インタビュー

2019年03月08日

川島海荷×桜田通が新感覚のミュージック×恋愛ドラマ『FHIT MUSIC♪ 〜倉木麻衣〜』を語る

川島海荷×桜田通が新感覚のミュージック×恋愛ドラマ『FHIT MUSIC♪ 〜倉木麻衣〜』を語る

3月8日(金)より配信がスタートするdTVの新感覚ドラマ『FHIT MUSIC♪ 〜倉木麻衣〜』。倉木麻衣さんのデビュー20周年を祝したプロジェクトとなる本作は、倉木さんの5つの名曲をミュージック+恋愛ドラマとして楽しめます。さらに、視聴者が主人公の気持ちになって展開を決める“ストーリー選択型”のドラマとして、新たな楽しみ方ができる作品。



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本作で、主人公の凪子を演じた川島海荷さんと、凪子を想い続ける大学の友人・貴也を演じた桜田通さんに撮影中のエピソードや、複数ある中のお気に入りのエンディングなど、作品の魅力を幅広く語っていただきました。



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──今作はストーリー展開が視聴者に委ねられる新感覚の作品ですが、できあがった映像をご覧になっていかがでしたか?



桜田通(以下、桜田):ドラマの最後に選択肢が出てくるというのが初めてだったので、自分が出ていてストーリーもすでに知っているのにすごく面白かったです。

川島海荷(以下、川島):ストーリーがいっぱいある分、撮影中は大変だったんですけど、それだけのボリュームとバリエーションのある作品になっていると思います。



──具体的にどのようなところが大変でした?



川島:「次こっちバージョンやります!」「次こっちバージョンです!」みたいに、同じ場所でいろんなパターンを撮影したところですね。

桜田:1話のシーンのあとに3話のシーン、その次は2話のシーンの撮影というように撮る順番がバラバラだったので、そこは結構大変でしたね。

──気持ちの切り替えも大変そうですね。

川島:そこはすごく鍛えられましたね(笑)。

桜田:凪子役をやっていた川島さんが一番大変だったと思います。選択をする人が凪子なので。僕を含め、周りの人物は選択を投げかける側だったので、ある意味、受動的でよかったんですけど、凪子は自分から動いていかないといけないから、見ていて大変だろうなって思いましたね。



──撮影について2人でお話はされましたか?



桜田:役作りについて深く何かを話すというより、監督も含めて、気持ちの持っていき方とかについて話していました。選択肢によっては、急に未来に飛ぶストーリーもあったので、それがなるべく不自然にならないように、みんなで細かく確認しながら撮影していましたね。



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この作品では、真ん中にいる凪子の選択で凪子の未来が変わっていくじゃないですか。でも貴也はどの世界にいても、僕の中では常に同じでいよう、変えないでいようと思って演じていました。

──全部で4つのエンドがありますが、特にお気に入りのエンドをテーマ曲の名前で教えてください。


川島:私は『Love, Day After Tomorrow』エンドですね。ネタバレになってしまうのであまり詳しくは言えないんですけど、このエンドは良かったなって思いました。

桜田:これよかったですよね。微笑ましかった。

川島:凪子がそのとき抱えている悩みを吹っ切るというか、やっていて気持ちよかったです。

桜田:うん、確かにドラマとしても新しいよね。未来があるようなストーリーで。

川島:でも本当に全部ストーリーが違うから、面白いですよね。

桜田:そうなんですよね。僕としては、『渡月橋 〜君 想ふ〜』エンドを推していきたいですね! これも詳しくは言えないですけど、貴也としてもこのエンドは観てほしいです。

川島:どの選択肢を選んだらそのストーリーに行くのかっていうところも楽しんでほしいですね。

桜田:ストーリーの合間に倉木さんが歌われているシーンも入っているので、楽曲の素晴らしさも感じてもらえると思います。



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──お互いのシーンで好きなシーンはありますか?



桜田:僕は凪子が(兵頭功海演じる)大輝にをかけるシーンが好きでしたね。見ていて気持ちよかったですし、凪子の性格のいい意味で強い部分が一番表れていたので。全体的に凪子は意思の強い女性というイメージだったんですが、そのシーンは特に印象的でしたね。

川島:うれしい。ありがとうございます。私は一番最初の4人でお鍋を食べているシーンですね。

桜田:そこもよかったね!

川島:現場でもすごい盛り上がったし、貴也のキャラクターがよく出ていたなって思いました。桜田さんはずっと「俺は絶対こういうことは言わない」って言っていましたけど(笑)。

桜田:貴也が自分とかけ離れすぎていたんですよね。でも、真逆すぎて演じるのがすごく楽しかったです。ただ、身近に貴也みたいな人がいたら、僕はちょっとうざいなって思っちゃいますね。仲よくはなれない(笑)。



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川島:現場でもずっとそう言ってましたよね(笑)。それを知ってから作品を見るとすごく面白いと思います。あとは、桜田さんはお鍋を取り分けるのがすごく上手でした!

桜田:本当ですか? 手が震えてましたよ(笑)。

川島:器用に取り分けてくれていたので、こういうふうに気が使える男性はモテるだろうな~って思って見ていました(笑)。

──川島さんご自身としては、貴也のような男性はどうですか?

川島:全然ありです! むしろ私は貴也派です(笑)。

桜田:えー! 大輝じゃないんだ。

川島:貴也は面白いし、優しいので。

桜田:確かにいいやつですよね。

川島:ちょっと不器用だし、客観的に見たらかわいいなって思いますね。

桜田:真っ直ぐですよね。

川島:でも、大学生で同い年だったら、もしかしたら、友達としてしか見れないっていうタイプの男の子かも(笑)。



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──現場の雰囲気はいかがでしたか?



桜田:撮影期間は3日間でしたけど、結構4人で話す時間がありましたね。

川島:大輝役の兵頭くんがすごい天然な人でした(笑)。

桜田:彼は目に映るものすべてを喋らないとダメな人なんですよ(笑)。

川島:兵頭くんの性格が、役の大輝と真逆なんです。

桜田:たぶん、僕と功海は演じたキャラクターが逆ですね。そこも含めて面白いなって思いました。

川島:みんな同い年の役ですが、実際は年齢差があるんです。でも、それをあまり気にせずフラットにお話できました。兵頭くんがひたすら突っ込みどころがある性格だったので、それをみんなで突っ込んでいましたね(笑)。

桜田:僕は大学には行ってないんですけど、大学生の友達同士ってこんな感じなのかなって。もちろんみんなオンオフがしっかりしているので、撮影のときは真面目にやっていましたけど、それ以外では本当に大学の友達みたいな感じで話していたので、すごく楽しかったです。



──最後に、この作品を楽しみにしている皆さんへ向けてメッセージをお願いいたします。



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川島:新感覚なドラマを楽しんでほしいです。倉木麻衣さんの楽曲に乗せてキュンキュンするシーンがあったり、逆に衝撃的な展開のシーンもあったりと、新しい形のドラマだと思うので、普段あまりドラマは見ないという方にも見てほしいです。それに、倉木麻衣さんの楽曲に懐かしさを感じたりしながら、楽しんだりしていただけたらと思います。

桜田:倉木さんの楽曲の力をすごく感じられる作品になっています。ストーリー自体にもメッセージ性があって、ひとつの選択でこんなにも未来が変わっていくんだというような。でも人生って確かにそういうものだなって思いますし、ひとつひとつの選択を自分の未来を想像しながら見てほしいです。

見る人によっては突きささる作品でもあると思いますし、もちろん軽い気持ちで見ていただいても大丈夫ですし、自分の人生を考えるきっかけになったらいいなと思っています。女性が主人公ですが、男性が見ても楽しんでもらえると思います!



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『FHIT MUSIC♪ 〜倉木麻衣〜』は動画配信サービス「dTV」にて、3月8日(金)より配信スタートです。

「FHIT MUSIC♪ 〜倉木麻衣〜」公式サイト

(撮影:結城さやか、取材・文:榎本麻紀恵)

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