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2019年02月02日

『ちいさな独裁者』ほか、“超絶ヤバい男”が主人公のナチス映画が連続公開!

『ちいさな独裁者』ほか、“超絶ヤバい男”が主人公のナチス映画が連続公開!




毎年のように公開されるナチス映画。ヒトラーやホロコーストを描いたものを中心に、ナチス高官を扱った作品などなど......。そのせいもあり、キャストや監督が代わっただけで、同じ内容や人物を描いたナチス映画が繰り返し公開されている印象は否めない。もちろん、変化球的な作品として、日本でもヒットした現代のドイツに蘇ったアドルフ・ヒトラーが巻き起こす騒動を描く『帰ってきたヒトラー』などの作品もあるが、飽和状態となってしまっているのが現状だ。

そんな中公開を控える『ちいさな独裁者』、1月25日(金)より上映中の『ナチス第三の男』は、まだこんなネタが!と驚かされるナチス映画となっている。『ちいさな独裁者』は脱走兵だった男が偶然拾った軍服で大尉に成りすまし、一時は80人前後の部下を従え、一晩で100人近くを虐殺するなどの大量殺戮を若干二十歳で行った実在の人物を描いた衝撃作。『ナチス第三の男』は、ラインハルト・ハイドリヒ暗殺事件を描いた映画は過去にもあったが、ハイドリヒの内面にまで迫り、ナチス・ドイツで権力を手にしていく様を詳細に描き出した点でかなり珍しい。ぜひ劇場でチェックしてみてはいかがだろうか。

『ちいさな独裁者』2/8(金)公開




(C)2017 - Filmgalerie 451, Alfama Films, Opus Film


1945年4月、終戦まであと1カ月に迫った敗色濃厚なドイツでは兵士の軍規違反が相次いでいた。命からがら部隊を脱走したヘロルトは、打ち捨てられた車両の中で軍服を発見。それを身に纏って大尉に成りすました彼は、道中出会った兵士たちを次々と服従させていく。かくして“ヘロルト親衛隊”のリーダーとなった若き脱走兵は、傲慢な振る舞いをエスカレートさせ、ついには大量殺害へと暴走し始めるが……。

『ナチス第三の男』1/25(金)より上映中




(C)LEGENDE FILMS - RED CROW N PRODUCTIONS ‒ MARS FILMS ‒ FRANCE 2 CINEMA ‒ CARMEL ‒ C2M PRODUCTIONS ‒ HHHH LIMITED ‒ NEXUS FACTORY ‒ BNP PARIBAS FORTIS FILM FINANCE.


第2次大戦下のナチス・ドイツでヒトラー、ヒムラーにつづく「第三の男」と称され、その冷酷さから“金髪の野獣”と呼ばれたラインハルト・ハイドリヒ(ジェイソン・クラーク)。海軍兵士だった彼はナチスドイツに入党し、多くのユダヤ人を虐殺した首謀者として絶大な権力を手に入れる。一方、チェコスロバキア亡命政府の命令で2人の青年がチェコ国内に潜入し、ハイドリヒの暗殺計画を実行しようとしていた。

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