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2020-02-09

コラム

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』ナダロスを起こしたあの上堀内監督回を振り返る

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

早いものでもう2月、昨日からは『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーVS騎士竜戦隊リュウソウジャー』、そして同時上映でなんと、初の試みとなるシリーズ開始前に次のスーパー戦隊『魔進戦隊キラメイジャー』が劇場公開され、スーパー戦隊が入れ替わるこの季節特有の空気感がすでにちまたに流れています。

もうアナウンスがあったように「キラメイジャー」のパイロット監督は、山口恭平監督。数々のライダー作品を手がけ、記憶に新しいところだと「平成ジェネレーションズForever」で多くの観客を唸らせ、涙させた山口監督が担当されるということで、期待感は膨らむばかり。

仮面ライダーで培った手法をスーパー戦隊に持ち込もうとしてるこのワクワクは、1年前を彷彿させてなりません。

「リュウソウジャー」のパイロット監督を、それこそ「平ジェネForever」の前作、「平ジェネFINAL」のメガホンをとった上堀内佳寿也監督が担当されると知った時の衝撃は1年経った今でもよく覚えています。

というのも『仮面ライダーエグゼイド』でのパラドの水中のシーンや、『仮面ライダービルド』での北都三羽ガラスの描き方、そしてクライマックスで一海がグリスブリザードに変身するシーンの演出にどっぷり心を鷲掴みにされていたため、カミホリ信者の僕としてはスーパー戦隊でもそんな演出が見れるかもしれない、ぜひ見せてくださいと強く想いました。

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そんな中見た「リュウソウジャー」第一話は期待を裏切ることなく、想像を遥かに超えてきたシーンの連続でした。

特に巨大戦が秀逸で、あんなに走るロボを見たのは生まれて初めて。

1話を見た後の高揚感は、しばらくおさまることがありませんでした。

上堀内監督が手掛けた「リュウソウジャー」は
第1話 ケボーン!!竜装者
第2話 ソウルをひとつに
第19話 進撃のティラミーゴ
第20話 至高の芸術家
第32話 憎悪の雨が止む時
第33話 新たなる刺客
の6本。

正直言ってもっとカミホリ色を拝みたかったところではありますが、この6本で十分堪能したんでそこは良しとします。

まだ最終回を迎えてないのでなんとも言えませんが、やはり32話と33話が「リュウソウジャー」で一番胸が熱くなったところではないでしょうか。

ナダ演じる長田成哉さんの演技もかなり良かったですが、カミホリ信者の僕としては32話の頭の上下に入れた黒帯や、カミホリ監督お得意と言ったら失礼になるでしょうか、無音の見事な使い方、特撮作品ではあまり見ないカメラワークとアングルも多用されており、一瞬ハリウッド映画見てるのかなと錯覚してしまうほど。

1話でも驚かせてもらった巨大戦でしたが、32話でも後ろの川で巨大化したジャックオーランタンマイナソーが暴れてる中、ガイソーグに取り憑かれたナダと戦うシーンはたまりませんでした。

33話はもうさすがの一言。

そして、死の描き方は、「ビルド」でも堪能させていただきました。

ナダが死ぬシーン。

カミホリ監督はキャラクターを無駄死にさせません。

一番かっこよく、一番美しく、一番気持ちよくキャラクターの死を描いてくれます。

最後にタブレットに残してあったナダの動画を見るシーンで、思いっきり泣かせていただきました。

もうすぐ最終回。

上堀内監督が担当されるかはわかりませんが、そうなったらナダのシーンのような胸熱をもう一度感じられるかと思います。

「キラメイジャー」へ心移りするのもいいですが、ここはしっかり最後まで「リュウソウジャー」を見届けたいと思います。

(文:篠宮暁)

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