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ハラハラドキドキだけじゃない!ホラー・スリラー映画のヒットの要因は、“家族ドラマ”にあり!?
ハラハラドキドキだけじゃない!ホラー・スリラー映画のヒットの要因は、“家族ドラマ”にあり!?
全米公開後、低予算ながら初登場No.1を記録し世界中で話題となった『ドント・ブリーズ』のプロデューサー サム・ライミが新たに仕掛ける、究極の極限状態のサバイバルスリラー『クロール ―凶暴領域―』が、10月11日(金)より全国公開される。
サメを遥かに超える獰猛さを持ち、水陸で人間に襲い掛かる地球最強の捕食生物=ワニと、巨大ハリケーンという絶対に生存不可能な最恐最悪の組合せによる究極の極限状態からのサバイバルを描く本作だが、すれ違いの生活を送り、心にわだかまりが残る父娘がピンチを乗り越えながら心を通わせていく“人間ドラマ”が描かれる点も見どころのひとつ。
父親役のバリー・ペッパーは実際に16歳の娘の父親であることから、「バリーにとってこの作品はとても他人事ではなく感じたと思うよ」と指摘するアジャ監督は「自分の人生と共鳴する部分があるので、彼の演技は心に迫るものがあった」と絶賛。
一方、主人公・ヘイリー役のカヤ・スコデラリオについて、『メイズ・ランナー』で共演経験もあることから自然体で演じられたと明かすバリーは「父との確執を抱えている複雑なキャラクターを繊細に演じ分けられる女優だ。彼女の起用はぴったりだった」と称賛していることから、ふたりの迫真の演技が、その“人間ドラマ”を含めた作品全体の質をより素晴らしいものに仕上げていることがわかるはず。
“家族ドラマ”が描かれるホラーやスリラーはヒットする!?
音に反応して人間を襲う“何か”により人類が滅亡の危機に瀕した世界を舞台に、「決して、音を立ててはいけない」というルールを守りながら生きる、1つの家族を描いたサバイバルスリラー『クワイエット・プレイス』(18)では、命を懸けて子どもを守る、究極の家族愛に涙する。そして、行方不明になった娘をSNSを駆使して探す父親の姿を描くサスペンススリラー『search/サーチ』(18)では、強く深い愛で必死に娘を捜索する父親の姿が感動を呼んだ。
また、小さな町で次々に起こる不可解な事件とその謎に立ち向かっていく少年少女の冒険を描く、Netflixの大人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(16~19)でも、突然姿を消した少年ウィルが生きていると信じ続け、周りにどう言われようとも助け出そうと奮闘する母とその息子の家族愛と絆に胸を打たれるなど、スリラーやホラーといったジャンルの傑作映画に“家族ドラマ”は付きもの。いずれの作品もヒットを記録していることから、実は“家族ドラマ”がそのヒットに導く要因のひとつになっているのかも!?
ワニと巨大ハリケーンという絶対に不可能な最強最悪による究極の極限状態からのサバイバルを、父と娘はどうやって乗り越えるのか……“家族ドラマ”に注目しながら確かめてみては?
公開情報
『クロール ―凶暴領域―』
■監督:アレクサンドル・アジャ ■製作:サム・ライミ
■キャスト:カヤ・スコデラリオ、バリー・ペッパー
■全米公開:7月12日(金) ■PG-12
■原題:Crawl ■配給:東和ピクチャーズ
■コピーライト:(C) 2019 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.
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