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2020-06-11

コラム

『ドロステのはてで僕ら』レビュー:2分の時差が巻き起こすドタバタSF快作!

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(C)ヨーロッパ企画/トリウッド2020 



新型コロナウイルスによる世界的パニックの影響は当然映画界にも色濃く及んでいますが、そのことで今や日本全国に浸透するミニシアターの経営危機を救おうとするさまざまな運動などを通して、また改めて強くミニシアターというものの存在意義が映画ファンの脳裏に刻み込まれたことかと思われます。

これから紹介する『ドロステのはてで僕ら』も、東京・下北沢トリウッドや京都シネマで現在上映中、今後も全国各地で順次公開予定の作品なのですが、おそらくタイトルだけでは何の映画かよくわからないのでは?

実はこれってタイムトリップを題材にしたSF映画なのでした!

しかも全編長回し1カット撮影!

そして、そして、作り上げたのが……

《キネマニア共和国~レインボー通りの映画街475》

あの上田誠率いる演劇集団ヨーロッパ企画なのでした!
(だから当然ながらに抱腹絶倒の面白さ!)

タイムテレビの発見が巻き起こす
捧腹絶倒の集団劇!


映画『ドロステのはてで僕ら』は、とある雑居ビルの中で繰り広げられていきます。

2階の部屋にいたカトウは、突然聞こえてきた声に反応してテレビを見ると、何とその画面の中には自分の顔が!?

しかも、こちらに向かって話しかけているのです!?

「オレは未来のオレ。つまり2分後のオレなんだ」

??? となる2階のカトウではありましたが、要するに彼が今いる2階の部屋と1階のカフェが、どうも2分の時差でつながっているらしいのです。

そんな“タイムテレビ”の存在を知ったカトウは1階に降りて、カフェの常連客らを巻き込んで、テレビとテレビを向かい合わせてさらなる未来を知ろうとするのですが、そこにカトウが憧れる隣人の理髪師メグミやら、5階の闇金業者、さらには謎の客も登場したりして、事態は加速度的にワヤクチャになっていき、そこにまた未来の整合性といったあらがえない運命みたいなものまで襲いかかってきて……!!!!!

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