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『トイ・ストーリー4』完結の“その先”を描けた「5つ」の理由


5:「誰かから必要とされる幸せ」を描いていた!



かのマザー・テレサは、「この世の最大の不幸は、貧しさや病気ではありません。誰からも自分が必要とされていないと感じることです」という言葉を残していました。『トイ・ストーリー』シリーズが素晴らしいのは、おもちゃが生きて動き出すというファンタジーでありながら(だからこそ)、普遍的かつ現実に即した、その「誰かから必要とされる幸せ」を一貫して描いていることにもあるでしょう。

今回の『トイ・ストーリー4』では、ウッディはある大きな決断をすることになります。それはウッディが自分に必要なこと、そして大切なことを、改めて問い直した結果として提示されました。同時にそれは、あらゆる人生における、重大な決断のメタファーであり寓話でもあるのです。この方法(アニメとしての表現および物語)でしか描けないであろう、これまでのシリーズにもあった「誰かから必要とされる幸せ」を改めて、しかもこれまでと違う形で訴えるメッセージの、なんと尊いことでしょうか!それが全く説教くさくないというのも素晴らしい!

その他も褒めても褒め足りないことばかりです。新キャラの“ダッキー”と“バニー”はコメディーリリーフとしても重要で、「1作目で破ってしまった人間の前では動けないというルール」を“逆手に取った”ギャグで大いに笑わせてくれましたし、さらなる新キャラである“デューク・カブーン”(字幕版ではキアヌ・リーブス、吹き替え版では森川智之が声を担当)はその一挙一動の全てに可笑しみがあるほど。ギャグは物語がセンチメンタルになりすぎないように上手く作用しており、ギミックの凝ったアクションもたくさん展開していくため、とにかく「楽しい!」に満ち満ちているのです。

もうこれ以上は言うことはありません。子供から大人まで観る人を選ばず、現実に即したメッセージに涙でき、これまでシリーズを追ってきた人の“特権”としてさらなる感動も約束されていると……これほどまでに「完結の“その先”を描けた最高の映画」は他にはないでしょう!ぜひぜひ、映画館でフィナーレを見届けてください!

(文:ヒナタカ)
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