2018年10月19日

福士蒼汰の出演作品、今こそ見直したいアレとかコレとか

福士蒼汰の出演作品、今こそ見直したいアレとかコレとか



©2018「旅猫リポート」製作委員会 ©有川浩/講談社 


ゲストが海外にある第2の故郷をめぐる番組「another sky(アナザースカイ)」(日本テレビ系で毎週金曜23:00〜23:30放送中)。10月19日(日)は、福士蒼汰さんが出演します。

4年前に初めて一人旅をしたというアメリカ、ニューヨークを再訪する福士さん。10月26日(金)には主演映画『旅猫リポート』の公開も控えており、改めて福士さんの出演作品を観返したい! と感じてる人も多いのでは。

今回は、2018年に出演した映画を中心に、『旅猫リポート』公開に合わせ、優しく穏やかな福士蒼汰さんのお芝居が観られる作品をご紹介します。

今年すでに公開された新作も見逃せない!


『曇天に笑う』




 ©2018「曇天に笑う」製作委員会


福士さんが出演する映画で、今年最初に公開されたのが『曇天に笑う』。唐々煙さんによる漫画を原作に、実写化されました。明治維新以降の日本を舞台に、福士さんは主人公の曇家の第14代当主、曇天火(くもう てんか)を演じています。

「仮面ライダー」シリーズや、映画『無限の住人』(2017)でもアクションシーンなどがありましたが、主演として激しいアクションに挑むのは初めて。登場人物のほとんどがアクションに挑戦しているなか、圧巻の存在感を見せつけていました。

そして、天火は陽気で快活。映画『ちょっと今から仕事やめてくる』(2017)でも、関西弁のはつらつとした印象の青年を演じていましたが、鍛錬を惜しまず、前向き天火もよかったですね。

『ラプラスの魔女』




 (C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会


東野圭吾さんの小説を原作に、離れた場所で起こった硫化水素中毒による2つの事件を追うミステリー作品です。失踪中の青年、甘粕謙人を演じた福士さん。
主人公の青江(櫻井翔)を翻弄した円華(広瀬すず)が、事件を解く鍵を握っているであろう甘粕を探していました。

ミステリアスな印象の男性を演じたという点で、新しい福士さんを見ることができた作品だったのでは。かといって浮世離れしたキャラクターではなく、甘粕が持つ悲しみや憎しみといった感情に観ていて寄り添うことができました。

三池崇史監督作品に出演するのは、『神さまの言うとおり』(2014)、『無限の住人』(2017)に続いて3作目。その度に、印象の違う福士さんが観られます。『ラプラスの魔女』は11月14日(水)にBlu-ray&DVD発売、レンタル開始です。ご覧になっていない方もこの機会にぜひ!

『BLEACH』




 (C)久保帯人/集英社 (C)2018 映画「BLEACH」製作委員会 


久保帯人さんによる同名漫画を原作に実写化されました。主人公・黒崎一護を福士さんが演じ、ヒロインには杉咲花さんが出演したほか、吉沢亮さん、早乙女太一さん、MIYAVIさんなど様々な舞台で活躍する役者がメインキャストとして集結しました。

こちらも『曇天に笑う』同様、アクションシーンが見どころの一つ。本作では吉沢亮さん演じるえ石田雨竜(うりゅう)と協力して対決するシーンが特に迫力満点で、軽やかで達者な身体の動かし方に興奮させられます。

漫画原作の雰囲気を大切にしながら、実写ならでは動きや見せ方、凄みを感じられる作品です。11月7日(水)より先行デジタル配信、12月5日(水)にBlu-ray&DVD発売、レンタル同時開始となります。

『旅猫リポート』に合わせて観たい作品


ここからは、優しく穏やかな福士蒼汰さんのお芝居が観られる映画3作品をご紹介します。

『好きっていいなよ。』(2014)


好きっていいなよ。



葉月かなえさんの漫画を原作に実写化されました。作品のヒロインであり主人公の橘めいを川口春奈さん、その相手となる黒沢大和を福士さんが演じW主演を務めました。

福士さんにとって、少女漫画を原作に、青春、恋愛を描く作品に出演したのはこれが初めて。今となっては当時の初々しい様子が観られる貴重な1本です。学校一のモテ男っぷりも似合っていますが、主人公のめいに見惚れてまっすぐに恋愛をする姿が何よりかっこいいです。

2014年といえば、2013年に朝ドラ「あまちゃん」を経験し、ドラマ「弱くても勝てます 〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜」や「きょうは会社休みます。」などに相次いで出演、人気急上昇中の真っ最中でした。わずか4年前とはいえ、福士さんの目覚ましい向上におどろかされます。

『ストロボ・エッジ』(2015)


ストロボ・エッジ



咲坂伊緒さんの漫画を原作に、ヒロインで主人公の木下仁菜子を有村架純さん、その相手役となる一ノ瀬蓮を福士さん、三角関係にも発展する安堂拓海を山田裕貴さんが演じ、映画化されました。

高校生ならではの爽やかさと淡い恋心に切なくなる場面もありますが、全体を通していつも穏やかで、仁菜子に優しい蓮は、これまで福士さんが演じたキャラクターの中でも特にキュンとさせられ、時折見せる切実な表情にも惹かれます。

仮装をして楽しむ文化祭の場面から、クライマックスに向けてぐっと観客を引き込んでくれます。まだ観ていないという人も、久しぶりに観直したいという人も、この機会にいかがですか。

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(2016)


ぼくは明日、昨日のきみとデートする



七月隆文さんの小説を原作に実写化されました。『好きっていいなよ。』や『ストロボ・エッジ』に比べると、少し大人な印象を受ける作品です。

京都の美大生・南山を演じた福士さんと、その相手役となる福寿愛美を演じた小松菜奈さん。ファンタジー要素が強く途中までストーリーが掴めませんが、軸にあるのは純粋なラブストーリーで、観る人の共感を呼びます。

時空を行き来するかのような不思議な作品ですが、その度にふたりの距離感が少しずつ違っていて、フィクションならではの面白さもありました。秋の紅葉が深まってくるこの時期にもぴったりの作品です。

another skyは本日23時から! 26日(金)には『旅猫リポート』も公開


こうして並べて見ると、原作のある作品の実写化が多いのですが、漫画だけに偏らず、小説原作の作品もたくさん演じていることがわかります。

華奢で端正なビジュアルと、ラブストーリーからアクションシーンまで幅広い演技に長けていることに加え、福士さんのお芝居は観る人に詩的な印象を与えてくれるのかもしれません。ミステリー作品や、しっとりとした恋愛まで演じられるのは福士さんの魅力です。

本日は23時から「another sky」が放送されます。海外での福士さんを観られる貴重な機会になるかも。ぜひ、出演作品と合わせて楽しんでください。

(文:kamito努)

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