裏側を繊細に表現。イ・チャンドン監督のストーリーテラーとしての才能を本作でもいかんなく発揮している。

主人公のジョンスには『ベテラン』で強烈な悪役を演じながら『王の運命~歴史を変えた八日間~』などの時代劇もこなし、毎回違ったキャラクターを完璧に演じる韓国を代表する演技派俳優のユ・アイン。ジョンスの人生に影響を与える謎の男ベンには、TV「ウォーキング・デッド」シリーズのグレン役を演じ日本でも人気沸騰中のスティーブン・ユァン。本作では知的でミステリアスな男という、今までのイメージを覆す役柄に挑戦した。ジョンスの幼馴染のヘミを演じたのはオーディションで選ばれた新人女優のチョン・ジョンソが大抜擢。映画初出演ながら大胆なベットシーンを見事にこなし、物語の重要な鍵となる役柄を演じきった。イ・チャンドン監督はソル・ギョング、ムン・ソリといった韓国を代表する俳優も発掘しており、今後のチョン・ジョンソの活躍も期待されている。また、イ・チャンドン監督の8年ぶりの新作ということでスタッフ陣も精鋭がそろった。『母なる証明』『哭声/コクソン』などを手掛けた撮影監督ホン・ギョンピョン、『ペパーミント・キャンディ』から監督とタッグを組み続ける美術監督シン・ジョムヒなど実力のあるスタッフが集結した。

嘘と真実、現実と幻想の不確かな境界線を見事に描き出す映像美、謎が謎を呼び、ワンシーンも見逃せない完ぺきな伏線が引かれるストーリー、そして衝撃的なラスト・シーン。イ・チャンドン監督8年ぶりの新作は、最もミステリアスで最も魅力的なエンタテインメント作品として観客の心を強く引き付ける。




ストーリー概要



小説家を目指しながら、バイトで生計を立てるジョンス(ユ・アイン)は、偶然幼馴染のヘミ(チョン・ジョンソ)と出会う。ヘミからアフリカ旅行へ行く間、飼っている猫の世話を頼まれるジョンス。旅行から戻ったヘミはアフリカで出会ったという謎の男ベン(スティーブン・ユァン)を紹介する。ある日、ベンはヘミと共にジョンスの家を訪れ、自分の秘密を打ち明ける。“僕は時々ビニールハウスを燃やしています”―。そこから、ジョンスは恐ろしい予感を感じずにはいられなくなるのだった・・・。

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